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ミラーレスカメラを手にしたばかりの初心者が陥りやすい7つのミス

ミラーレスカメラを手にしたばかりの初心者が陥りやすいミスには、いくつか共通したものがあります。今回はその中でも特に注意したい点をいくつか挙げ、改善策とともに解説していきます。


1. メモリーカードを忘れてしまう


問題点:
撮影を楽しむ準備が整ったのに、カメラにメモリーカードが入っていないことに気づくという失敗は意外と多いものです。特に出発前にメモリーカードをPCに入れたままにしていることが原因で、旅先や重要な撮影シーンを逃してしまうリスクがあります。


改善策:
出かける前には「バッテリー」「メモリーカード」「レンズキャップ」のチェックを習慣にしましょう。また、予備のメモリーカードをカメラバッグに入れておくと、万が一の場合にも安心です。撮影後のデータ整理も計画的に行い、メモリーカードが常にカメラに戻るように気をつけると良いでしょう。



2. バッテリー切れを起こしがち


問題点:
ミラーレスカメラはバッテリー消費が早いことが特徴です。長時間の撮影や旅行先でバッテリーが切れてしまうと、貴重なシーンを撮り逃してしまいます。


改善策:
予備バッテリーを必ず持参し、こまめに充電する習慣をつけましょう。また、撮影中に画面を頻繁に確認したり、Wi-Fi接続機能を使い続けるとバッテリーの減りが早くなるので、必要なときだけ活用するようにしましょう。


3. オートモードに頼りすぎてしまう


問題点:
ミラーレスカメラには便利なオートモードが搭載されていますが、これに頼りすぎるとカメラの本来の性能を引き出せません。オートでは自動でシーンを判断してくれるため、露出やホワイトバランスがカメラの判断に依存しがちです。


改善策:
初心者には少し難しいかもしれませんが、絞り優先モード(A)やシャッター優先モード(S)から使い始めると良いでしょう。自分で露出を調整することで、写真に個性を出すことができます。また、ミラーレスカメラの電子ビューファインダーは露出のプレビューを表示できるので、練習に最適です。


4. ISO感度の設定ミス

問題点:
ISO感度の設定をオートにしたままだと、状況によって不必要にISOが上がり、画質が粗くなることがあります。特に明るい環境で撮影しているのに高ISOになっていると、せっかくの写真がノイズで台無しになることも。


改善策:
ISOの自動設定を解除し、必要に応じて手動で設定しましょう。晴天時にはISO100やISO200、暗い場所ではISO400〜1600程度が目安です。ノイズの少ない美しい写真を撮りたいときは、カメラの特性を理解し、できるだけ低いISOで撮影するよう心がけましょう。


5. ピントが甘い写真が多い


問題点:
ミラーレスカメラのオートフォーカス機能は便利ですが、被写体やシーンによってはピントがずれてしまうこともあります。特に風景やポートレート撮影の際にピントが甘くなると、全体がぼやけた写真になりやすいです。


改善策:
ピントを合わせたい部分をきちんと確認し、フォーカスモードを調整しましょう。風景撮影ではシングルポイントAF、ポートレートでは顔認識や瞳認識を活用するのがおすすめです。また、オートエリアよりも状況に合わせてAFエリアの設定を変えて合わせるのも効果的です。


6. ホワイトバランスの設定ミス


問題点:
オートホワイトバランス(AWB)に任せてしまうと、室内や日陰などのシーンで色味が正しく表現されないことがあります。特に夕焼けや青空など、特定の色を引き立たせたいときには要注意です。


改善策:
手動でホワイトバランスを設定することで、写真の色合いをより自然に、またはドラマチックに表現できます。例えば、夕景なら「曇り」や「日陰」モードを選んで暖かい色味を強調したり、逆に寒色系のシーンなら「蛍光灯」モードで調整してみましょう。


7 .記録画質の設定ミス


問題点:
撮影設定で「JPEG」または「RAW」の記録だけにしていると、後から編集が難しくなったり、すぐに画像をみたりすることができなかったりします。特に初心者は「JPEG」だけにしている場合が多く、せっかくのRAWデータの柔軟な使い勝手が活かせていないことが多いです。


改善策:
JPEGとRAWの両方で保存するように設定しましょう。JPEGはSNSへの簡単な投稿用に、RAWは後から現像や編集で色味や露出を調整したいときに活用できます。RAWデータは多くの情報が含まれているため、特に風景撮影やポートレートにはおすすめです。必要なくなればデータを消せば良いので 初心者の方はRAW現像を今後活用するかどうかを判断する前に保存しておいて損はないと思います。



おわりに


これらのポイントに注意することで、初心者でも安心してカメラを使いこなし、貴重な瞬間を逃さずに記録できるようになるはずです。

ミラーレスカメラは多機能でありながらも、簡単にプロレベルの写真が撮れる優れたツールです。しかし、初心者が意図せず陥りがちなミスも多くあります。基本的な設定を理解し、少しずつ改善していくことで、より素晴らしい写真が撮れるようになるでしょう。


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