京都の自宅で初めての自宅出産レポート
こんにちは。
0歳からの発達障がい運動発達サポートStarsのakariです^^
この度、2021/1/17 17:39に第二子を無事自宅で出産しました!
自分でも大きな決断!!そして経験となったので、
自宅出産への道のりやそこから学んだことをお届けさせていただきたいと思います!
ー京都の自宅で初めての自宅出産レポートー
①なぜ自宅出産を選んだか
②他者主体から自分主体へ
③助産師さんからプロの仕事を学ぶ
④イメージすることの大切さ。あっという間のスピード出産
【 ①なぜ自宅出産を選んだか】
第一子は病院での出産を何の迷いもなくしました。
しかし、産んでみるといくつか違和感を感じました。
一つ目は産んですぐに呼吸がうまく出来てないとのことで保育器に入れられてしまい、 3日間程会えなくなってしまったこと。
数値もギリギリのところで、大きな病院だからこそ厳しい部分だったのだと思いますが、次はもっとゆっくり赤ちゃんとの時間を味わいたいと感じたのが一つでした。
それから会陰切開について。
病院は一応バースプランは聞いてくれますが、蓋を開けてみると100%切開されてしまうという現実。
自分も無我夢中なんで『切りますよー』と言われ、切らないで欲しいと書いていてももう何でもいいやーと『はい!』と答えてしまっていました。
そんなことに違和感を感じていた時、たまたま自宅出産を選んだ人と出会います。
第一子の1ヶ月検診の時に同じおくるみを持ったママがいました。
意気投合して、色々お話ししていると...なんと第一子から自宅で出産したというではありませんか!!
しかも偶然第一子と同じ誕生日。
自宅出産では、まず毎回の検診が素敵すぎた!&産後もゆっくり赤ちゃんと過ごせた&会陰切開はしなかった!etc... 夢のような話を聞きました。
でも家で産むって声とか近所の人に聞こえるんじゃ?
準備も大変そうだし、産後のごはんも大変だよなーと自分が家で産むなんてまだこの時は思ってもいませんでした。
第二子を妊娠して5ヶ月が過ぎた頃、最初は病院に通ってましたが、 急にこのままでいいのかな?という気持ちが湧いてきました。
この子との出産は一度きり。一度きりの人生だし、前回とは違う体験をしてみたい!!
突如自宅出産が視野に入ってきたのです。 悩んでる部分は、直接助産師さんとお話ししてみました。
声について→「気にしない人は夏でも窓開けて産みますよ 笑。そんな何時間も叫び続けませんしね。」確かに!と納得。
ご飯について→自宅出産に最初反対してた母も、 「どうしてもしたい!というかもう決めたから!」というと、 案外、『じゃあ行くね』と意外とあっさり協力してくれることに。
そして蓋を開けると、コロナのこともあり、病院では立ち会い出産も1人まで決められた時間。面会は家族も禁止という状況。
自宅出産では、家族も立ち会えるし、その後の面会も自由という好条件なことが判明。自分がネックに思っていたことがスルッと解消し、導かれるかの様に自宅出産へと進んでいったのです。
家で産む!そう決めてからは、自分の行動も変化していきました。
【②他者主体から自分主体へ】
私が自宅での出産を決めてから、大きく変わったこと。
それは病院だとなんだか他人任せになっていた気持ちが、 『自分でなんとかするしかない!』と自分主体に変わったことでした。
具体的に、血液検査の値や後期の検査などに引っかかってしまうと、 自宅での出産は難しくなってしまいます。
自宅で産む!そう決めてからは、食事や健康面に以前より気をつけるようになりました。
第一子の時は、後期で鉄分が足りず、鉄剤を飲まなくてはいけなかったのですが、 今回は食事だけでなんとかなりました。
レバーをよく食べたり、単純にレバーだけとっても吸収が悪いので、タンパク質となるボーンブローンスープ(鳥の骨の煮出し)も一緒に摂るように色々と研究しました。
他にも、鉄玉でお茶を煮出したり、牡蠣やほうれん草、青菜も豊富に食べてました。レバーに飽きた頃には、ブダンという豚の血と脂のテリーヌを楽しんでみたり。
それから、今はコロナウィルスの流行もあり、なかなか外には出にくい季節。普段なら色々出かけるのも好きですが、なるべく自宅で過ごす様に。
制限の中からも楽しみをみつけて過ごしました。
努力の甲斐あって、今回は鉄分の値もクリア!検査も無事クリアできました!
この経験が更に『自分で選ぶという選択の大切さ』を教えてくれました。
普段の生活の中でも、何を選ぶのか全て自分自身。 時には失敗もあるけれど、自分が選んだ道を信じること。 そんな大切さを改めて実感できたのです。
【③助産師さんからプロの仕事を学ぶ】
自宅出産で大きな影響を受けたのが、海(まある)助産院の宮川さんとの出会いでした。
病院との大きな違いの一つになりますが、毎回の妊婦健診は自宅に宮川さん(同じ助産師さん)が直接いらしてくれます。
エコーで赤ちゃんの様子を見る代わりに、触診で優しく赤ちゃんがどこにいるかを教えてくれます。(初期・中期・後期と病院でエコーの検査もあります)
優しく赤ちゃんに話しかけながら、「ここに足があるよ、触ってみる?」と自分のお腹に触れさせてもらえ、自分でも赤ちゃんがここにこんな形でいるんだなと実感でき、普段も意識出来る様になりました。
また、恥骨の開き具合も触りながら教えてもらえたり、自分の身体への意識が高まっていきました。
同じ仕事でも機械的にこなす人もいれば、親身に柔軟に毎回対応してくれる人もいますよね。宮川さんはまさしく後者!
