「永遠に美しく...」を観たよ
皆さん、美しいですか?(急に何の質問)
最近ドラァグクイーンのメイク動画をよく見ているのですが、かなり勉強になります。技術的にも精神的にも。
その中でも
「完璧じゃなくてもいい、美しければオッケーよ」
と仰ってる方がいて、めちゃくちゃ刺さりました。確かにぃ!って。
美しいかどうかの基準は人それぞれ、十人十色ですからね。
答えは他人の評価にはない、ってことかな。
ちなみに私は今の自分にめちゃくちゃ満足してます。鏡に映る自分をずっと見てられる系のナルシストです。
他人の反応で自分の価値を知ろうとは全く思えませんね。だから「私を見て!私を褒めて!」みたいな感じのやつは無いです。自分さえ自分に満足してればおk。
さて、自分語りが過ぎました。今回は「永遠に美しく…」という映画を観ました。
1992年公開、大物女優メリル・ストリープやブルース・ウィリス、イザベラ・ロッセリーニが出演している映画。
メリル・ストリープは「マンマ・ミーア!」の時も思ったけど、マジで歌上手い。かっこいい歌い方。
R15指定の映画です。小さいお子様と一緒に観るのはおすすめできません。
ざっくりあらすじ
どっかの街のミュージカル劇場。
そこで活躍するマデリーンは非常に美しいルックスと素晴らしい才能があるが、まぁ歳には勝てない。
名前を聞いて「あら、まだ居たの?」とまで言う奴もいた。失礼だな!
そんな彼女と、表向きは友人として仲良くしているコラムニストのヘレン。
しかしお互い、腹の中ではグツグツのドロドロに煮えたぎっていた。ヘレンはしょっちゅう、マデリーンに恋人を奪われまくってる。
ある日、ヘレンは婚約者のアーネストとマデリーン会わせた。奪われるかもしれないのに何故会わせるのか、それはアーネストの誠実さを試すためだった。
アーネストは「僕はマデリーンなんか興味無いよ」とヘレンに言うも、秒で裏切ってマデリーンと結婚しやがった。
7年後、ヘレンは劇的に落ちぶれた。ぶくぶくと太り、テレビドラマでマデリーンが殺されるシーンを繰り返し見続けて過ごしてた。
家の立ち退き要求を無視し続けた彼女は、ある日家主が呼んだ警察に捕まって、最終的に精神病院にぶち込まれる。
精神科の医者に「(心の中で)マデリーンを消してしまえばいい」とアドバイスするも、ヘレンは
「なるほど、マデリーンを殺せばええんやな!」
と、とんでもねぇ方向に解釈。復讐を誓う。
更に7年後、マデリーンの元にヘレンから「永遠の若さ」というタイトルの本の出版記念パーティーの招待状が届く。
マデリーンとアーネストは非常に不仲。
そもそもヘレンから男を奪ってドヤりたかっただけなので、彼のために何かしら努力をするつもりも無かったし。
パーティは好きだし、ヘレンにドヤりたかったので美容外科で若返りのあれやこれやをしてほしいとごねます。
そこに社長と呼ばれるオカマが現れ、「ええ方法があるで〜」と胡散臭い勧誘をしながら名刺を渡してくる。
マデリーンはその名刺を真っ二つに破いてポーチにしまう。
その日の夜、夫婦でパーティに参加するマデリーンとアーネスト。
そこにはめちゃくちゃいい方向に変わり果てた姿のヘレン。痩せて超綺麗になってる。これで50歳!?と驚く周囲。
アーネストはそんなヘレンにデレデレ。「マデリーンと結婚したせいで落ちぶれた」と考える。
彼はマデリーンと結婚してから酒浸りになり、手が震えてしまうので本来の外科医の仕事は出来なくなっていた。そのため、死体を綺麗に整える葬儀屋のようなことをしているのだ。
色々ムカついたマデリーンは年下の愛人に逢いに行くも、そいつは若い女を連れ込んでよろしくやっていた。
いやいや相手をしていたという愛人は、「自分の年齢に合った男と遊べや!」と彼女に吐き捨てる。
びっくりするほど不細工な顔で、泣きながら車を運転するマデリーン。
自分の不細工さにビビった彼女は化粧直しをしようとポーチをひっくり返した。
そして真っ二つに破いた、あの名刺を見つけた。
裏に書かれている住所を尋ねることに。
その住所にはものすごい豪邸。
マデリーンを迎えた半裸の女性は「わし、何歳に見える?」と、合コンにいそうなイラつく馬鹿女みたいな質問をしてくる。
パッと見とても美しい、貴婦人って感じ。
かなり気を使いながら、38、あいや28くらい?と答えるマデリーンに、貴婦人は
「わし71やで」
と答える。目玉が飛び出る勢いでビビる。
貴婦人はマデリーンに妙に輝く謎の液体を見せ、「若返りの霊薬やで」と教える。
大金を積んでそれを購入したマデリーンは、すぐさまそれを飲み干した。
急にシワが無くなり、垂れ下がったケツもキュッと持ち上がり、おっぱいもギュンギュンにボリュームアップするマデリーン。
さてマデリーンの運命やいかに!
ヘレンの運命やいかに!
いかにいかに!
感想
いやあのまじで、メリル・ストリープは年取ってても美しい_(:3 」∠)_
若さを羨んでしまう気持ちは凄くわかる。
なんだろう、若い頃はそれだけで周りの男の人が気を使って優しくしてくれたのに、歳をとるとだんだんそれが無くなっていく。自分の価値が無くなったような気がする。........っていうね。
よくある話よね。
この映画を見てるとそれがめちゃくちゃくだらないことなんだなーと思えてくる。
歳をとるということを受け入れずに、若さや美しさに固執する様は見苦しい。
美しさが若さと比例するとも思えなかった。もしそうなら、あまりにも世界に美人が少なすg(失礼な発言)
美しさを手に入れるなんて馬鹿げたことを考えたばかりに、取り返しのつかない事態に陥った2人。
そうなってはじめて和解して、友情を取り戻すなんてね。皮肉なもんだ。
メリル・ストリープの迫力は目を見張るものがありました。冒頭の歌唱シーンは凄かった。
今度彼女の出てる「イントゥ・ザ・ウッズ」とかも観ようと思います。あんまりストーリーは期待できないらしいですが、歌は聞きたい。
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