韓国アニメホラー映画「整形水」を観たよ(ネタバレあり映画レビュー)
私は自分の外見にはそこそこ愛着があります。
まぁ目の形とか、個人的に気に入ってる。他人と比べて優れてるかどうかは別として。
それでも多少なりとも不満はあるもので、私の場合は顎周りです。なんか昔からごつくって(笑)
さて、今日は「整形水」という映画を観ました。
2020年公開の韓国のアニメ映画です。
ざっくりあらすじ
人気芸能人のメイク担当をしている主人公のイェジ。
彼女の外見はお世辞にも美しいとは言えず、担当している女性タレントにも外見を貶される毎日でした。
ある日、担当のタレントが出演するテレビの通販番組でエキストラが来れなくなったので、しぶしぶイェジが代わりに出ることに。
(多分)ダイエットサプリの通販の中で彼女がカメラの前でしたことは、「食事を食べること」。
普段から食べることでストレス発散をしていたイェジは、カメラの前でいつも通りに食事をしました。
その後、イェジの食事シーンがネット上で笑いものにされてしまい、ショックのあまり彼女は引きこもりになってしまいます。
クヨクヨしながら過ごしていたイェジでしたが、そんな中彼女のスマホにメールが届きました。
「美をあなたに」
「噂の整形水をあなたに」
というものでした。住所も知らんくせに何抜かしてんだ、と鼻で笑いながらも、イェジは広告を軽い気持ちでクリックしました。
後日、彼女の元に本当に「整形水」が届き、半信半疑ながらも使ってみるイェジでした。
以下ネタバレ
・整形水を使うと
整形水を水で薄めたものを洗面器に入れ、それに20分ほど顔を浸します。(口にホースを加えて呼吸できるようにね)
すると、顔が粘土細工のように柔らかくなるので、自分の顔を好みにカスタマイズすることが出来るようになるのです。
これで全身を綺麗にしたいと考えたイェジは、整形水を販売している会社の社長の家を訪ねました。
社長は整形水の広告塔になるように持ちかけ、多額のお金をイェジに払わせて彼女の全身を整形水を使って作り替えたのです。
・美しくなったイェジ
美人になることが出来たイェジはSNSでスターとなりました。
そんな彼女に声をかけてきた男達を取っかえ引っ変えして遊びますが、どいつもこいつもつまらない男ばかりでイェジはうんざり。
言いよってきた男の1人に誘われて行ったプールパーティで、かつてメイク担当として働いていた芸能事務所の人間にスカウトされました。
・使いすぎた
整形水で綺麗になれたのはよかったけれど、やはり食べたらまた太るんですよね。
少しだけお腹に肉がついてきたため、イェジは整形水で入浴することに。母親は彼女を止めようとしますが、
「整形水を使うのはこれが最後。芸能界に入れば体重を管理してもらえるはず」
そう言って聞きません。
イェジは30分のタイマーをセットしたスマホを洗面台に置いて、整形水に入浴しました。そしてうっかり寝落ちてしまい、目が覚めた頃には30分以上の時間が経過していました。
慌てて出ようとしたイェジの体はズルズルに崩れ、全身の肉が剥がれ落ちていくのでした。
感想
うわー、すげぇ。
ガッツリ人間のドロドロした部分が出てる。面白かった。
そんでもってまさかのホラー展開。韓国映画のこういう怖さが好きだ。
イェジは整形水で美しくなれたのですが、人間それだけじゃ中身までは変わらないよねっていう話でもあった。
ましてや、やましい理由で手に入れた美しさです。彼女は精神的にも病んでいきます。
彼女のそんなメンヘルな傾向はどんどん加速し、話はどんどんと猟奇的になっていきました。
以前観た「永遠に美しく........」という映画に似たものを感じました。ただグロさはこちらの方が上。
絵柄はコテコテの3D感満載で、初期の「キングダム」のアニメみたいだった(笑)
最初はちょっと見慣れない感じで戸惑ったけど、ずっと見てたら気にならなくなってきた。
昔から美形はよく持て囃されますが、この映画はそんな風潮に一石を投じるようなものだったと思います。
人は外見だけでは判断されないものなんですよね。
自分語りですが........
自分自身、過去に外見だけで性格や言動に勝手なイメージを持たれて、それでいて押し付けられてうんざりした経験があります。
なんか、「そんなことする人だと思わなかった」とか言われて急にガッカリされてさ。じゃあどんなやつだと思ってたんだよと。うっっぜぇ←
あとさぁ、「私のどこが好き?」と聞いたら「顔が可愛い」って言われて、めちゃくちゃ腹たった事ある。私も私の顔好きだけどさ(何言ってんだお前)
やたら異性の外見を褒めちぎる人とかもね。馬鹿の一つ覚えみたいに外見のことしか褒めない奴。それ褒めときゃいいと思ってんのかって。
ああ、話が性格悪い方に向かってったwww
人は性格を元に外見が作られる訳ではありません。改めてそれを思い知らされましたね。
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