ポーラ・オルビスHD 岸裕一郎氏〜プロダクトを愛するVC登場!〜
今回はポーラ・オルビスHDの岸さんの出演回をまとめました!
入社3年目に1からCVCを立ち上げた経緯や、ポーラ・オルビスさんの投資方針や投資領域についてお話しいただきました!
▼目次
・大手で若手のCVC!!ポーラ・オルビスHD 岸裕一郎氏!!
・投資先の共通項!!ポーラだからこその重要ポイントとは??
○岸裕一郎 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス-コーポレートベンチャーキャピタル担当
Twitter▶︎https://twitter.com/comd2c
公式HP▶︎https://www.po-holdings.co.jp/venture/
1991年7月13日生まれ。京都府出身。
同志社大学卒業後、ポーラに入社。
2017年にベンチャープロジェクトチームに参画。
2018年よりポーラ・オルビス ホールディングス 総合企画室に勤務。
現在はコーポレートベンチャーキャピタル事業を担当している
大手で若手のCVC!!ポーラ・オルビスHD 岸裕一郎氏!!
ポーラ・オルビスとは
1929年に創業され、高価格帯の化粧品を扱いながら、昔ながらの直営店を出し展開するビジネスモデルの会社だそうです。
オルビス、百貨店中心に展開してるTHREE、アメリカのH20 PLUSといった多数のブランドを展開しているグループ会社です!
入社の理由
岸さんは、新卒で2014年にポーラに入社されました。
就活の時に化粧品メーカーはポーラしか受けておらず、ほとんど他はITベンチャーを受けていたそうです!
色々考えて、現在このCVCを自分で立案してできているように、大企業でありながらチャレンジできる社風のポーラに魅力を感じて直感的に入社されたそうです!
立案の経緯
最初の三年間は、自社の直営店の販売員さんのマネジメントや、どうすれば新規のお客様に来ていただけるか、そこで働く美容スタッフの方をどうやったら採用できるのかを考えながら推進していたそうです!
そして社内ベンチャー制度から新規事業を提案するときに、普通の新規事業ではなく尖ったものにしようと考えた末にCVCを提案されました。
また、海外を見ると化粧品を取り扱う会社はCVCを持っていましたが、国内の他社はどこもCVC持っていなかったという観点にも着眼して提案されたそうです!
岸さんの苦労
元々ベンチャーキャピタルは知っていたそうですが、実務内容や用語を知らないところからスタートし、起業家とのつながりを持つまでが大変だったそうです!
立ち上げの時は「絶対うまくいかないからやめておくべき」と多々言われていたそうですが、現在は1人増えて2人体制になり順調に投資先も増えているそうです!
その他、ポーラさんの現在の体制についてもお話しいただいています。
ぜひ、ご覧ください!
投資先の共通項!!ポーラだからこその重要ポイントとは??
投資のペース
ポーラさんは累計15社に投資をしており、最近は2ヶ月に1社のペースで投資をしているそうです!
取締役会を通さなければいけないという制度ではありますが、スピード感的に追いつかないので、今は投資委員会を設けてそこで決議ができるような形でやっているそうです。
CVCは件数が少なくなりがちなので件数をやっていこうと、投資ペースを上げておられます!
投資の規模感
アベレージで1社あたり5,000万円ですがミニマム1,000万円のところもあれば、1億近いところもあるようです。
ラウンドはオールステージで、その中でもプレシリーズAが一番多いそうです。また、投資する領域はtoCとtoBどちらも投資はするそうですが、toCの方が比率は多いようです!
D2Cであれば、月商が1000万円ぐらいを目安にしていますが、そこまで行っていないようなフェーズでも投資はするそうです。
投資先との関わり
岸さんは会社としてできる事と、担当個人の両側面で考えておられます!
事業会社にベンチャーとしてのイノベーションを作る担当を1人ずつ配置して、そこを窓口に一緒にやり始めており、具体的な例を挙げるとアパレルの会社にポーラさんのギャラリーを貸し出し無料にしてそこで1週間展示会を行ったりしているそうです!
投資までの所要時間
コミュニケーション自体は早いに越したことはないとお考えですが、長いと1年半ほどかかる時もあり、D2Cであれば商品をローンチする前後のタイミングで1度お会いして、トラクションが出たタイミングで投資することもあるので間が少しあったほうが投資しやすいと仰っています!
ただ、投資検討自体は決定すると1ヶ月半から2ヶ月で着金するスピードだそうです。
投資内容について
追加投資も2020年は多く行い、4社追加投資をしているそうです!
D2Cに限らずC向けのプロダクトとBtoBにも投資しており、事業会社との協業などをできそうな会社に投資するそうです。
D2Cは比較的マーケティングの話を伺うことが多いですが、岸さんの投資先である株式会社トリコの藤井さんは会った時からプロダクトのことについて熱く語っていたそうです。こだわりを持って作り、難易度が高いことをスピード感を持ち、事業を伸ばしている姿を見て投資を決意したそうです!
また、ポーラさんのD2Cで投資をしている会社はプロダクト愛が強い起業家の方が多いと仰っていました!
その他、今後の投資方針についてもお伺いしています。
ぜひご覧ください!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!
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