IDATEN Ventures 足立健太氏〜科学技術の力で世界を良くしたい!テクノロジー領域に特化したVCの登場!〜
今回はIDATEN Venturesの足立さんの出演回をまとめました!
▼目次
・製造・物流特化のIDATEN Ventures代表パートナー!科学技術研究からVCへ転身した経緯とは!?
・【IDATEN Ventures】その名に恥じぬ行動力!その投資方針や実例とは!?
・【専門外での起業】市場選定の際に必要になるものとは!?
○足立健太 IDATEN Ventures/代表パートナー
Twitter▶︎https://twitter.com/knt137
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公式HP▶︎https://www.idaten.vc/
大学院在学中にスタートアップ企業の役員を務めた後、
事業会社やアドバイザリファームで、飛び込み営業から商品企画・経営企画、グローバルM&AやIPOなど、幅広く担当。
数々の知識経験を積んだ上で、再びスタートアップを経営した後に、
当初からの想いである「科学技術の力で世界をよくしたい」をベースに、
これまで培った科学技術・事業開発・ファイナンス・スタートアップ経営の知識経験をミックスして、科学技術に寄り添ったベンチャーキャピタリストとして活動している。
製造・物流特化のIDATEN Ventures代表パートナー!科学技術研究からVCへ転身した経緯とは!?
新卒時について
足立さんの学生時代は理系の大学院生で物理を研究されており、就職する予定もなかったそうです。しかし学会などでの発表を行なった時に世間との距離を感じたそうです。また当時は起業ブームということもあり、学生ベンチャーを始められ、ビジネスが面白いと感じ、新卒でRecruitに入社されました。入社時は求人広告の営業をされていたそうです。
IDATEN Venturesを設立されるまでのキャリア
リクルート在籍時にグローバルのM&Aを行う部署に配属後、ファイナンス業務に携わり、ファイナンスに興味を持たれたそうです。その後、KPMG、
Digital Garageを経てDCMVenturesが出資している企業のCOOとしてスタートアップの経営の経験を経て、Mistletoeに入社後スタートアップへの投資、VCへの出資を約5年ほど担当されていました。その後、独立しIDATEN Venturesを設立されました。
なぜ投資業へ?
MistletoeのFounderの孫 泰蔵さんとお話しする機会があり、そこで投資家という仕事があることを知られたようです。また足立さんは学生時代に物理を研究されており、科学技術で世の中を変えたいという思いをお持ちでしたが、ご自身の力不足を感じており、学会で発表を続けていても、何も変えれないと感じ、ビジネスの道に歩まれました。しかし、ビジネスの道に進んだ後も、科学技術で世の中を変えたいという思いはあり、これまでのご経験と科学技術を応援したいという気持ちを統合した結果、投資家という職業に行き着いたそうです。
VCとして独立されたきっかけについて
VCとして独立されたきっかけはMistletoeのFounderの孫 泰蔵さんに独立してみないかというお話をいただいたことがきっかけだと仰っていました。そこからどのような投資戦略を行うかなど様々ことを考えられ、孫 泰蔵さんに出資もしていただき、IDATEN Venturesを設立されました。
その他、足立さんの科学技術への思いなどもお話いただいています。
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【IDATEN Ventures】その名に恥じぬ行動力!その投資方針や実例とは!?
