ステドク記事 | SKハイニックス、高性能SSDを発売、来年第2四半期に量産予定
【要点】
◎ SKハイニックスが開発した高性能SSD「PEB110」は、データセンターとサーバーの処理速度とエネルギー効率を向上させる。クラウドコンピューティングやビッグデータ分析、AIなどデータ処理が重要な産業に大きな恩恵をもたらす。
◎ 大容量バージョンや強化された情報セキュリティ機能を備えたPEB110の投入により、SKハイニックスの競争力がさらに強化され、関連サプライチェーンや顧客選択に影響を与える見込みだ。
【背景】
◎ AIの進展に伴い、データセンター向け高性能NANDフラッシュメモリSSDの需要が急増している。
◎ SKハイニックスは市場ニーズに応えるべく、性能と効率を高め、セキュリティ機能を強化した製品開発に取り組んでいる。
【出来事】
◎ SKハイニックスは、第5世代PCIe(Gen5)を採用した高性能SSD「PEB110 E1.S」を発表。従来製品の2倍の性能と30%以上のエネルギー効率を実現した。
◎ 初めてSPDM(Security Protocols and Data Model)をSSD製品に適用し、情報セキュリティを強化。
◎ 来年第2四半期に量産を開始し、世界のデータセンター市場に供給予定。
【今後の展望】
◎ PEB110の発売により、SKハイニックスはAI向けメモリサプライヤーとしてのリーダーシップを強化すると期待されている。
◎ 量産成功により、データセンターの需要を満たす高性能・高効率・高セキュリティのSSDソリューションの供給が実現する。
◎ 副社長のアン・ヒョン氏は、238層NANDフラッシュメモリを基に開発されたPEB110は、業界最高水準のコストパフォーマンスと品質を保証すると述べた。