私が仕事においてこうありたい!という姿をみせてもらってる様で本当に勉強になりました。
真っ直ぐな目で、「何かあったらいつでも連絡してね!」とおっしゃてくれていて、その言葉と存在だけで大きな安心感に包まれました。
自然の食事療法もたくさん教えてもらえて、喉痛の時には→はちみつ大根、甘いものは身体を冷やすので代わりに→干し芋や食べるならケーキよりあんこ系の和菓子、甘いものの後に梅醤番茶をのむと中陽に緩和できるetc..
産前のオイルマッサージ用のごま油を熱したものを用意してくれていたり、身体を元気にするよもぎ蒸しの紹介etc...
大変勉強になりました。
いただいた愛情をわたしもstarsのレッスンで還元していけたらと思います。
宮川さん本当にありがとうございました!!
【④イメージすることの大切さ。あっという間のスピード出産】
遂に出産当日。
予定日から1週間前の出来事でした。
その日は朝から少し恥骨の辺りが痛む感じでしたが、全然動ける余裕だったので、 対面でのレッスンを終え、ほっと一息。昼食を取ろうとした時でした。
やっぱり恥骨の辺りがキューっと痛みます。
この時はまだ数日後かなーと思っていたのですが、やはり痛みが数十分置きにくるので、もしかして?!と野生の感が働きました。
急いで出産準備品を整え、のんびりしているパパ(yu-ki先生)と息子に『急いで夕食すぐ食べれるもの買ってきて!』と命令します。
母が手伝いにきてくれる予定は2日後。
家族3人だけで出産を乗り越えなくてはいけません。
一度助産師の宮川さんに連絡、「あと1時間続いたらまた連絡してね」との助言。
自分ではまだ半信半疑でしたが、やはり1時間の間、10分間隔で痛みが走り、トイレに行くとお印が!
宮川さんも「すぐに行くね!」と猛スピードで家に駆け付けてくれました。
さぁはじまるね!と言った感じで、自分も遂に来たか!と心を決めます。
この時、最初に私がしたのが『入浴』でした。
病院では、今行くの?というタイミングで陣痛の痛みと闘いながら入浴させられたので、痛みが強くなる前に入っておきたかったのです。
お風呂から出た所で少し立ち上がるのが難しい痛みが襲います。すかさず宮川さんがマッサージをしに助けにきてくれました。
陣痛のない間に急いで布団に移動します。そこからがあっという間!
時間は、17時頃。お尻を押さえて欲しい様なキツい痛みが走り出します。
他の助産師さんも集まり、いつもと違った雰囲気に息子は大はしゃぎ!笑
さすがに私は近寄られても対応できず、パパは息子の対応と記録のカメラに手一杯。
どんどん痛みが強くなり、声が漏れる程のものに。来るかも!という予感で体勢をベッドに寄りかかる四つ這いに変えました。
そこから1番強い痛みが3度程来ました。
1回目。『頭見えてきたよー!』出したい気持ちを抑え力を抜きます。
2回目。なんとなくの感覚ですが、痛みを堪えながら、一緒に少し力を加えました。「もう少しだよー!!」
3回目。ほんとに『ツルッと』一気に赤ちゃんが気持ちよく出てきました!!
本格的痛みから約40分後のことでした。
トータルで約4時間という、自分でもこんな早いの?! と第一子に比べると時間も痛みも半分程のスムーズなお産となりました。
息子も一緒に『赤ちゃんでてきたー!!スルッとでてきた!!』と大はしゃぎ(笑)
かわいいねーと小さな赤ちゃんを愛でました。
すぐに赤ちゃんを抱かせてもらい、念願のおっぱいもあげることができました。
その日に家族4人で自宅で布団を並べて横になれている時間が本当に幸せなひと時でした。
宮川さんも、「あかりさんのお産はスムーズだとは思ったけど、本当にスムーズだったわ!笑」と驚かれた程、本当にスムーズなお産でした。
イキみのタイミングのボディーイメージや、スムーズなお産をイメージするという未来を信じる力はフェルデンクライス が本当に役に立ったなーと思います!
後は、がんばりすぎないのも大切。
自分の自信にも繋がる体験ができました。
補足として、私は大満足のお産となりましたが、息子の世話やご飯の準備など家事に走りっぱなしのパパはお疲れモードだった様です。
何を選び取るか。
感覚を大切にしながら、家族との話し合いもとても大切なことを学んだのでした。
出産を通してですが、日常に繋がる教訓もあったので何かこのレポートがみなさまのお役に立てたら嬉しいかぎりです。
これにて出産レポートは一旦終了です!
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!! 関わってくださったみなさまに感謝です☆
自宅でのレッスンも再開しています。
担当はしばらくyu-ki先生になりますが、皆様にまたお会いできるのを楽しみにしています^^
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