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Headline島川敏明氏〜理科学研究研究所出身のVC登場!〜
今回はHeadline島川さんの出演会をまとめました!
研究畑からVC業界へ進まれた理由やLAUNCHPADの詳細についてお伺いしております!
▼目次
・理化学研究所からまさかのVC業界へ!?きっかけはボランティアスタッフ?
・【インフィニティベンチャーズ】投資対象は4つの領域!シード特化のスピード感の早い投資を実現!?
・【日本最大級!】招待制カンファレンスイベントLAUNCHPAD!スタートアップは無料で参加できる!?
○島川敏明 株式会社インフィニティベンチャーズサミット -代表取締役
HP▶︎https://www.ivs.events/
Facebook▶︎https://www.facebook.com/IVS.Shimakawa/
大阪大学大学院生命機能研究科卒。
理化学研究所で分子生物学/神経学の研究に従事。
2017年インフィニティベンチャーズに入社し、
投資活動に加え、IT企業の経営者層が約600名集結する
招待制カンファレンス“Infinity Ventures Summit”の運営や
ライブ配信アプリを提供する17LIVEの立ち上げを行う。
17LIVEでは、2年間で日本のライブ配信業界において売上1位を達成。
2020年1月から株式会社インフィニティベンチャーズサミットの代表取締役に就任、
IVSを完全オンライン化し過去最大規模にて開催。現在、新ピッチイベントや新ファンド立ち上げに奮闘中。
理化学研究所からまさかのVC業界へ!?きっかけはボランティアスタッフ?
学生時代の生活
島川さんは学生時代、研究者を目指されており、生物学の分野にいたそうです。小さい頃から学問の世界に憧れていて、研究者になることしか考えていなかったそうです。学生時代は大学に在学しながら、理化学研究所で研究をされていました!
理化学研究所での研究
大学は仮で籍を置いているだけで、理科化学研究所で研究する日々を送られていたそうです。しかし研究者でトップになるには膨大な時間が掛かるそうです。そのため20代で成果が残せるスピード感がある業界に身を置く方がいいと考え、ベンチャー業界に来られました!
VC業界に入ったきっかけ
日本のIT業界を動かしているのが誰だろうと思い、トップ経営者が集まるイベントへ参加しようと、ボランティアスタッフとして参加したのがIVSだったそうです。
スタッフ参加後の感想
テレビCMの社長やスタートアップ界隈で著名な方など、会う人全員が優秀でとても驚かれたそうです!その他にもボランティアスタッフの中には、現在VCを立ち上げられている人やVCのパートナーになられた人までいたそうです!
IVに入ったきっかけ
博士課程に進むか悩まれていた時に、スタートアップに興味を持ちVCをやりたいと思うようになられていたそうです。時間はあるので、休学してシリコンバレーに行くことも考えられいました。その時にインフィニティベンチャーズLLPの小野さんが、島川さんが進路で悩まれていることを耳にして、島川さんにお声がけをされ入社されたそうです!
IVでの業務内容
業務内容として、1つ目は現在も運営されているIVSの経営者カンファレンスIVSの運用です。2つ目が入社2ヶ月目に小野さんと立ち上げられた17Liveの担当です。法人の立ち上げのために法務局に書類を提出したり、オフィスを探したり、営業に行ったり、アイドルに会いに行ったりと泥臭い業務は全てされていたそうです!
その他にも、島川さんの現在の業務についてもお伺いしております!
ぜひご覧ください!!!
【インフィニティベンチャーズ】投資対象は4つの領域!シード特化のスピード感の早い投資を実現!?
どのような投資形態?
現在は4号ファンドを運用されております。ファンドサイズは100億円ほどになるそうです。投資対象は日本のスタートアップ、アジア圏のスタートアップに投資をされているそうです!
投資する段階や金額は?
メインのファンドはシリーズAのスタートアップに投資をされているそうです。1億円前後が1番投資の意思決定をしやすいそうですが、1億円以上でもフォローで投資などもされています!
投資ターゲットの絞り込み方法
投資領域は4つに分けられているそうです!
1つ目がエンタメ・メディア、2つ目がコマースと物流、3つ目がAI、4つ目がフィンテックです。上記4つの領域に当てはまるスタートアップに投資をされているそうです!
メインファンド以外のファンドは?
LAUNCHPAD FUNDという国内のシードスタートアップに特化したファンドを新しく設立されたそうです。IVS内で開催しているLAUNCHPAD FUNDにちなんだ物で、LAUNCHPADに応募してもらったスタートアップを優先的に見られているそうです。またLAUNCHPAD FUNDに関しては業種はあまり絞らず幅広く投資をされています!
投資金額は500万円から2000万円前後になります。
IVの意思決定の体制は?
メインのファンドはGPの田中さんとJosephの2人がいるそうです。その2人に投資委員会で説明を行い、投資委員会でGOサインが出れば投資を行うそうです。LAUNCHPAD FUNDは田中さんと島川さんと川村さんの3人がGPとして入られているそうです!
