Онлайн обучение русского языка /日本にいながらロシア語語学留学

語学を学ぶ方法の一つとして、現地に滞在して学ぶことが最も効果的だと言われている。筆者はロシア語を学ぶためにロシアへ1年間留学した経験がある。今年に入ってからは、あの頃の自分と同じような感覚で『ロシアへ留学しよう』とは思えない人がいるのではないかと思うと、非常に複雑な気持ちになる。親の立場であれば、例えば、大学生の子どもをロシア留学へ送り出して良いのかどうか、一度は思い悩むと思う。

ロシアへ語学留学した経験を持つ筆者からみて、当時の授業風景そのままを思い出させるような、質の高い動画を投稿しているYoutubeチャンネルを見つけたので、ここにご紹介する。

Youtubeチャンネル『О русском по-русски』。『ロシア語についてロシア語で』、ロシア語初級者にとってもわかりやすいチャンネル名だ。

語学留学とはつまり、『ロシア語でロシア語を学ぶ』ことである。つまり、ロシア語で書かれた教科書で、ロシア語で解説を受けながら、ロシア語を学ぶということ。このチャンネルで公開されている授業を順番に学んでいけば、日本にいながらにしてロシア留学を体験することができる。

対面の授業ではないため、ついつい動画を逐一一時停止して辞書を取って調べてみたくなるかもしれないが、そこは我慢。(字幕も我慢。)本当の対面授業では辞書を引くような余裕はまったくないのだから(笑)。

実際の留学で体験するのはこうだ。話のテーマがまったく分からない状態で授業が始まり、先生から質問に当てられて、質問の意味もわけも分からずヘンテコな答えを言うしかなく、他の先輩クラスメートの前に顔を真っ赤にしながら、残りの授業時間を必死に過ごしていく。『はあ、今日も最後まで分からなかった・・・』という日々をしばらく過ごしてから、ようやく少しずつ授業に参加できるようになっていくのだ。

勉強への活用方法としてお勧めするのは、動画を一時停止せず(字幕なし)、とにかく最後まで視聴する。動画が終わってしまったら、もう一度同じ動画の視聴にトライする。授業の最初に出てくる単語(または動画のタイトル)を辞書で調べ、テーマを理解できたなら、動画の続きをもう一度辞書なしで視聴する。大事なのは、頭の中にある日本語の教科書で学んだ基礎文法の知識を、辞書がない状態で、先生の話しているロシア語の解説と結び付けられるかどうか。こういった脳内活動を再現できれば、実際のロシア留学と同じような時間を体験できることになる。

Youtubeチャンネル『О русском по-русски』へいったら、再生リストから動画を探すことをお勧めする。

『Существительные. Падежи.』

『Глагол НСВ и СВ (совершенный вид и не совершенный вид)』

『Глаголы движения』

『предлоги』

『Прилагательные. Падежи.』

というタイトルの再生リストから始めてみてはいかがだろうか。今ここに並べられた単語を見て意味がわからなくても、辞書引きは我慢して動画を探してみてほしい。もう一つのポイントとして、日本の教科書で学ぶ順番通りに学ぼうと動画を探さないこと。ロシア人が作った順番で学んだ方が自然な流れで頭に入ってくるという効果もあるので、ここは思い切ってイーラ先生のやり方に乗っかってみてもいいかもしれない。

私は今でも、あの時のショックと冷や汗をよく覚えている。最低限のロシア語文法を日本で学んでいたが、現地の初授業を受けて気がついた。『まじか、たしかに、格とか完了体とかの文法用語をロシア語でなんて言うのかは知らないよ・・・完全に盲点・・・何も分からない・・・(泣)』。しかししばらくすれば、『今はプレドゥロージュヌイなんとかって先生は言ってるけど・・・、ん?ここでгде?・・・!そうか、前置格のことか!よしよし、分かってきた!』となっていくのである。

Всем удачи!!

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