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咲ちゃんの宝塚人生を総ざらいした日の話

最後のショー作品、ALL BY MYSELFを観劇した。

本当に本当に野口先生ありがとう、咲ちゃんありがとう、雪組出演メンバーの皆さん、この作品を生み出した全ての関係者の皆さんありがとう!!
の気持ちが溢れて止まらない。

咲ちゃんが大阪初日で「どの場面が好きか聞いていきたい」と言っていたようだが、これはこれは世界一の難題では??

ってなわけで、振り返るといちいち語り出してnoteがサグラダファミリア状態になるので、咲ちゃんの魅力(これもありすぎて難しいけど)別に振り返るとしよう。

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◇COOL◇
全てがかっこよかったのは言わずもがな。
特に刺さったのは、ブルーム様×タバコ。
パンフレットを見ないで行ったんだが、ブルーム様は喫煙者だったんですne!?!?初見で腰抜かした。吸いながらカイルくんをあしらっている感じが堪らない!
ここはCUTEに片足突っ込んでいるが、「舞台俳優なんて知名度ないでしょ…(以下ぐちぐち)」のやさぐれ具合もよかった!

◇CUTE◇
びじっとせんせぇ~あやかぜさきにゃしゃんがかわいすぎてつらいですぅぅぇぇ~ん( ;  ; )

Blue Memories
緑のジャージ着がおしゃれでかっこいいのに、声がものすっっごく可愛い。
「ほんとに?ありがとう!」「こちらこそ、ごめん」「あっちでレッスンしよ」といった、マイクに乗るギリギリの自由芝居の部分も聞き漏らさないよう必死だった(笑)

あと、Visit先生を見上げるパーカーから除くきゅるきゅるのお目目!!大きな子犬なの?!拾ってよい?私が保護しますね!!

みんなで踊ろうコーナー
WILD SAKINAが彩風先生に変身!「楽しい時間がやってきましたよ~!」と誰よりも嬉しそうな笑顔にcuteポイント(?)100あげちゃう!!
優しく時に厳しくハキハキ振りを教えてくれます。「トントントン」のところが可愛いくて、毎回きゅんきゅんしていた♡♡

最後の挨拶
毎回SNSでレポを見ては癒された。言葉を一生懸命紡ぎ出す挨拶には、誠実さが滲み出ている。
疲れているはずなのに、「まだ終わりたくない」「もう一公演やりたい」と言ってくれて、こちら側と同じ気持ちでいてくれることが伝わって嬉しかったし、なんだか救われたな。

◇WILD&SEXY◇
咲ちゃんの放つ色気はワイルドさとセクシーさが常にセットだと思っている(素はめちゃくちゃ可愛いのになぜ…?)

GOLD MEMORIES
あの牛のようとか言われた夢さんが、あんなWILDになられて…優しそうな笑顔はそのままでさらに素敵になりました💮直前があの新公時代のCute咲ちゃんだったから、ギャップがすごかった。

悪・即・斬
ド新規ファンの私は映像でしか「るろ剣」を見たことがなく、まさか生で斎藤一にお目にかかれるとは思っていなかった。
映像で見た時よりも、さらに男役道を極めたためか、シャープになっていた気がする。デジタル辞書の「殺気」の項目に動画で載せたい。

Libertango
カイルくん(=ファン)の夢を叶えるコーナー、ありがたく全パターン拝見して、どれも素晴らしかったんだけど、Libertangoを特に推したい!

咲ちゃんのスタイルの良さを見せつける衣装で、長いおみ足を使っての超絶技巧。
眞ノ宮くんを見つめる表情から色気がだだ漏れで、息をするのも忘れて見入ってしまう。円盤化する際は入れて欲しい。

◇BEAUTIFUL◇
全て美しいのはもちろんなんだが、やはり手足の先までの美しさたるや…勝手に注目したポイント3選いってみよー!

①バラの花束を抱える手
OPのパレード終わりに18本の薔薇を受け取るブルーム様。全て受け取ったあと、左腕に抱え直した直後、茎部分に添えられる右手の指の美しさ。見える骨や筋まで美しい。

たまたまだけど18本の薔薇には「誠実」という意味があるそうな。まさに舞台に向かう咲ちゃんそのもの。あと、受け取る時のみんなに向ける笑顔が聖母のように慈しみに溢れて美しい。

②ボニクラメドレー
咲ちゃんがはける直前のダンスで、手を前に出す振りがあったんだけど、手を前に出した時の指の形が素敵だった!

③カナリヤ
南極海もだけど、裸足で踊る貴重なシーン。咲ちゃんの足に見入っていた。歩く時の足先までの滑らかな動き、ジャンプした時の足先までの美しさを堪能した。

「MP関節を使いましょう」とよく注意されるが、プロの方がどんな風に足指を使っているのか勉強になった。

あと咲ちゃんがすごいのは、足の親指だけ分離して動いているとこ!!親指だけ他の指と別に着地してる?!?!

◇COLORFUL◇
どうしても咲ちゃんの好きなところを一つ上げなきゃいけない刑に処されたら一一幅広い役を宝塚らしさを忘れずに演じ分けるところと答える…と思う

今までの作品のテーマを歌いながら、ターンしたら一瞬でその役の表情に変わるのが正しく、カラフルメモリーズだった。
ファブリスくんの母性本能くすぐる表情から、ネモ船長になり厳しい目付きにガラッと変わる。二幕で冴羽獠からハインドリヒに変わるところも素敵。
個人的に好きなのは、アルベルトからコンラッドになるところ。コンラッドくんがニヤッとするところは、己の野望のために何かを企てているが、アルベルトとは違うタイプの野心家だと思わせる表情。

◇SOULFUL◇
咲ちゃんは、日々の生活どれを取っても良い舞台にするために行動していると、インタビューの端々から感じる。野口先生もそれを尊敬しているという。
舞台に命を捧げているといっても過言ではないが、それを一番肌で感じたのは南極海のシーン。

ソウルフルはあまりダンスには使わないない形容詞だけど、このシーンにブルーム様と咲ちゃんの魂を感じて毎回心が震えた。

ODYSSEYは一幕だったけど、今回は一番しんどいラストにこのダンスがくる。魂がこもっているを超越して、咲ちゃんは命を削っている。
しかし、この場面はブルーム様に再び命が与えられる場面。表情も、命が与えられた喜びに満ちている。咲ちゃんとブルーム様の相反する二つの命が、この場面を神秘たらしめるのかな。

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咲ちゃんがインタビューで語っていた通り、その公演を観たことがなくても追体験ができる、咲ちゃんを好きな人を誰一人置いていかないショーだった。

野口先生の彩風咲奈という男役へのリスペクト、咲ちゃんの歴史・宝塚愛・優しさが詰めこまれている「虹色の夢」を、旅立ちの前に見せてくれて感謝感謝の気持ちでいっぱい。

でも、まだ旅は終わっちゃいない!ベルサイユに向かうんだよね!!
最後の日まで進化し続けるであろう、彩風咲奈という男役に、私も着いていく所存。

シトワイヤン、大劇場へ行きます!!

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