Stationery Diary Page28/修正テープ
7月に入りました。暑い毎日が続いておりますがみなさんいかがお過ごしでしょうか?7月は「文月」とも言われますが、その語源にはいくつか説があります。
まず、稲の穂が実る時期という「穂含月(ほふみづき)」が転じた説。七夕の日に詩や歌を詠んで短冊にしたためていた風習から生まれたという説や七夕の時期に書物を虫干ししていたという慣習から生まれた説などがあります。
いずれも、人々の暮らしや気候風土をあらわしていて非常に、情緒的ですよね。昔に比べると非常に厚く秋の気配なんて微塵も感じないような現代ですが、こうして語源をたどると古の人々の営みのなかになんとなく秋の気配も散りばめられていたようにも感じます。
さて、そんな7月の始まりにお話しさせていただくのは「修正テープ」です。1989年にドイツと日本のメーカーによって製造販売が始まった修正テープですが、その種類はどんどん増えて進化を遂げています。
大きく分けて使い切りタイプと詰め替えタイプの2種類があり、ヨコ引きタイプと、タテ引きタイプ、そして細かい修正に便利やペンタイプがあります。テープ幅は2.5mmから8.4mmまでと幅広く、なかでも5mmが主流となっています。
サイズもペンケースに入るものや、消しゴムサイズの非常にコンパクトなものもあります。本体のカラーバリエーションも豊富なので、推し活のひとつとして推しのカラーを購入される方もいらっしゃるそうですよ。
最近、学生さんを中心に人気なのがコクヨさんの「キャンパス ノートのための修正テープ」です。名前のごとくノートのための修正テープということでキャンパスノートの字幅に合わせたテープ幅が最大の特徴です。そして、そのテープの色も純白ではなく生成色なので、ノートになじむ設計になっています。学生さんにも人気なのですが、手帳にもこの生成り色はなじみやすいので手帳デコを楽しんでらっしゃる方にも人気だそうです。
また、初心者の方や力加減が難しいといった方におすすめなのがトンボ鉛筆さんの「モノエアー」です。こちらは、テープの走りをコントロールする独自機構「エアータッチシステム」を搭載しておりまして、修正テープを切るための抵抗を軽減しているのが特徴です。
私も実際にお店で試してみたのですが、びっくりするほどすぅーっと滑らかで軽い使い心地なので、初めて修正テープを使う方にも大変おすすめです。