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CFexpress Type Bカードの選び方【初心者向けガイド】


CFexpress Type Bカードは、主に高性能カメラやビデオカメラで使用されるメモリカードです。性能や価格に差があるため、どれを選ぶべきか迷うことも多いと思います。この記事では、初心者の方でも理解できるように、CFexpress Type Bカードを選ぶ際のポイントを解説します。


1. 容量を選ぶ


CFexpress Type Bカードは、様々な容量(128GB、256GB、512GB、1TBなど)があります。また、ギガ数によって性能が変わる場合があります。
以下の点を参考に、必要な容量を考えましょう。


- 写真だけの場合:128GBや256GBで十分な場合が多いです。JPEG形式で撮影するなら、さらに小さい容量でも問題ありません。

- 4K・8K動画撮影:高画質な動画を撮影する場合、256GB以上を検討したほうがよいでしょう。長時間の撮影には、512GBや1TB以上の容量も必要になることがあります。


2. 書き込み・読み込み速度を確認


CFexpress Type Bカードは、読み込み速度と書き込み速度が非常に重要です。特に動画撮影や連写性能を求める場合、この速度が低いとデータが追いつかず、カメラの性能を十分に活かせません。


- 書き込み速度:最低でも400MB/s以上を目安にしましょう。特に高解像度の動画撮影や高速連写を行う場合は、800MB/s以上が理想です。

-読み込み速度:写真や動画データをパソコンに素早く移動したい場合、読み込み速度も重要です。1000MB/s以上のものを選ぶと作業がスムーズです。


3.価格とブランド


CFexpress Type Bカードは、メーカーによって価格が大きく異なります。以下は、初心者でも安心して選べる信頼できるブランドです。


  • ProGrade Digital:耐久性が高く、信頼性のあるブランド。プロフェッショナルユーザーにも人気です。(後半に詳しく紹介してます)

  • Nextrage:高速で高品質な製品が揃っています。価格も手頃のものからハイスペックなものまで様々なラインナップが揃ってます。

  • Lexer:高性能でありながら、価格も比較的手頃です。初心者でも手に入れやすいでしょう。


注意点:

価格が高ければ高性能というわけではありません。自分のカメラの対応スペックを確認し、それに合ったカードを選ぶことが大切です。


4. 耐久性や信頼性


CFexpress Type Bカードは、高温や低温、衝撃、振動に対しても耐久性が求められます。特に屋外での使用が多い場合や、データが失われるリスクを避けたい場合は、以下のような機能があるものを選びましょう。


- 耐衝撃・耐振動:外での使用や移動中に安心です。

- 耐温度:極端な温度下でも動作する製品を選びましょう。


5. カメラとの互換性を確認


すべてのカメラがCFexpress Type Bカードに対応しているわけではありません。自分のカメラの取扱説明書や公式サイトで、対応しているカードの種類を確認しましょう。


結論

初心者の方がCFexpress Type Bカードを選ぶ際は、容量・速度・価格・信頼性をバランスよく考えることが大切です。まずは、自分がどんな撮影をするのかを明確にし、それに合ったカードを選びましょう。高性能なカードを使うことで、撮影や編集がよりスムーズになります。


信頼性の高いプログレードデジタル(ProGrade Digital)

高性能なメモリーカードを提供しているブランドで、CFexpress Type Bカードも数種類のモデルがラインナップされています。用途別におすすめのモデルとスペックを紹介します。


1. ProGrade Digital CFexpress Type B Cobaltシリーズ


- 容量:325GB、650GB

- 読み込み速度:最大1700MB/s

- 書き込み速度:最大1500MB/s

- 持続書き込み速度:1400MB/s


おすすめの用途:

- プロフェッショナルな動画撮影(8K、6K RAWビデオ)

- 高速連写(スポーツや野生動物の撮影)

