【リズム&暴力】「4分間のピアニスト」【好きな映画紹介】
こんにちは。お元気ですか?
最近枕を変えました。
なんかこう、色々なブロックに分かれてる系の枕から、普通の羽根枕にしました。
若い頃は横向き寝が多かったのですが、どうも最近は仰向け寝が増えまして。
丁度安売りされてたので、実験的に。
さて、今回は私の好きな映画を紹介させてください。
「四分間のピアニスト」
2006年ドイツ公開。
DVDが擦り切れるまで何度も観てました。
あらすじ
御歳80歳のピアニスト・クルーガーは、女性刑務所で受刑者たちに簡単なピアノ演奏を教える仕事に就く。
そこで21歳の受刑者・ジェニーと出会う。
彼女はかつて天才と言われた程の実力のピアニストだった。しかしグレて殺人事件をおこしてしまい、服役。
クルーガーはジェニーの類まれなる才能を見込んで、彼女の個人レッスンに力を入れる。目指すはコンクール。
色々なことについて
ジェニーについて
過去にピアニストとして活躍していた彼女ですが、コンクールに明け暮れる日々なや嫌気がさし、義父に反抗した。その結果義父は彼女に性的虐待をしてしまう。
そこから一気にグレた彼女は、ある時恋人が起こした殺人事件の罪を被って無実の罪で投獄される。
そこでクルーガーに出会います。
初対面の時点で彼女は周りへの敵意バリバリで、ピアノの椅子で己より何倍も大きな体の看守をフルボッコにするほどの攻撃力。
ピアノを置いた部屋でクルーガーとジェニーは初対面、クルーガーは彼女の反抗的な態度に腹を立てます。
その上看守をボコる彼女に呆れたクルーガーはその部屋を後にして帰ろうとしますが、廊下を歩くクルーガーの背中を追うようにピアノの旋律が響き渡りました。
思わずクルーガーは足を止め、ジェニーの魂の演奏に聴き入ります。
ジェニーの演奏に惚れ込んだクルーガーは、彼女を更生させる目的も兼ねて、コンクールに応募することになります。
ピアノ演奏
さて、ジェニーのピアノの演奏についてです。
彼女の中に燃え盛る炎の様な攻撃性、生命力、怒りや悲しみなど、そんなエネルギーが音に乗ってダイレクトに伝わるようです。
ジェニーを演じた女優さんは、ピアノ未経験だったそうですが、半年で猛特訓したそうです。すごいな。
後から音を当ててるとはいえ、めちゃくちゃ弾けてるやん。
オマケに演奏シーンも印象的なものばかりで、
最初に看守をボコった後に弾いたり、
新聞記者の前で手錠を付けたまま弾いたり
教会のパイプオルガンを殴るように弾いたり、
とにかくかっけぇ........。
もちろんラスト四分間の演奏が1番ヤバい。鳥肌立つ。
グランドピアノを使用した、内部奏法(ピアノ線をぶっ叩いたりするやつ)もあり、初めてそれを聞いた時の衝撃は凄かった。
まとめ
ストーリーはあくまでヒューマンドラマ。
ピアノ演奏を通じて心を通わせるジェニーとクルーガー。2人の周りの人達の人間模様。
そして、それをぶっ飛ばすかの様なロックなピアノ演奏。
大人しく椅子に座って弾くシーンを期待して観ると、がっかりするかもしれない。
ああ、あと「おばあちゃん、飲みすぎやって!」って言いたくなる人も居ると思う(笑)
もしどこかでこの作品を見掛けたら、よかったら観てみてください。
音楽好きの人に刺さると思います。