修了生の活躍事例集#3-3【修了後は社内ベンチャーを事業化!】《修了〜現在編》
こんにちは。グローバルイノベーションズ広報の小林です。
こちらのメルマガでは、StartSDGsに少しでも興味を持っていただいた皆さんに、お役に立てる情報をお届けしていきたいと思っています。
StartSDGsでは今までにのべ750名以上の方が各講座を受講し、修了されています。StartSDGsの講座は講座を受けることが目的ではなく、その後ビジネスとしてどのように成果を出していくのか、がゴールです。修了生の活躍事例集では、これらの修了生の方たちが実際どのようにStartSDGsを選び、受講中に何を学び、最終的に現在どのように活躍されているのかをリアルな実例をもとにご紹介しています。
前回までの修了生の活躍事例集#3【修了後は社内ベンチャーを事業化!】《スクールとの出会い編》と《受講編》は読んでいただけましたでしょうか?
もしまだという方は良かったらこちらから読んでみてくださいね。
他のシリーズもこちらからご覧いただけます。
今回はいよいよ最終回《修了〜現在編》です。
修了生の活躍事例集#3-3【修了後は社内ベンチャーを事業化!】《スクール修了〜現在編》
ビルメンテナンスに力をいれている会社の代表として差別化を図っていくために、何かをやらなければという強い使命感を持っていた長谷川さん。ゴミや廃棄物の問題が課題であったり、マンションをベースにした町づくりに元々興味を持っていましたが、清掃とSDGsを通じて課題解決をするアプローチができないかと考えていました。
そこで出会ったのがStartSDGs。久しぶりのスクールで最初は戸惑いもあったようですが、すべてを受け入れともに成長するという環境の中、同志とともに良い緊張感をもちながら切磋琢磨を続ける長谷川さん。
講座もいよいよ修了し、構想していた新規事業を立ち上げました。その事業体が「スキルラボ」。スキルラボを作ったことが長谷川さんにとっての受講前と受講後の大きな違いですが、いったいStartSDGsでの学びがどのように活かされているのか、また、スキルラボとはどのようなものなのでしょうか。長谷川さんがビルメンテ・清掃業界を代表してやっていきたいこととともにご紹介していきます。
【受講前と受講中・後で何が変わりましたか?】
StartSDGsを受講したことが、本業とは別の事業体である「スキルラボ」を立ち上げたきっかけとなりました。
元々コーポレートサイトを作った時に、SDGsに特化していたわけではないのですが、新規事業を専門でやる部署を本業以外に作らなきゃいけないという思いがありました。本業はビルスキルという会社でやっているのですが、スキルラボという研究機関のような形のものを、社内ベンチャーとして事業化しました。
そこではビルスキルとは棲み分けをして、新たにやりたいこと、やってみたいことをスキルラボで形にしていくということになっています。私自身のブランディングという意味合いもあります。
今はビルスキルとスキルラボの2つの代表をしていることとなります。現在はスキルラボはまだ本業とリンクするような形でやっていますが、ゆくゆくは全く異なることもできればと考えています。
株式会社ビルスキルのロゴもルービックキューブです!
《ロゴの意味》
「様々なカラーと関わり、ルービックキューブを完成させる」
メインのロゴマークであるルービックキューブは、一マス一マスの立体パズルが複雑に絡まった課題を表現しています。私たちが課題をクリアする過程で様々なカラーと関わり合うことで、ルービックキューブを完成させるという意味があります。 更に、SDGsの目標カラーにも見立てており、会社全体で課題達成に取り組む意思も表現しています。
【目指すゴールはどのようなことですか?】
やりたいことは色々とあるのですが、「次世代に対して何を残せるか」というところが一番の基軸になっていると思います。
例えばスキルラボの中で、T5ACTというやりたいことの5つのTの頭文字を取ったものなのですが、具体的には、下記の5つとなります。
T1:Talent humanism
【才能】×【人間】
=新世代の人材育成
CONCEPT 芸能プロダクション
T2:Technical innovation
【技術】×【革新】
=社会問題への取り組み
CONCEPT 最新鋭特殊チーム
T3:Technology life
【⼯学】×【⽣命】
= ⾐・⾷・住・安の環境改⾰
CONCEPT コモングラウンド
T4:Trend fashion
【動向】×【流⾏】
= ビックデータから稼げる市場分析
CONCEPT ヒト・モノ・コト
T5:Take showroom
【捕獲】×【陳列】
= 露出の多様性を総合エンタメデザイン
CONCEPT 広告プロモーション
このように本業とは離れているものに関してイベントを事業化したり、PR、ブランディングするためにうまくスキルラボを使っています。清掃業界をどんなふうに発信すれば、ということも考えています。
