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Ikedaya'scakesではない、という話

池田屋のおやつについて。

あるときは地元のお知り合いの方にタルトや季節のケーキをお願いしていた時期もありました。
またあるときは県外の想いが通じる方に焼き菓子をお願いしていた時期もありました。
今は店のスタッフが対応しています。

あまりレシピに自信がなかった頃、
イベントなどでケータリングをしたりじぶんのイベントでよくお菓子を作ってくれていたみきさん(現在は西予で喫茶Sunnyを運営したりSHOESというイベントを主催してくれています)に
相談したことがありました。
みきさんが作るから美味しいんだろうなぁと思いつつ、
自分もあれがお店で出せたらなというチョコレートケーキ。

どうしても作りたい、とぶしつけながらレシピを教えてもらった過去があります。
ひとにレシピを公開かせるってあまり気持ちが良いことではないんじゃないか、とか
みきさんだって自分のレパートリーとして使うのに、とか
いろいろ思い悩むことは多かったです。

それでも、「やっぱり聞いてみよう」「失礼だったら素直に指摘は受けよう」と
思い、尋ねることにしたのを覚えています。

みきさんは快くレシピを開示してくれ、わたしはとてもほっとしました。
おかげさまで今も池田屋はチョコレートケーキを提供することができています。
ケーキにあう材料、特にチョコレートを探すのは大変でしたが

「これだ」というものをみつけたときはうれしかったです。
ほかに試行錯誤しながらおやつは作ったり、やめたり、季節に合わせて
出したりしています。
それらのレシピも母や姉から教わったもの、ほかのお店で食べて
感動し、自分もやってみようと思ったもの、いろいろです。

我が店のスイーツ!というよりは
誰かに教えてもらって、練習して、やっとできるようになった
おかげさまのスイーツなんだよな。

としみじみ思い返していました。

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