IDATEN Venturesについて
主な投資先のラウンドはシリーズAやシード等で、時には会社設立時や社名を一緒に考える段階から携わる場合があるそうです。
投資領域はBtoB技術の製造業、建設業とそのBtoB技術を世の中に広げる物流業に特化されているそうです。
投資先の方向性の決め手とは
足立さんが製造業、物流業を投資先として決められた理由はインターネットの影響が大きいと仰られていました。インターネットビジネスはサイクルが速くPDCAをどんどん回せることで、物凄いスピードで成長を遂げました。
またインターネットが物理産業で生きる土壌ができてきたため、これまで、できなかったことができるようになってきたため、インターネットに比べると成長速度が劣っていた製造業、建設業、物流業が今後、注目され、インターネットの発展が物理産業に有益な影響を与えるだろうと予想され、製造業、建設業、物流業に投資されることを決められたそうです。
また足立さんは様々な企業の動向を鑑みて今後求められるものをこれまでの流れと、現在の状況から業界の先読みをされ、製造業、建設業、物流業への投資をされていると仰られていました。
投資先へのサポートスタイル
定例などはあるが、特に決まったサポートはなく、投資先に必要だと感じたことをその都度サポートされているそうです。時には足立さんご自身でプレゼンテーション資料を作成され、ファンドレイズに回られるそうです。
また足立さんのこれまでのご経験から、起業家目線と投資家目線の両方からその都度適したアドバイスをお伝えできるように心掛けているそうです。
印象的だった投資先
株式会社エクサウィザーズが印象的だと仰られていました。
前身のデジタルセンセーション時に出資されたそうで、介護系のソリューションを提供しており、デジタルセンセーション時から実績を積み上げていました。足立さんはエクサウィザーズは技術力という強みがすでにあり、その強みが伸びていない原因が他に存在するため、その原因を今いるメンバーで改善できるかがポイントだったと仰られていました。伸びていない原因を解消できたことで、エクサウィザーズは大きく成長を遂げたそうです。
他にもIDATEN Venturesの投資先や事業内容が気になる方は下記URLからIDATEN VenturesのHPへアクセスしていただけます。
https://www.idaten.vc/
その他にも足立さんにはIDATEN Venturesの投資先の一つであるQuantumCoreについてや、案件獲得についてもお話いただいております。
ぜひご覧ください!!
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・【専門外での起業】市場選定の際に必要になるものとは!?
市場選定について
起業全般に対して言えることは誰も気づいていないネタやチャンスに気づきそこでビジネスを作り、防御壁(競合優位性や企業の強み)を作ることがポイントだと仰られていました。また誰もが気づいていないネタやチャンスはやはり業界知見がある人の方が気づきやすいそうです。自身が専門性を持っている業界の中でビジネスに繋がるものに気づけるかが市場選定を行う上で重要になるため、日頃からは様々な方面でアンテナを立てることは非常に重要になってくるそうです。
専門分野以外での起業について
IDATEN Venturesの投資先のAero Development Japanは大型ドローン向けのエンジンを製造している会社ですがAero Development Japanの社長田邊さんはエンジニアではありません。ではなぜ田邊さんがエンジンを製造する会社を設立されたのでしょうか。
田邊さんはJUIDAというドローンの新たな産業、市場の想像支援と産業の発展への貢献を目的として設立されたドローン協会の副理事の千田さんと仲がよく、よくディスカッションをされていたそうです。ディスカションをしていく中で、千田さんが気づいているオリジナルの気づきをお聞きし、田邊さんのこれまでのネットワークを使い、点在する優れた技術を結びつける(システムズイノベーション)と誰も気づいていない課題にソリューションを提供できるのではと考え、Aero Development Japanを設立されたそうです。
Aero Development Japanの例から足立さんは業界知見を持っていないマーケットでの起業に関して、その分野に詳しい人とのつながりを作り、常にアンテナを立て情報取集を行うことが重要であると仰られていました。
専門分野での起業について
IDATEN Venturesの投資先のMagic Shieldsは転んだ時に柔らかくなる床を製造している会社です。社長と共同創業者が理学療法士です。ではなぜ、転んだ時に柔らかくなる床を製造するアイディアを思いついたのでしょうか。
高齢者の方、要介護の方が転倒して骨折などしてしまい、骨折を治すために寝たきりの状態になってしまうと生命力の低下やボケてしまったりすることがあり、転倒骨折を防ぐ必要があるという課題が存在していたそうです。
転倒骨折を防ぐために、転倒した時にだけ柔らかくなる床があればいいのにというニーズがあることをこれまでの経験から共同創業者の理学療法士の先生や社長は知っていたそうです。また社長はエンジニアとして働いてきたバックグラウンドがあり、その知識を使い転倒した時にだけ柔らかくなる床を製造されたそうです。
Magic Shieldの例を参考にすると専門分野での起業は業界知見と自身のバックグラウンドを掛け合わせ、誰も気づいていないオリジナルのアイディアが生み出すことが重要になってきます。
起業するに当たって
足立さんはどのようなニーズに気づき、自身のこれまでの経験や知り合いの知見などを活かしてこのようなことが実現できるので、この事業をやりたいと言える人であれば、起業するべきだと仰られていました。しかし明確なアイディアがないまま起業するのは厳しいと考えられているため、起業しない方がいいとアドバイスすると仰られていました。
起業を考えている方は不明瞭なままではなく明確なアイディアを持って起業してみてはいかがでしょうか。
ぜひご覧ください
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