美少女がひたすら可愛い映画「ヴィオレッタ」を観たよ
あなたにとっての「美少女」って誰ですか?
いいですよね、美少女。
美しいものは見ていて心が洗われますし、可愛い女の子の純真な言動は癒されますね。
ちなみに、私が一番好きな美少女は「イノサン」のマリー=ジョゼフですね。
(※11歳かそこらの少女です)
いやぁ、可愛い女の子の純真な言動は癒されますねぇ!
今回は「ヴィオレッタ」という映画を観ました。
2011年公開のフランス映画。
監督の実体験を元にして作られた映画です。
観る前に注意しておいてほしいこと
これは監督のエヴァ・イオネスコ女史が幼少期に実際に経験したことを元にしています。
写真家である母親の被写体として、12歳の頃にヌードモデルとしてデビュー。
同年にはポルノ映画にも出演しており、まぁ現代だったら一発アウトですね。
イオネスコ女史は2012年に母親相手に訴訟を起こしており、損害賠償と写真の原本引渡しを勝ち取っています。
この映画ではヌードに至るまでの抵抗や、同級生からのいじめなんかを自伝的に描いており、まぁ観る人に寄っては気分が悪くなることでしょう。
最後までざっくりあらすじ
①母親の写真のモデルになる
12歳のヴィオレッタ。金髪。クソかわ。美人すぎてビビる。発育良すぎる。
顔に線が多い曾祖母と暮らしており、母のアンナは家を嫌ってあまり寄り付かない。
ある日アンナが画家のエルンストからカメラを貰った。彼女は母の写真の被写体となった。
そうして出来上がった写真を、学校の保護者会を「わしは凡人どもとは違うけん!」とバックれて、アンナはエルンストに見せに行く。ヴィオレッタも着いてく。
「絵よりも写真のほうが才能あるやん」と言われて喜ぶアンナ。
そのままエルンストといちゃつき始めるアンナ。子供の前で何やっとんねん。
手持ちぶたさんなヴィオレッタは、何となくそこら辺の刷毛を手にすると、何となくエルンストの描いてた絵に黒い絵の具をベッタベッタ塗ってみた。
当たり前だけどめちゃくちゃ怒られて、アンナと共に追い返される。
②脱ぐことを要求される
母の要求は段々と過激になっていき、子供が着るのに似つかわしくないような、ほぼ裸のどエロい服を身につけさせる。
さらに下半身を露出した状態で足を開かせたポーズを取らせることもあった。
ヴィオレッタは今までほとんど家にいなかった母と一緒に居たい一心で、母の言うことを聞き続けた。
アンナの写真は人気になり、ついに個展を開くことになる。
ちなみに、写真のモデルはヴィオレッタ以外にも数人の女性が居た。
貰ったカメラのお返しをしようと、アンナはエルンストの元に向かう。そこでアンナの写真のモデルの一人・ナディアと遭遇。
なんと、知らないうちにナディアとエルンストはねんごろな関係となっており、今度結婚するらしい。アンナさん大ショック。
ヴィオレッタの写真集が発売され、彼女は学校でいじめられるようになる。ただ彼女もそこそこ気は強いようで、意地悪してきた女子とかるく取っ組みあったりする。
③反抗しだす
ある日、アンナはアーティストの写真を撮るためにヴィオレッタを連れてイギリスに。寝てるところを起こされ、行きたくないと言い張るヴィオレッタだが、「シド・ヴィシャスに会いたくない?」と甘い言葉を吐かれて、思わずついてく。
そこでアーティストの男性とちょっとキスしたり、なんやかんや大人の階段を一段か二段くらい上ったりする。
撮影中に脱ぐように言われ、男とのヌードは嫌だと反抗するヴィオレッタ。お前は金になるやでと母に言われ、自分は愛されていないのかと悲しくなる。
母親に金の成る木として見られることや、ヌードモデルとして扱われることが段々と嫌になってくるヴィオレッタ。
どんどん暴走していくアンナ。
ヴィオレッタのトイレ中に、急にドアを開けて写真を撮るなどの奇行もやってのける。ヴィオレッタ、一発殴ってもええんやで。
普通の生き方をしたいと願う彼女とは反対に、アンナは有名になった方が絶対いいと考えていた。
やがて、ヴィオレッタの悩みを聞き、精神的な支えとなっていた曾祖母が亡くなってしまい、育児放棄気味だったのもあって、アンナは裁判所から彼女の親権を奪われそうになる。まぁ施設に預けた方が良さそうよね。
④おらこんな親いやだ
色んなすったもんだを経て、ヴィオレッタが成人するまで写真を撮らないことを条件の一つとして、なんとか母娘は一緒に住めるようになった。
しかしアンナは正直言っては母親としての能力は限りなく低い。そもそも家事をまともにこなせない。
生活水準を下げるのも嫌だったらしい。どんどん金銭的に厳しくなり、生活保護を進められるも意地を張って突っぱねるアンナ。
それどころか娘のヌードのネガを出版社に売りつける。激怒するヴィオレッタ。
ソーシャルワーカーはアンナにカウンセリングを勧め、アンナは己の生い立ちをカセットテープに録音する。
アンナは、アンナの母(ヴィオレッタの祖母)が父親(曽祖父)に手篭めにされたために生まれた子供であることを告白していました。
テープを聞いたヴィオレッタはアンナにその事を聞くも、泣いて誤魔化された。むかつくなぁ。
色々と自暴自棄になったヴィオレッタは、最終的にひったくりをして施設にぶち込まれてしまった。
ある日アンナが面会に来る。
職員からそれを聞いたヴィオレッタは窓から逃げ出してしまい、その背中にアンナが愛してるとかなんとか叫んで終わり。
感想
うん、母親に対する微妙な悪意を感じたw
監督の方は多分、まだちょっと腹立ててるんだろうなぁって。
アンナは娘をどう愛するのが正解なのか、それが分かってない感じ。自分がこうしたら娘は喜ぶに決まってる、と決めてかかってる感じがして非常に不愉快だった。
娘が母を慕う気持ちを理解した上で、それを利用している。まさに子供を所有物として見てる印象でした。
その上「あたしは特別な人間!」「あたし才能ある!」の意識が強すぎて、そこにもイラついた。
ヴィオレッタ役の女の子はとてもなく美しかった。
陶器のように白く滑らかな肌、大きな目に鮮やかな青の瞳。リアルにフランス人形。
撮影当時12歳。早熟すぎんだろ。
彼女が陽の光を受けて、目を伏せてゆっくりそっぽを向く。ただそれだけのシンプルな動作でも目を引いてしまう。
美しいだけでなく、どうすればそれを生かせるのかを熟知してる。どうすれば人を魅了できるのか理解してる感じ。
それにしてもアンナ、ムカつくわァ........(まだ言ってる)
暴れるヴィオレッタに向かって、「あんたが異常なのは男たちから受け継いだんだわ」とか抜かしてん。
いや完全お前のせいやろっていうね。