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私は発達障害でむしろホッとしたタイプです

大学生の頃、心理学科に所属していました。
ある授業で、「自分は発達障害の疑いがある」というふたりの学生の体験談を先生が読み上げました。
簡単に言うと、学生Aは「発達障害と診断されて安心した。できなくても仕方ないんだと思うことができた」と言っていました。学生Bは「発達障害と診断されるのが嫌で病院には行かなかった」と言っていました。

発達障害と診断されたい人(というと大げさかもしれないけど)もいれば、診断されたくない人もいる、ということがわかり、個人的には興味深かったです。

私も実は精神科の主治医から、発達障害の傾向があると言われています。というのも、私は自転車や自動車の運転が極端に苦手なのです。運転に必要な運動神経が不足しているのかもしれないと言われました。

先の学生ふたりで言えば、私は学生Aタイプです。発達障害と診断されて安心しました。それまで、自転車の運転という、ほぼ誰でもできることが自分にはできないことがコンプレックスでした。しかし発達障害と言われると「できないのは自分のせいではなく体質のせい」と言われているような気がして、安心しました。

発達障害と診断されることがむしろ安心材料になることもある、ということが伝われば幸いです。

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あかり
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