拙作の「#○○を17文字以内で表現してみる」2月まとめてみた
こんばんは。佐藤です。
前回、2月分の17文字以内を3月頭に投稿すると言いましたが間に合いませんでした。今日が3月頭ってことには……なりませんね。すみません。
さっそくではございますが、先月分の17文字以内の作品たちをまとめさせていただきます。
■作品
「如月」
景色は白から紅色へと
「待宵」
君を待てど湿った夜風と虫の音だけ
「節分」
鬼は外 福は内 君は僕の横
「冬銀河」
夜空は人の吐息を凍らせたようだ
「運命の人」
別れた今も覚えているわアナタのこと
「きっかけ」
自ら踏み出したとき訪れる
「一滴」
心の整理、至急されたし――脳内より
「追求」
深淵を見つめ続ける
「肉の日」
とりあえず、焼き肉いっとく?
「クロッカス」
紫の涙と春の訪れ
「しがみつく」
君なしでは立っていられない
「デジタルデトックス」
あなたがぼやけることに気づいた
「無言のアピール」
お菓子の箱を離さない子の瞳
「バレンタイン」
どこも甘い香りがして羨ましい
「春一番」
冷えきった私を南へ飛ばしてよ
「誤送信」
誰? 異性の名前だよね?
「なんとなく」
気が向く
「破れても捨てられない物」
会えなくなった人との写真
「雨水」
しとしと降る雨が冬を遠ざけていく
「差」
あなたに触れたくてつま先立ち
「初」
人生
「猫」
ฅ(=ΦὤФ=)ฅシャー
「富士山」
静岡県と山梨県
「夜中の独り言」
今日も生きててくれてありがとう、私
「花束」
この思いを見えるようにしてみたよ
「河津桜」
お先に、春。
「旅の途中」
孤軍の道しるべであれ、星夜光
「月明かり」
絶望の夜に希望の明日を照らせば
「うるう年」
肉の日ボーナスステージ
■感想
17文字以内をはじめてから多くの景色に、感情に、現象に、名前があると気づかされます。
今回ですと、「待宵」や「雨水」がそうでした。
きれいな言葉を眺め、17文字以内の表現を考える時間が好きです。
心が透明になっていくような気になります。
また、語彙力を増やしたい気持ちが最近よりいっそう強くなり、本屋で創作向けの本をみています。
どの本からもよい刺激をいただき、少しずつ集める所存です。
もしなにかおすすめの本がございましたら、コメントで教えていただけると嬉しいです。
最後に、「#○○を17文字以内で表現してみる」タグを考案してくださった海光虹さんに感謝申し上げます。ありがとうございます。
興味関心を持たれたかたは、ぜひ海光虹さんのX(Twitter)をご覧ください。
以上、お付き合いいただきありがとうございました。