XTech Ventures手嶋浩己氏~変貌を遂げてこそ繋がる投資!企業がオーラを纏う重要性とは!?~
今回はXTech Ventures 手嶋さんの出演動画をまとめました!
IVS準優勝がベンチャー投資のきっかけとなり、XTech Venturesを立ち上げた経緯や、XTech Veturesについてや資金調達を成功に導く「オーラ」について教えていただきました!
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アプリコット・ベンチャーズ白川智樹さん
W ventures 東明宏さん
F Ventures 両角将太さん
サイバーエージェント・キャピタル 北尾崇さん
KVP 長野秦和さん
AZX 石田学さん
East Ventures 金子剛⼠さん
STRIVE 根岸奈津美さん
グロービス・キャピタル・パートナーズ 湯浅エムレさん
ドーガン・ベータ 渡辺麗斗さん
フューチャーベンチャーキャピタル 松本直人さん
日本クラウドキャピタル 大浦学さん
ジェネシア・ベンチャーズ 水谷航己さん
YJキャピタル 堀 新一郎さん
Coral Capital 澤山陽平さん
○手嶋 浩己
XTech Ventures株式会社 代表パートナー/株式会社LayerX 取締役
公式HP▶︎https://xtech-ventures.co.jp/#page
Facebook▶︎https://www.facebook.com/tessy1
Twitter▶https://twitter.com/tessy11
1976年生まれ。1999年一橋大学商学部卒業後、博報堂に入社し、マーケティングプランニング、ブランドコンサルティング業務等6年間勤務。
2006年インタースパイア(現ユナイテッド)入社、取締役に就任。
その後、2度の経営統合を行い、2012年ユナイテッド取締役に就任、2018年退任。
在任中は多数の新規事業の立ち上げや、メルカリ等へのベンチャー投資、複数社のM&Aの実行等で貢献。
2013年-2017年メルカリ社外取締役。
2018年、XTech Venturesを創業し、共同創業者兼ジェネラルパートナーに(現任)。
2019年、株式会社LayerXの取締役(現任)に就任。
最初は投資に興味すらなかった・・・スマホアプリ業界に詳しいVC登場!|スタートアップ投資TV
最初はどんなお仕事をされていた?
新卒では博報堂に入社した手嶋さん!
6年ほどお仕事をされた後、当時サーバーエージェントを辞めたばかりの早川与規さんに誘われ、2004年に早川さんが創業された株式会社インタースパイア(現ユナイテッド株式会社)に副社長として入社されました。
株式会社インタースパイアでは、モバイルの広告代理店の事業立ち上げに携わり営業などもしておられました。
2012年2回の合併を経てユナイテッド株式会社に商号変更した当時、手嶋さんはスマートフォンアプリ事業の責任者をしておられたそうです。
IVS準優勝がベンチャー投資のきっかけに!?
合併して半年ほど経った時IVSのLaunchPadに、後に第二のLINEと称された「CocoPPa」というサービスで挑戦した手嶋さんは見事準優勝!!
このサービスはグローバルで数千万ものダウンロードされたそうです。
これら一連の経験から、周囲からはスマートアプリ業界の人で認知されるようになったといいます。
IVS準優勝の後、手嶋さんはメルカリの山田進太郎さんから連絡を頂いたのをきっかけに初めてのベンチャー投資を行うことになります。
メルカリが出たばかりで資金調達を必要としていたので思い切って3億円を投資をされました。
この投資をきっかけに、松山大河さんに出会いVC業界のことを知った手嶋さん。
当時自分の事業に集中していたのでVC産業は視野の外であったが、ポツポツと紹介で投資話を入るようになったことからクラシルやdelyの堀江さんなどに投資を行われました。4~5年のなかで7~8件程度投資をしたといいます。
自身が分かる領域を厳選して投資をしていくうちに面白さを理解できるようになってきたそうです!!!
XTech Ventures設立の流れとは?
退任当時、今後のキャリアは考えておられませんでした。
その頃知り合いであった西條さんは、持ち株があり、VCを作り、事業も行うという新しいことをされようとしておられました。
そんな西條さんが求めている、事業をやり込んでいて、ベンチャー投資の世界の知見もある数少ない人であった手嶋さんは、西條さんに誘われたことをきっかけにXTech Venturesの共同創業者になり、新たなキャリアを進むことになったそうです!
