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【#1257】アマチュアミュージシャンを見にきている人たちは何を買いにきているのか

2024/04/11(木)

この記事は、 アマチュアミュージシャン
プロに育てるオンラインサロン
【HARK Startup Boost 】(https://twitter.com/info_harksb/status/1428688646043930636?s=21)に
書かれた内容です。

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おはようございますー

またちょっと寒くなったり
春っぽい感じですね
桜も散り始めまして
葉桜が見え隠れしています。

毎年言ってるんですけど
スタートアップブーストで主催して
こういう「花見」とか
季節ものをちゃんとやるようにしたいものです。
やっぱり余裕がないとできないものなのかしら。

「宴会部長」
みたいな人を雇わないといけないかもしれませんね




どうも
宴会社長のオーナーです。

お金払う担当ですね
さて本日も
お話を進めていこうかと思います。




4月の年度の切り替わりということで

ここ5回くらい?は
スタートアップブーストの基本中の基本。
チケットを買ってもらうまでを

初心に帰ってお届けしました。
しっかり読みました?


ミュージシャンとして
音楽に専念して
高いクオリティを目指すことはとても良いことですが

チケットを販売したり
新規のファンを作ることとは

基本的には
「一切関係ない」
ということになります。

ここがとても重要で。



ここまでお話ししてきた内容って
しっかり読んでもらえるとわかるんですけど

まだ
「あなたの歌を聞いていない」
「あなたのライブを見ていない」
という状態になります。

もちろん
みなさんの歌が
「日本をひっくり返すほどの」
とんでもないクオリティなら
音楽だけでたくさんの人を魅了することができると思いますが

アマチュアミュージシャンは
そうはいきません。

これができないから
アマチュアミュージシャンなわけですからね。



ですから
まずはみなさんの音楽を、歌を、ライブを、

「体験してもらう」

ということが1番初めなわけですが

オーナーが
「飲食店」
で例えたように

初めて行くお店って
「全く知らない料理を味も知らないままお金を払う」
という
そういう状態になります。

そうですよね?

飲食店に入って
餃子を注文して
食べたら美味しくなかったから
お金を払わないで出て行く。
みたいな
そんなことしませんよね?

それ食い逃げですよね



そうなんです
みなさんは1番初めに
「歌も聞いてないしライブも見ていない人」
に対して
まずはお金を出してライブを見てもらう必要があります。


アマチュアミュージシャンは

「音楽」
を販売しているのではなくて

「応援」
を販売しています。


ここで
「音楽」
を販売しているよ!
と、宣伝をしてしまうと
ライブを見たお客さんからクレームが入ります。

それは
「音楽を聴きにきている人たちをターゲットにしてしまっている」
からですね

これをやってしまうと
みなさんのファンは一気に増えなくなります。

世の中の人たちはそもそも
「音楽を聴きたい!」
なんて
思っていません。


あ、
ちょうど良いので今日はちょっと脱線して
このお話をしましょうか。





アマチュアミュージシャンを見にきている人たちは
何を買いにきているのか

です。

説明していきますね




みなさんは普段
音楽活動をしているので

「自分の販売しているものは音楽だ!」

と、勘違いをしてしまいがちです。

しかしですね
みなさんもミュージシャンであると同時に
「音楽を買う側の人」
でもあるわけですよね。

ですから
わかると思うんですよ。

みなさんって
音楽を買う時に
「音楽を買いたい!」
と思って買う人ってあまりいないと思うんですよね。

ミュージシャンとして
勉強のために音楽を買う
という人はいるかもしれませんが

おそらく音楽を買う時は
みなさんの頭の中には
「違うもの」
が存在していると思います。

例えばですね
「耳馴染んだあの曲をスマホで聴けるようにしたい」
と、思った時に
音楽を買います。

こういうことありますよね
サブスクで探したり
ダウンロードしたり。

しかし
「音楽が買いたいから音楽を買う」
ではありませんよね

ここでは
「いつものあの曲をスマホで聴きたいから」
買う。

と、
ここで
「理由が音楽ではない」
ということがわかりますか?


この場合
「隣に並んでいる商品を買う」
ということはありません。

だって
「これを買いたい」
と、買う商品が決まってしまっていますのでね。

だからこの時に
「音楽を買っている」
のではなくて
普段から気になっている曲を
何度も手軽に聴けるようにしたいという
「所有」
にお金を払っているということになります。



