ガイアックススタートアップスタジオ、noteはじめます
はじめまして。ガイアックススタートアップスタジオです。
この度、noteをはじめます。
株式会社ガイアックスは、『人と人をつなげる』をミッションに掲げ、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミーに注力し、社会課題の解決を目指すスタートアップスタジオです。
創業以来、事業・起業家の輩出に注力しているガイアックスでは、個人が持つ力を信じて任せる「邪魔しない」という育成方針、全事業部が無条件でストックオプションを保有して新会社化できるカーブアウト制度(適用事例:アディッシュ株式会社、株式会社TRUSTDOCK)など、これまでも様々な制度で起業家を輩出してきました。
新たに新規事業開発を行う組織としてつくられた「スタートアップスタジオ」では、複数のスタートアップを立ち上げ、スピード経営を実現しています。新卒採用も事業を自分で創りたい人の比率を高めています。
そこで、自分で事業を創りたい人とnoteでつながり、スタートアップスタジオの仕組みや、スタジオ式の事業づくりの日常をnoteでお届けしていきます。
今回の記事では、
・スタートアップスタジオとは何か
・ガイアックスのスタートアップスタジオとはどんな仕組みか
をガイアックススタートアップスタジオnote編集部の中津が紹介していきます。
スタートアップスタジオとは何か
スタートアップスタジオとは、一言で言えば、同時多発的に複数のスタートアップを立ち上げる組織のことです。
これは、ハリウッドの映画撮影スタジオが内外のリソースを使いながら同時進行で複数の映画を製作するのとよく似ています。
ハリウッドのスタジオシステムでは、映画の「製作」と「配給」は別の会社が担います。製作の多くは、長期契約を結んだクリエイティブスタッフを置く撮影スタジオが主導し、自分たちの撮影所で行っています。
一方、このモデルでは資金面やプロモーション面で、配給会社にも主導権が残されています。
これと同じように、スタジオ側で、開発・デザイン・マーケ・営業・法務・財務・経理、などの機能を提供し、スタジオの枠組みで起業するスタートアップのチームは、これらの機能を使うことができます。
スタートアップスタジオは、社外からも起業家を募り、社内からも輩出していくのが特徴です。常にアイデアがたまる仕組みができれば、同時に複数ラインで事業検証を進めることができます。
スタートアップスタジオのモデルや世界の事例については、下記の本に詳しく書かれています。
このスタジオモデルは、ビジネスのフェーズが0→1、1→10、10→100であるとすると、0→1であるシード・アーリー期のスタートアップを生むシステムとして適していると言われています。
株式比率は、一般的に平均でスタジオが50~80%程度を獲得します(ガイアックススタートアップスタジオは現状、最初の出資比率は30%です)。普通に考えたらかなり高い比率に思えますが、多くの場合、出資(お金)だけではなく事業開発やエンジニアリング、デザイン、財務や法務、広報などの管理部機能やオフィスを提供するため、起業家はプロダクトづくりにコミットすることができます。
創業メンバーが最小1人からでもスタートアップが立上げ可能な枠組み。それがスタートアップスタジオです。
ガイアックスのスタートアップスタジオとはどんな仕組みか
「人と人をつなげる」をミッションとして掲げているガイアックスにおいて、AirbnbやUberなどに代表されるようなシェアリングエコノミーやCtoCの領域でのスタートアップ創出に注力している組織が「Gaiax STARTUP STUDIO」です。
ガイアックススタートアップスタジオでは、アイデアが集まる仕組みを作るために、事業相談、アイディエーション、ピッチプレゼンテーション、学生向け2days事業化プログラムなどの事業創造イベントを定期開催しています。
ピッチで採用されたアイデアから優れた事業プランを見出し、法人を設立し、スタートアップを次々と創り出して事業の検証に進みます。
開発方針としては、フェーズごとに、期間、お金、達成目標を設けています。
また現時点で、投資は下記のような基準で判断をしています。
・ホスト・ゲストともに強い課題感があるか?
→お金を払ってでも解決したいか
・今後の検証がしやすいか?
→利用頻度が低すぎないか
・ソリューション案に独自な価値があるか?
→既存の代替手段と比べて数段優れていそうか
・サービスモデルが弊社のミッションと合致しているか?
→シェアエコやCtoCなど人と人をつなげて社会課題を解決する領域か
・マーケットサイズが一定見込めるか?
→流通総額(取引金額)が3年以内に5~10億円/年規模
毎週火曜日と木曜日には、事業相談 1on1 【STARTUP CAFE】を開催しています。優れた事業案には、その場で200万円の出資が決まります。
これまで、ガイアックススタートアップスタジオから法人化された代表的なスタートアップには
プログラミングを学べる学習教材のマーケットプレイス【Techpit】
メンタルヘルスケア事業を手掛ける【メンヘラテクノロジー 】
人材シェアリングによって農家の人手不足問題を解決する【シェアグリ】
憧れの有名人からビデオメッセージが届く【オクリー】
などがあります。
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