多分ダメなヤツ
バナイベのときと同じ。
不安というか、諦めというか、やる前から言い訳しようとする感じ。
バナイベで9位を取らせてもらって多少「やればなんとかなる」って肯定的な感情もあるけど、やっぱ10月のイベントすげぇ憂鬱。
でもランク上げとかキープとか、イベントに向けた調整までリスナーに協力してもらった手前、もうやるしかない。
たとえコケてもやるしかない。
てか、あの時よりも条件は悪い。
バナイベ9位で勢いあるライバー!って感じのときにもっと営業かけていれば。あるいはB2になったからこのままSまで走り抜けます!みたいなこと言って頑張れてれば。そこそこ賑やかな枠になってた可能性は大いにある。
私はそれをしなかった。心がもたないだろうし、ボロも出るだろうし、そもそもキラキラ系の配信がやりたいわけじゃないから。
バナイベが終わってからも自分のスタイルを貫いた結果だから悔いがあるわけじゃない。
でもやっぱ、あのときほど応援しようって思ってもらえる器じゃないと思うし、誕生日祝ってもらうキャラでもないし、なんか私にしてはどっちつかずだなぁって感じ。
立ち絵と名義の権利のためにイベント出てギフトをもらいたい。
でもギフトやイベントとは無縁の枠がやりたい。
IRIAM的には前者が多分正解なんだろう。人気になるのもこのタイプが多いだろう。
それでも私は性格上後者を選びたくなる。
散々リスナーと話した。
一部のリスナーからは「路線変えてリスナー失う覚悟がないだけでしょ」とかキツいことも言われた。
かと思えば他のリスナーからは「路線変えるならもう来ない」と言われた。
そうやって板挟みになって、結局出した答えが「10月はイベントがんばって走る。それ以降は出たいのがあれば出るけど、ランク管理はしない」というなんとも中途半端なもの。
コケるだろうなぁ。つらいなぁ。達成型に逃げたいけど、それすら怪しいんだよなぁ。
別にうちのリスナーがお金ないとかいうわけじゃない。むしろ、たった1ヶ月でC3からB1に上げていただいた。
問題は私なんだよな。未だに「私に投げなくてもいいよ」って言ってる。本心であり強がりでもある。
権利譲渡のこと考えたら投げてほしい。でも他者にお金を使わせることへの抵抗がバナイベを経てもなお消えない。
私にとってはバナイベがピークだった。気持ちも枠の一体感も得られたリザルトも。今後IRIAMであれを超えられるとは思えない。
でも背負うものは同じなんだよね。プレッシャーや不安は同じなんだ。
10万円賭けたら50万円になったという経験をしたとしよう。
そして再度賭けの機会がやってきた。
でも今回は、勝っても50万円になることはほぼ確実になくて、なんなら0円になる可能性が割とあるとしよう。そしてその確率は一切伏せられている。賭けてみないと分からない。
このとき10万円を賭けますか?というのが現状。
もうまじで自分がどうしたいのか分かんないや。
そんな状態で応援してもらおうとしてる自分の図々しさに目眩がする。
穏やかに雑談ばっかして、たまに企画してるだけじゃ人は減っていくことがほとんどだ。
枠周りなり目標設定なりしないと、応援してくれる人は少なくなっていく。
何度もお伝えしているとおり、私は広く浅くが苦手だ。趣味で配信してるのに苦手なことをしたくない。
目標だって、アプリ内で数値化できるものじゃない。誰かに寄り添いたいというなんとも抽象的で、達成しても達成しても終わりがない目標だ。
そうやって、心の平穏のためだ何だと言って苦手なことは避けておきながら立ち絵の権利は欲しいだなんてあまりに勝手だ。
そこまでわかったうえでやっぱり枠周りなんてしたくない。他の人を利用するなんてできない。
うちに来るライバーに「他のライバーなんて利用してなんぼ」みたいなことを言ってる人がいた。
いかにライバーやそのリスナーを巻き込んで投げさせるか、いかに他のライバーを活用するかというおぞましい講釈を聞かされたこともある。
IRIAM的にはそれが正解なんだろう。
だから私もうちのリスナーにもその人を紹介して、その人の思い通りになるよう助力してはきたが、やっぱ気分は良くなかった。
イベント後、うちのリスナーに「応援ありがと^^」的なリプをしてるのを見たとき、すごく悲しくなった。
裏では利用だなんだと言っておきながら表では気弱なライバーを演じてる。でも、お金を使わせておきながらお礼が一言というあたりからはやっぱり本心が垣間見える。
なんで自分のためにこんな冷たいことができるんだろうと思った。価値観が根底から違うんだろう。
こういう人たちにとっては、与えられることは当たり前なんだ。
施しを受けることに躊躇いがないんだ。
そんな人を、(ギフトを気にせず楽しみたいという人が多い)うちのリスナーと繋げてしまったという罪悪感もあった。
この人が間違ってるとは言えないけど、この人は見習いたくないと思った。
それが正解と言われても、私には無理だった。
だから、枠周りして遠回しな売名をしたり、自分の目標のために他の人に時間やお金を使わせることに抵抗がある。
でもそうしないと私の目標は達成できない。
ぶっちゃけ今までの私なら「別の場所で別の名前でやり直します」で終わるはずだったんだけど、リスナーが「『九露瀬』が無くなるのは嫌だ」って言ってくれたし、私自身九露瀬に愛着というか執着し始めてしまった。
何を優先したらいいのか分からない。みんなが「九露瀬がしたいことを教えて」って言ってくれるけどわからない。
「枠周りはしたくない。ギフト前提の企画まみれ配信も嫌だ。雑談メインでたまにイベント出て企画するくらいのスタイルで、権利譲渡の条件を満たしたい\(^o^)/」って言って応援してもらえると考えるほど世の中のことを舐めてない。
理想論が過ぎるって自覚してる。
とはいえもう走るってことは決めたことなんだからやらないと。
…すっかり「〇〇しないと」の義務感が生じてる。私もIRIAMライバーらしくなってきた。
皮肉はさておき、たとえ転けようが、心が折れようが、もうやるしかない。みんなを楽しませたい。権利獲得に少しでも近づきたい。
転けないために、心を保つために、みんなを楽しませるために、九露瀬のために、あと何回かは頑張らないといけない。
今後もIRIAMを趣味として楽しめますように。