メインファンドの検討プロセスと見極め方
メインファンドはトータル2ヶ月ほどで行う形になっているそうです!
起業家のソーシングはLAUNCHPADなどのイベントや紹介などでも行っているそうですが、自社で開発しているevaと呼ばれるツールも使い、起業家のソーシングを行なっているそうです。
こちらのツールはネット上にある20くらいのデータソースを基に自動収集を行うツールとなっています。アプリのダウンロード数やアプリ内の課金額、クレジットカード経由の売り上げ、従業員数の伸び、サイトのアクセス数を時間軸の推移で自動でグラフ化まで行います!
こちらのツールを使い、最近伸びてきているスタートアップに声をかけているそうです!
スタートアップから投資をしての成功例は?
freeeやウェルスナビはLAUNCHPADで出会い、そこから投資をされたそうです。LAUNCHPADで出会った時はまだプロダクトができていなかったり、社員が5人以下というシードラウンド時に投資を行い、上場まで至られたそうです!
LAUNCHPAD FUNDが始められた理由
メインのファンドがある程度トラクションを見て投資を行うため、LAUNCHPADに集まる有望なシードの企業に対して出遅れることがあったそうです。特に現在のVC界隈はシード投資家の数も増えてきており、そこと比べて時にスピード感が間に合わない事が問題であり、起業家のためにより良い投資を行うためにLAUNCHPAD FUNDを設立されました!
投資先へのサポート面
サポートの1つとしてイベントを開催しているため、その場で出会った方が良さそうな投資家や会いたいと言っていた、営業先になりそうな人をイベント内でお繋ぎされているそうです!
また自社でIVPラボという経営分析ツールも開発されているそうです!
こちらのツールは投資先から月次のPLデータと生のユーザーのトランザクションデータをもらい、分析するツールです。
こちらのツールを噛ませることで、コホートの分析ができ、何月に入ってきたユーザーはこれだけLTVが伸びていますといった情報などを一見にグラフ化して分析を行ない、スタートアップの経営のサポートを行われています!
その他にもシードのフェーズでの投資タイミングなどについてもお伺いしております!
ぜひご覧ください!!!
【日本最大級!】招待制カンファレンスイベントLAUNCHPAD!スタートアップは無料で参加できる!?
IVSとは?
IVSは2007年からスタートして2021年現在で14年目になる完全招待制の経営者向けのカンファレンスです!
業種としてはIT界隈の方が多く、スタートアップ界隈の方が多く参加されているそうです。年に2回開催されていて、会場は神戸、金沢、京都、台湾やバンコクといった地方で開催されていました。参加されている経営者700人ほどが台湾にや京都などに押しかけ、2泊3日の合宿を行なっているそうです。そのため、効率よく業界のキーメンバーと出会えたり、意見交換ができる機会があるそうです!
去年から島川さんが代表を務められています!
島川さんが代表になられた経緯は、招待制だからこそ同窓会みたいになりやすいため、コンテンツやメンバーなどがマンネリ化しやすく、マンネリ化を防ぐために、常に新しい風をふかしていく必要であり、若手メンバーで運営するために島川さんが代表を務めることになったそうです!
昨年から始まった取り組み
今までIVSは参加費に15万円掛かっていたそうですが、スタートアップが15万円の参加費を出すことは難しいことが多いため、昨年から運営側で審査を行なったスタートアップに対して無料で参加してもらうようにされたそうです!
他にもLAUNCHPADは選考に通ったスタートアップが、ピッチを行うイベントのため、そこまでに至らなかったミドルレイヤー向けのピッチイベント等も試されているそうです!
LAUNCHPADとは
過去の登壇企業でM&A・IPO含めて50社以上がイグジットされています!
運営側の想いとして、LAUNCHPADを目立たせるものにして、登壇しているスタートアップができるだけPRの場として全力で活用していただき、出ることによって資金調達、営業、採用の面でエンパワーメントしたいと仰られていました!
LAUNCHPADでのコツ
大前提として明るくハキハキプレゼンする事だと仰られていました!
特に今はリモートのなっているので元気さが表現しにくいため、1.2〜1.5倍の元気で話すといいそうです。またLAUNCHPADは6分間の言い切りのピッチコンテストのため、細かい情報をテンポよく説明する必要がありますが、細かい情報が載っていても観客から追えないそうです。そのため1スライド1センテンスにすることをお勧めされているそうです。
他にはWebを見たらわかる情報は、特徴的な情報でない限り除いてもらうようにお伝えさされているそうです!
LAUNCHPADの開催数
今までIVSは年に2回の開催だったそうですが、それに加えて+2回、LAUNCHPDだけのイベントを開催されているそうです!
LAUNCHPDはオールジャンルのピッチコンテストに対して、追加で2回開催されている通称LAUNCHPD Xはテーマ特化のイベントになっているそうです。前回はLAUNCHPD SaaSというSaaSのスタートアップがプレゼンバトルを行うイベントだったそうです!
その他にも、LAUNCHPADで印象的だった起業家・投資家についてもお伺いしております!
ぜひご覧ください!!!
最後までお読み頂きありがとうございました!
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