(映画レビュー)「事故物件 怖い間取り」を観たよ
こんちくわ。あ、面白くないわこの挨拶。
最近ちょっとずつ暖かくなってきましたね。4月よ。暖かくなるのちょっと遅くねーか。
さて、今回は「事故物件 怖い間取り」という映画を観ました。
2020年公開のジャパニーズホラー。主演は亀梨和也さんです。
ざっくりあらすじ
全く面白くないお笑いコンビをしている主人公・山野ヤマメ。
彼はいつもくっそ面白くないコントを舞台で繰り広げてダダ滑り。可哀想なくらい。
山野はある日、相方にお笑いコンビの解散を持ち掛けられる。なんと、相方の方は放送作家として活動していくらしい。
1人でまともなお笑い芸人になれる訳ない、絶望する山野。ネタも書けない。面白くない。なら普通に働けばええと思うんよ(元も子もない)
山野の元相方はテレビ番組のプロデューサーに「事故物件に住む」という企画を提案し、それが採用。なんと山野が事故物件に住むことになるのだった。
感想とちょっとネタバレ
ラストなんなの。
唐突なバトルなんなの。萎えた。
個人的には1軒目が一番怖かった。
2軒目もなかなか。
3軒目まではいい感じだった。
4軒目からのスピード感と死霊館っぽさは個人的にはくっそつまらなかった。すごく残念な展開。
ただね、4軒目がクソ展開(言い過ぎ)だと思っただけで、それ以前はめちゃくちゃ良かった。
とくに1軒目。
赤い服の女の存在感がめちゃくちゃ怖かったし、あの「2箇所に同時に出現」ってのが異様で素晴らしかった。
「リング2」で、貞子の母親が現れるところがあるんですよ。私、あのシーンがすっごく好きなんです。
あの、幽霊のはずなのに生きてる人間のようにハッキリと存在感があって、かつちゃんと怖い表現がされていて。あれは素晴らしかった。めちゃくちゃ好き。
女優さんがマジで天才的な演技だった。
で、この「事故物件」での赤い服の女もきっちりと存在感があって、なのに不気味ってところがたまらなく良かった。
この、「怖い」を通り越して「好奇心」に変わってしまう感じが超好き。
なになに?幽霊?本物?ちょっと話聞いていいすか?ってテンションになる(なるな)
2軒目のおばあさんの断末魔も超良かった。あの顔。えぐい。強すぎる。
ただ、鏡から手が出て梓ちゃんを襲うシーンは少し安っぽい感じがした。
3軒目はちょっとパンチ弱かったけど、少し怖かった。
4軒目はもうね、なんなの?ってなった。
4軒目で個人的には「台無しだよ!」って思った。
入ってすぐ、ふにゃ〜んって倒れた辺りで爆笑してしまって、あとはもう最後まで笑えるシーンばかりだった。
部屋で死んだ幽霊達が主人公を襲ってくるシーンとかもう、息が苦しくなるほど笑った。
(ホラー映画観すぎて感覚がバグってる人の感想ですw)
そんであの、唐突な陰陽師バトルみたいなやつ何なの。
黒いやつも、最初からずっと居たけど他の幽霊と外見のジャンル違うし。あいつだけ海外ホラーテイストなんよ。
着物とか着てたら少しは受け入れられたかもしれんが。
あ、でも瀬戸康史さんの「ふーっ!」ってしてる顔は可愛らしくて、大変良かったです。ハムスターみたいで癒されました。
なんだろう、この個人的にめちゃくちゃ好きなホラーとクソ映画を同時に観せられた感じ。
最後のバトルはマジで必要か分からんかった。私はあれで萎えました。
ホラー要素以外の出演者についての話。
主人公は売れない芸人なんですが、亀梨和也さんがイケメンすぎてずっと「お前は芸人以外の道を選べよ」って思いながら観てた。
顔が良すぎんだって。
瀬戸康史さんは可愛かった。
ヒロインの梓はもう少し怖がり方控えめに出来んかったかな?と思った。あれでいいのか?
高田純次さんが真面目になんか言うと謎の説得力があるんだなって思った。
赤い服の女の役の女優さんが私的には優勝。すごく良かった。好き。
しっかりと怖くて面白い部分もあったので、一言で「クソ映画」とも言えないんだよね。複雑な気持ち。好きと嫌いが混在する映画だった。