エッセイ/『意味の不在』とそこから生まれる『正体不明なもの』
まえおき
これは、ある日私の脳内で起こった少し自分勝手な思案である。思案のなかに真実を探す必要はない。人間の心に重きを置いて作られたお話だ。このなかに真実の小さなかけらが見つかる可能性はある。あるいは、この話に描かれていないものこそが、ありのままの真実である可能性もある。
日本中が踊りながら『カモン、ベイビー アメリカ!』と歌っている光景をみて、どんな感情を抱けばよかったのだろうか。
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