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ニートの夏

 昨日は散歩をし、今日はスーパー銭湯へ行ってサウナに入ってきた。気持ちいい。このルーティンを頻繁にするべきだったことを思い出す。どうして忘れていたんだろう。

 恥ずかしいことだが、この二ヶ月程、ずっとスマホを見ていた。いわゆる掲示板を見たり書き込んだりしていた。あとはYouTubeを見ていた。新しい動画を見る気力も湧かないので、何度も再生した動画を繰り返し見た。
 
 毎日9時から12時の間に起きる。素麺かパスタを茹でて食べる。それを繰り返していた。自己肯定感を高めようとして簿記勉強アプリを入れている。毎日開くつもりだったが、実際開いたのは10回にも満たない。勉強時間は合計で2時間にもならない。
 
 久しぶりにサウナで整って、部屋で寝転んで夜風を浴びた。ふと閃く。そうだ、バイトでもしてみよう。
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 働くのは、もうちょっと先でもいいか。

 
 ニートになったら、快適な空間でのんびり過ごして、興味のある情報を集めてブログを書く、はずだった。そんなことはなかった。

 晴れた日の午前中、ぼんやりと眺める青空と差し込む日差し、風に揺れるカーテンが好きだ。
 それでも人が恋しくて、働いてしまうのかもしれない。

 


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