【スクールで学んだことは現在のお仕事に役立っていますか?】
自分のやりたいことをどういう場所で発信すればうまく浸透するのか、ということを企画して形にできるようになったことも大きいですね。その関連で鎌倉に行く機会が増えて、アップサイクルをやっている方たちと知り合えたり、イベントに参加させてもらえるようになって、清掃のことを魅力的に発信することにもつながっています。そういう方たちと共通言語で対等に話せるようになったのも、スクールで学んだおかげです。
清掃業界、ビルメンテ業界が大事な役割を果たしているというのはわかってもらえるのですが、次世代のなり手が少なかったり、まだまだ汚いとか嫌だとかイメージが低く、なかなか魅力を感じてもらえない業種ではあるので、小中学生に業界そのもののPRをしていく、という視点が大きいです。
若いうちから先進的なお掃除ロボットや、分別をすることでSDGsに貢献できる、そもそも掃除って大事だよね、ということを知ってもらいたいと思います。業界そのものの地位やイメージを上げていきたいです。
【長谷川さんの新しい動きに対して、周りの反応は?】
同業で同じような動きをしている方は、あまり聞いたことがないです。私たちの業界は中小企業がほとんどを占めているので、コスト的な面で難しいと考える企業が多いのだと思います。賛成する業者さん、清掃会社さんは聞かないですね。
私たちは儲かっているからやっているのではなく、まずはどこに投資するのかという基準を少し変えただけに過ぎません。まだまだ不明確なこともたくさんありますし、失敗したらどうするのという感じの方が多いですね。私ももちろんそれはあるのですが、あまり考えないようにしています。
チャレンジしてみて駄目だったら軌道修正すればいいという形で、まずはスモールスタートで最小限で抑える形で徐々に進めていっています。
【スクールで学んだことは現在のお仕事に役立っていますか?】
大手のデベロッパーとかゼネコンとか、分譲系の売る側は、環境とかSDGsとかにすごく関心があるのですが、グループ会社の管理会社さんまでいくとまだ全く関心が無い、といのが現状です。そこを私が「必要だから」ということで口説き落とすのですが。でもやっとそこのレイヤーも変わり始めていて、自分が言っていることを理解してもらえるようになり、導入してみようということも出てきたのが最近の施工実績となっています。
ようするに、この業界ではウルトラCは無いというのは最初から知っていたので、少しずつ地道にやっていくのが一番の近道だと思っています。
しかしやはりたくさん集まって大きくならないとウネリにはならないので、今は小さい波を今バタバタやっている感じです!
長谷川さんには今回オンライン上でお会いして、リアルにインタビューを行わせていただきました。実際にお会いしてお話ししている長谷川さんの印象は穏やかで静かなイメージです。そんな長谷川さんの内側に、経営者としての静かだけれど強いエナジーを感じられました。
ビルメンテ・清掃会社とは思えないような現代的な、おしゃれなデザインの公式サイト、そして新しいことにどんどんチャレンジしていくためのラボの創設などなど長谷川さんはパイオニアとして数十年後の未来を見据えてすでに動かれています。
自社のことだけではなく、地球規模で自らビルメンテ・清掃業界を背負って、そこから変えていこうとされている長谷川さんを、これからも応援していきたいと思います。また、少しずつかもしれませんが仲間が増えて、大きなうねりとなることを信じています。
今回の長谷川さんをはじめ、StartSDGsでは様々な分野のプロフェッショナルがそれぞれの想いを抱いて受講されています。個々の目標を実現するためのきっかけとなるだけでなく、専門家集団の仲間が増えることもStartSDGsの強みです。
ぜひあなたも次の世代の長谷川さん、修了生になってくださいね!
長谷川さん、インタビューへご参加いただき、ご協力本当にありがとうございました。
次回はまた別の修了生のストーリーをご紹介したいと思います。
またお会いしましょう。お楽しみに!
スクールのご紹介詳細資料はこちら
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https://startsdgs.com/PDF/StartSDGs_school.pdf
※長谷川さんが受講した「SDGsビジネスマスター養成講座」は「SDGsビジネスストラテジスト養成講座」として名前と内容がリニューアルし、さらにパワーアップしました。
講座のお申込みはこちら
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https://www.startsdgs.com/c11-form/
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