- 高解像度写真の撮影


理由:Cobaltシリーズは、特に書き込み速度が非常に高速で、プロフェッショナルの要求に応える高性能を持っています。特に、8Kや6Kの高解像度動画を撮影する場合や、RAWフォーマットでの連続撮影を行うカメラマンに最適です。持続書き込み速度も速いので、長時間の連続撮影でも安定してデータを記録できます。


2. ProGrade Digital CFexpress Type B Goldシリーズ



- 容量:128GB、256GB、512GB、1TB

- 読み込み速度:最大1700MB/s

- 書き込み速度:最大1500MB/s

- 持続書き込み速度:400MB/s


おすすめの用途:

- 一般的な動画撮影(4K、6Kビデオ)

-連写モードを使用する写真撮影(スポーツやイベント)

- ハイアマチュア向け


理由:Goldシリーズは、Cobaltシリーズに比べて持続書き込み速度がやや遅いものの、4Kや6K動画、一般的な連写撮影においては十分な性能を発揮します。また、容量の選択肢が豊富で、コストパフォーマンスに優れているため、アマチュアからハイアマチュアのユーザーにもおすすめです。


どのシリーズを選ぶべきか?


- プロフェッショナルな撮影を行う場合:Cobaltシリーズ

  - 8K動画や高速連写を頻繁に行うユーザーに最適。

  

- ハイアマチュアや一般的な用途の場合:Goldシリーズ

  - コストパフォーマンスが良く、4K動画や6K動画にも対応可能。

  - 写真撮影やHD動画がメインのユーザー向け。


ProGrade Digitalは信頼性が高く、全シリーズが高耐久性を備えているため、どのカードを選んでも安心して使用できます。自分の撮影スタイルや必要なスペックに合わせて選ぶことが大切です。


動画撮影で知っておきたいVPG(Video Performance Guarantee)規格


VPG(Video Performance Guarantee)規格は、CFexpressカードの動画性能を保証するための基準で、数値が大きいほど高い性能を持ち、安定した書き込み速度を維持します。カードに記載があるのもが対象になっています。
VPG200とVPG400の違いについて詳しく見ていきましょう。


VPG200(Video Performance Guarantee 200)


- 保証される最低持続書き込み速度:200MB/s

- 対応する用途:4K動画撮影、一般的な6K動画、連続写真撮影


特徴:

VPG200は、持続書き込み速度が200MB/s以上に保証されているため、4Kや一般的な6K動画の撮影に適しています。この規格を持つカードは、安定したデータ転送が求められる場面で使用できます。例えば、スポーツイベントや日常的な動画撮影、連続写真撮影など、そこまで負荷の高くない撮影環境での使用に向いています。


VPG400(Video Performance Guarantee 400)


- 保証される最低持続書き込み速度:400MB/s

- 対応する用途:8K動画撮影、高ビットレートの6K RAWビデオ、プロフェッショナルな連続撮影


特徴:

VPG400は、最低持続書き込み速度が400MB/s以上保証されており、さらに負荷の高い撮影環境で活躍します。特に、8K動画や高ビットレートの6K RAW動画など、非常にデータ量の多い撮影でも安定した記録を実現します。プロフェッショナルな動画撮影やRAWでの高速連写を行うユーザーにとって、非常に信頼性の高い規格です。


VPG200とVPG400の選び方


- 4K動画や軽い6K動画撮影:VPG200でも十分対応できます。コストパフォーマンスが良いモデルを選ぶ際におすすめです。

- 8K動画やRAWでの長時間連続撮影:VPG400が推奨されます。高負荷の撮影でも安定した書き込みを提供するため、プロフェッショナルな要求に応えます。


まとめ


CFexpress Type Bカードを選ぶ際には、撮影する動画の解像度や連続撮影の要求に応じて、VPG200またはVPG400の規格を持つカードを選ぶと、安定したパフォーマンスが得られます。VPG400は特にプロ向けの高性能なオプションで、より精度と信頼性を求める方には理想的な選択肢です。

写真だけならGOLDシリーズ
動画・連写メインならCobaltシリーズ

あとは必要な容量を選ぶといいでしょう。

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