(映画レビュー)「スイス・アーミーマン」を観たよ


下品な話します。
お風呂で浴槽に浸かってるとき、オナラすることあるじゃないですか。すると泡が出てくるじゃないですか。

あれが顔の前まで浮いてきて弾けると、臭いがするじゃないですか。
それを嗅いで「うん、健康」と謎に満足してしまう自分が居ます。


今回は「スイス・アーミーマン」を観ました。
2016年アメリカ公開、日本公開は翌年の2017年です。制作はアメリカ。「リトル・ミス・サンシャイン」などで知られるポール・ダノと、「ハリーポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフがダブル主演です。

あらすじ


ハンクは遭難していた。流れ着いた無人島で絶望して自殺しようとしていた。

首を吊ろうとしていたその時、ハンクは海辺に流れ着いた水死体を発見する。まだ死んでないかと思った彼は駆け寄って人工呼吸をするが、まぁやっぱり最初から死んでた。

死体には腐敗ガスが溜まっており、上手い具合に水に浮かんでいた。しかもそのガスがおしりから吹き出し、ジェットスキーみたいに水の上を進み出した!

ハンクは急いで水死体に飛び乗った。必死に海を渡り、ようやくたどり着いたのは残念ながらまた無人島。しかも雨降っとる。運悪すぎて草。

水死体を引きずって近くの洞窟に入り、彼らは眠った。翌朝、洞窟の雨漏りが水死体の口の中に流れ込み、それがいい感じに綺麗になって飲み水になった。しかも水死体は言葉を話し始め、メニーと名乗った。

メニーには可能性が無限にあった。流れ着いたポルノ雑誌を見て硬くなったおち........あー、その、第三の足が方位磁針になったり、口に入れたものを背中を叩いて銃のように撃ち出したり。
ハンクメニーと親交を深めながら、故郷に帰るためになんやかんや頑張るのであった。


感想


タイトルは沢山の機能を持つナイフ「スイス・アーミーナイフ」から来てます。キャンピングナイフとか十徳ナイフとかいうやつ。


ハリポタの3人組の中では一番、ハリポタのイメージが強すぎて他の仕事をやると大変そうなダニエル・ラドクリフですが、なんやかんやで俳優としてかなり成功してらっしゃいますね。なんだか嬉しいです。
ハリポタ3人組と言えば、最近ロン役の人がシャマラン監督の「knock」という映画に出てるらしいです。すごい気になってた映画だから絶対観に行く。


まずさぁ、ダニエル・ラドクリフの演技がすげぇ。死体役って時点でオイオイ大丈夫かと思ったが、........大丈夫だった。こいつぁとんでもない役者様だぞ。

ハンク役の方もとても素敵でした。よわよわしい笑顔が魅力的。優しげでちょっとかっこ悪い、でも親しみを感じる演技。大好き。


最後はマジで「どうしてこうなった?」って感じだった。

「どうしてこうなった?」って感じなんだけど、何故かとても晴れ晴れした気持ちになった。
不思議な感動があった。

根暗な男性と水死体との友情物語。素晴らしかったです。おすすめ。

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