FUJINON XF35mmF1.4 R|斜面いっぱいの紫陽花を切り取る
FUJIFILMユーザーから「神レンズ」と言われている〈FUJINON XF35mmF1.4 R〉。
X100VIが手に入らない腹いせで買ったのですが、その1か月後にX100VIが奇跡的に買えてしまい、XF35mmF1.4 Rを使う機会が少なくなっていました。
もちろんその写りに不満があったわけではありません。でも単焦点レンズと単焦点コンデジって利用シーンが結構重なってしまうんですよ。X100VIとX-T4を2台持ち出すとき、X-T4にはズームレンズを装備したくなるんです。
とはいえ、せっかく買った神レンズ。堪能しないのはもったいない。
先日は雨の中、茂原にある「服部農園あじさい屋敷」に行ってきました。そこには何を思ったか防水でもないXF35mmF1.4 Rを持っていって写真を撮ってきたので、いくつか作例としてご紹介します。
今回は〈FUJIFILM X-T4 + FUJINON 35mmF1.4 R〉の組み合わせです。
余談ですが、写真にこだわる日々を続けていると、いつの間にか機材が多くなってしまいました。正直、カメラを使う頻度と比較して機材が多くなりすぎている気がしています。これが沼か。
「服部農園あじさい屋敷」へ
やってきたのは千葉県茂原市にある「服部農園あじさい屋敷」。斜面いっぱいの紫陽花を犬と一緒に楽しむことができると聞き、初めて訪れました。
アクアラインを使って自宅から車で1時間半程度。その意外な近さに驚くとともに、もっと房総半島にも足を延ばしてみたいと思いました。帰りの渋滞さえなければね(今回は全然混んでなかった)。
斜面いっぱいの紫陽花
入場料は大人600円、犬は無料。現金で払って入場すると、目の前には斜面の上の方までいっぱいに広がった紫陽花が見えました。これはかなりスケール大きいのでは…?
この日の雨は午前中に土砂降りがあって、午後は降ったり止んだりしていました。その午後に訪れたのだけれども、しっとりとした雰囲気が広がっていて紫陽花の撮影にはぴったりでした。
斜面の上にも行ってみる
順路とされている道はアスファルトで舗装されているので雨でも歩きやすいです。でもそれだとこの紫陽花を少ししか堪能できないので、斜面にも上りたい。
でも斜面は舗装されておらず自己責任で上ってくれとの看板が。実際に上ってみると足下がめちゃめちゃ滑りやすくて、スニーカーでは心許ない感じ。細心の注意を払いながら進みます。
森の中のあじさい屋敷
このあじさい屋敷の一部は林の中にかかっていて、大きな木が落とす影のおかげで全体がよりしっとりとした雰囲気に。それをXF35mmF1.4 Rで切り取ると。味があってとてもよいです。
じめじめと蒸し暑い日
やっとの思いで斜面から降りてくると、足下に集中していた意識が解放されたせいか、一気に暑さを感じるようになりました。そりゃあ、雨が降っている梅雨の日の午後ですから、湿度はかなり高く100%近かったんじゃないかな。
冷たいスイカで水分補給を
さて、場内を1周してきました。割とすぐ戻ってきたつもりだったんだけど、気づけば40分くらい散策してましたね。
入口では特産のスイカやメロンやびわが売られていたのですが、一角では冷蔵ケースの中に冷えたスイカやメロンが並べられていました。その中からスイカ(380円)を買って食べることに。その場で4つに切ってくれます。
これがね、めちゃめちゃ甘くて美味しいし、水分豊富で喉が潤いました。犬にも食べさせたけど美味しかったみたいです。
まだまだきれいな紫陽花を見に行こう
この「服部農園あじさい屋敷」、初めて訪れたけれどとてもおすすめです。
理由はいくつかありますが、まず混んでない。横浜から1時間半くらいで行ける場所なのに、全然混んでなくてゆっくり見られるし、スイカのイートインコーナーもすぐに座れます。
それから規模が大きい。斜面いっぱいに広がっている紫陽花は圧巻で、たぶん鎌倉の長谷寺よりも広いような気がします。
あとは駐車場が無料。目の前には120台ほど止める場所があって、車を降りてすぐに入場することができます。車がないと行けないような場所ですが…
という感じで、まだまだきれいな紫陽花を見ることができるので、車で行ける方はぜひ。おすすめの場所です。