動画の詳しい内容は以下、リンクからご覧いただけます!
2人で成功させよう!小規模でも多面的な支援を行うVCがやりがいを覚えたきっかけは!?
XTech Venturesとは??
2018年西條さんと共同創業した会社で、1号ファンドのサイズは52億円!
PMFしていないようなシード期やプレステージAの企業に5000万〜1億円規模の投資を実行していると伺いました。またしっかりと適切に選んだ上でサブとしてプレIPOの投資も行っておられます。
事業領域には特定のこだわりはなく、自身が詳しい領域の範囲内で1件1件投資判断をしながら集約されています。
ファンドサイズ的にも基本2人で投資判断をしており、手嶋さんか西條さんとチームメンバーの2人1組で行っているそうです。起業家とのコミュニケーションの頻度は起業家の希望に沿って変えるそうです。
手嶋さんの印象深い投資先とは?
最初に挙げられたのはdelyの堀江裕介さん!
競合であったCookpadのことをとにかく徹底的に調べていた執着心や熱意が他の起業家と全然違ったそうです。投資希望額の根拠もしっかりとしており、事業の数字を見なくても「投資した方がいい!!」と思えたといいます。
次に挙げてくださったのはSpartyの深山陽介さん!
4ヶ月で月商1400万円達成という好スタートを切った矢先に、OEM先の無許可製造が発覚し商品回収することになったそうです。
問題が起こって出資を様子見しようとしておられましたが、その後の対応がきちんとしており事業ができる印象があったことから大丈夫だと感じたと伺いました!
動画の詳しい内容は以下、リンクからご覧いただけます!
創業時に大切なこと!変貌を遂げてこそ繋がる投資!
Spartyの成長過程とPMFについて!!
2019年3月投資して12月増資(6億円)をしたSpartyさんは9ヶ月で企業価値が7〜8倍ほどになり業績が伸びたそうです。
彼らが行っていたのはD2Cで既にプロダクトのニーズがあったので出せば伸びる状態になっていたといいます。
投資した時点ではまだ分かりませんでしたがニーズが強かったことや、深山さんが元博報堂であったためクリエイティブやデジタルマーケティングに慣れていたことから伸びると判断されました。
PMFとは追加でリソースを投入すれば、投入した以上に伸びますということが立証されたタイミングのことであり、
シリーズAにおけるPMFはリソースを投入した反応が20~70%確かな状態のことだとお聞きしました。
その際資金を調達し、その企業はお金をかけて広告宣伝をするかまたは人を採用するかどちらかで、
B向けの場合、人を採用して営業を強化することが多いと伺いました!
創業期に気をつけておかなければいけないこととは!?
資金調達を成功に導くには、会社自体がオーラを纏う必要があるといいます。
シリーズAで資金調達をするためには、ファクト以外にオーラをいかに出すかが重要でPRである程度露出することも大事ですが、社長自身が自信を持ちチームが完成しているような、会社全体にエネルギーが出てくる状態がベストだそうです!
また経営チームがちゃんとできていることも大切です!!
オーラは後天的にも身につけられ、あとから艶っぽくなってくることがあるそうで、経験は人を変える面があると感じておられるそうです。
シリーズAは大成功するかどうかで見られるため、ある程度オーラを纏わないと「IPOしそう」大型M&A案件であると感じれらなかったりするようで、
オーラが必要だと学びました。
後天的にオーラがついてきている投資先とは?
その投資先とは、藤井香那さんが創業したトリコ株式会社!
投資対象のミドル層ではなかったのですが、たくさん働く藤井さんに惹かれ出資を決めた会社だそうです。
2000万投資後、POLAさんからなどから1億調達した今では、最初と比べて風格が出てきたといいます。
成功体験が自信になり、自信が態度に表れ、意欲や野心により世界観の広がりも出てくるため学習する幅も大きいそうで、
人ってすごく変わるし、面白いし頼もしいと感じられたそうです!!
そのほかシリーズAの追加投資についてのお話などもしていただきました!
動画の詳しい内容は以下、リンクからご覧いただけます!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!
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