少しでもこどもの発達を促して、一つでもできることを増やす方法
こんにちは。
0歳からの発達障がい運動発達サポートStarsのakariです^^
(Starsはろじのあかりが運営する発達障がいのお子さま向け専門事業です)
私のレッスンをはじめたきっかけや想いはこちらからどうぞ→『レッスンをはじめたきっかけ 〜障がいの垣根を超えて繋がりたい〜』
こどものできることを少しでも増やして、より豊かな人生を送れる様にしてあげたい...一緒にいる時間をもっと実りある楽しいものにしたい...
そんな想いのご両親がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今日は、お子さんの発達を”少しでも促して、一つでもできることを増やす”そんな方法をお伝えしたいと思います。
できないことをさせるのは逆効果
座ることが難しい子に、何度も繰り返せばできるようになるだろうと、何度も座らせようとしたり、ハイハイができない子にはいはいの姿勢をとらせて手足を動かそうとする、この様な"できないこと"を繰り返すことは、返って逆効果になってしまう場合もあります。
何事も最終目標に囚われてしまいがちですが、
本当に大切なのは、そこまでのプロセス・過程が最も重要です!!
まずは、考え方を知り、概念を変えていくことがとても大切になってきます。
発達にはランダムな動きが欠かせない!!
赤ちゃんが寝ているときにしている、手足をバタバタ動かしたり、お腹や背中を動かす、この一見無意味の様にみえるランダムな動きこそ、こどもの発達に欠かせない重要な段階であり、脳に豊かな情報と経験を与えています。
しかし、お子さんの特性や障がいによっては、ある動きはしていてもある動きは全くしていないとか、色んなバリエーションで試すということが難しくなってしまいます。
その時に大切なのが、その子のできるところから派生させて、ランダムなパターンをたくさん経験させてあげるということです。
脳の偉大なる力
こどもが感じ、経験し、成長する為に、動いたり考えたりして自分を知り、また周りとの関係を結んでいく為に重要となっている器官が、”脳”です。
脳は非常に優秀で、今まで私たちが経験してきたありとあらゆる情報を結びつけて形にしていってくれます。
例えば、哀愁漂って歌声や佇まい全てが魅力的な歌手の方がいたとします。(好きなアーティストなど思い浮かべてみてください。)
歌を歌う為に、歌の練習だけしかしていない、そんな訳はなく、それに必要なボイストレーニング、体作り、歌詞の内容を表現する為に関連する地域を訪れたり、それに関わる人との関係を体験していたり(情熱的な恋愛など)、様々な要素が絡み合って、その人のパフォーマンスとして表現されます。
私たちの行動は全て、脳が今までの経験を統合して形にしてくれているのです。
一見不必要にみえる、赤ちゃんの頃の動きも全て大切な材料として脳に貯蓄されているのです。
例え障がいがあったとしても、同じようにこの脳の特性を利用する事で、その子自身の力で可能性を広げていくことができるのです。
できることから始めよう
その為には、最初にもお伝えした通り、”できない事”をさせるのはやめて、まずその子が今できるところに戻ることが大切です。
お子さんの発達にとって重要なのは、まず、お子さん自身が今自分が何をしているのかということを感じる体験です。
無理に答えを押し付けるのではなく、まずはお子さん自身が自分の”脳”を使って一つの動きを生み出していける、時間と余裕を与えてあげてみてください。
自分で何かを発見した!という豊かな経験こそが、お子さんの能力を最大限に引き出し、できる事を増やしていく鍵となっていきます。
そのプロセスを経験する事で、ご両親自身の不安や葛藤も手放し、よりお子さんとの時間を実りある楽しいものへと変化させていくことが可能です。
まずは、目の前のお子さんを感じ、その子と”つながる”ということを意識して過ごしてみてください。
その"つながる"感覚を基に、バリエーションを増やすレッスンが展開されています。
より具体的な方法などはまた次回お伝えしていきますね。
焦らずゆっくりと。小さな変化の積み重ねが、必ず大きな変化を生み出していきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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