例えばですね

みなさんがケーキ屋さんを
オープンするとします。

お客さんは
「ケーキを買いに来る人」
ですよね。

だから
「美味しくて素晴らしいケーキ」
をお店に並べてしまいます。

これ
間違いです。

ケーキ屋さんに来るお客さんは
「ケーキを買いにきていない」
んですよ。


ここが今日のお話。


ケーキ屋さんにきている人は

「誕生日プレゼント」
を買いにきているんです。

だから
「とても材料にこだわった美味しいケーキ」
を並べても売れないんです。

ここで必要なのは
「誕生日おめでとう!」
と書かれたプレートと
祝いを表現した華やかなデコレーション。

これが求められますよね。


または
ケーキ屋さんに来ている人は
「1人でケーキを食べたい」
と思っているわけです。

だから
「ホール丸ごとのケーキ」
を販売してもダメ。

小分けにされた
それぞれがおしゃれで小さなケーキが求められます。

ここでは

「まるっとホールのデコレーションされた誕生日ケーキ、家族で食べる用のもの」

「おひとり様で食べる小分けにされた小さなこだわりのあるケーキ、いろいろな種類がおいてある」

販売しているものが
「美味しいケーキ」
のはずですけど

全く違うものが並んでいることがわかると思います。


これ
ミュージシャンにも同じことが言えるんですよね。



アマチュアミュージシャンは
ちょっと客がついてくるとすぐに

「生バンド」
をつけたり
「楽曲にこだわり」
を出したり。

と、こういうことをやりたがりますが、実際にはそれらは

「お客さんは求めていない」

わけです。



ここでは

「お客さんが求めているものでターゲッティングする」
という行為が必要になります。

はい。

生演奏にこだわっているお客さんが見に来ているから
生演奏楽器を入れてライブをやる
ではなくて

生演奏を取り入れることで新しいファンがどんどん入ってくる
から
生楽器を入れてライブをやる

と、
こうでなくてはならないわけですね



つまり順番としては
「ターゲッティングが先」

「演奏形態は後」

ということになります。



概要を説明してみましたが
やっぱりちょっと難しいですね。笑

では
アマチュアミュージシャンの具体的な例でお話ししてみましょう。




世の中のアマチュアミュージシャンは
「そもそもアマチュアミュージシャンのライブに出入りしている人たち」
をターゲットにして活動をしています。

だから
生の楽器が最高だよね!
とか
訳のわからないことを言い出すおじさんの話を間に受けてしまうんです。

でも
実際はそんなものを求めている人は
「ほとんどいない」
わけです。

「いつもは見に行かないけど、今回は生楽器だから今度のライブ見に行くよ!」

という人が

あなたの周りに300人ほどいるんでしたら
良いと思うんですよ。

いないですよね?

ですからこのターゲッティングは
間違いということになります。

ここの答えが出せないから
アマチュアミュージシャンから抜け出せない人たちが多いんですよね。



みなさんのライブを見に来ている人たちは
「何を買いにきているのか」
です。


ここ。
めちゃくちゃ考えてみてください。

このターゲッティングが成功すると
みなさんの動員数は一気に伸びます。
1000人くらいまですぐにいきます。


スタートアップブーストでは
一つ答えを出しましたね。

はい。

○普段ライブハウスにライブを見にいっていない人たちに対して
○配信ライブという媒体を使いながら
○アマチュアミュージシャンの成長して行く過程である音楽活動自体を
○一緒になって応援して見守る

と、
こういう販売のやり方をやった訳です。


こうすることで
みなさんの動員が伸びました。


普段から
「ライブハウス」
という場所に行き慣れていない

怖くて行けない
忙しい
めんどくさい
雰囲気が苦手

と、そう思っている人の方が多い。

ここに配信ライブを使い
歌を歌っている姿ではなくて

頑張って活動している姿や
練習している姿
失敗している悔しがっている姿

こういうものを見せることで
親近感を持ってもらい
応援してもらいながらどんどん成長する。

ここにsnsを使う。

こうすることで

みなさんのライブは
「映画館型」
から

「ピアノ発表会型」
のライブ形式に変わった訳です。


これが
たくさんの人が買いたいと思っていたものだった訳ですね

この
「ちょっと自分ごとになって一緒になって応援する」
みたいなことが
とても楽しいんです。

ここを
販売しているということになります。

はい。
みなさんは普段から
たくさんチケットを売れ!

オーナーに毎日パワハラされている訳ですけれども

チケットを買ってくれた人に対して
「音楽を返す」
みたいな
そういうアプローチは結局ファンが離れていってしまいますからね。

それではダメです。


「音楽とは違うきっかけで」
チケットを購入し

「音楽を聴きたいから、とは違う理由で」
何度もライブを見てもらい

そして

何度も何度も聞いた、見た、絡んだ結果
いつのまにかあなたの曲をたくさん聞いて
耳から離れなくなっている。

こういう状態を
作り出したい訳です。

ここまでくれば
この人は間違いなく
「コアファン」
です。

ここまでファンを育てる必要があります。

これを意識していると
普段の活動も
もっと動きが違ってくると思いますね。

参考にしてみてくださいね。



本日はここまで。



うーん。
ターゲッティングの話は説明が難しいなぁ。
また今度ターゲッティングの話はチャレンジしますね。

もう少しわかりやすく説明できるようにしないとですね



それではですね
今日もみなさんは
今皆さんがやっている活動を
もちろん音楽も含めて

すべてを

「そのまま」

受け入れてくれるようなそういう人たちとたくさん出会わなければなりません。

そのためには
地道な認知活動。
地道な刷り込み。
地道な声掛け。

と、
毎日地道な活動ばっかりです。


今日もしっかりとこの
「地道な」
ことを一生懸命やって
たくさんの新規を獲得していきましょう!



いってらっしゃい!



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