「アセンダント軸」の持つ意味について
(この記事は、2021年8月22日にブログ掲載したものをnoteに転載します。一部内容を変更してお届けします)
こんにちは。
今回は「アセンダント(Asc)」の持つ意味について考えてみたいと思います。
アセンダントとは、東の地平線を表しており、ハウスのスタート地点でもあります。
通常アセンダントと1ハウスも含めて考えることも多く、一般的には「自己」「外見」「第一印象」などを表すと言われております。
アセンダントは、”見られている自分”?!
しかし私は、アセンダントは「人からどう見られるか」や「こう見て欲しいと思っている自分」という意識を強く含んでいるのではないか、と考察しています。
これはSNS等の普及が進んだ現代では特に顕著なのではないか、と思います。例を挙げると、インスタグラムが分かりやすいでしょうか。
本当の自分にはアクセスせず、周囲からどう見られているのか、思われているのか、に主軸を置いて生きている人が多い。
従って、アセンダントは「表向きの顔」と解釈できます。(かと言って、本当の自分がどんな人なのか?が分からない)
となると、アセンダントに対する解釈や理解というのは、以前にも増して重要なのではないか、と思うのです。
太陽星座のエネルギーをあなたの人生に取り入れることが大切
アセンダントの解釈が「表向きの顔」であるならば、やはり太陽星座の持つエネルギーを取り入れて生きて行くことが最も重要です。
根本的にここがズレると、人生が何事も上手く行きにくいでしょう。
スタンダードな人生を歩もうとする人が特に現代社会は多いのですが、元来一人ひとりのホロスコープは全く違うのにも関わらず、同じ型にはまる訳がありませんよね。
あなたが持っている根源的な力は、太陽と常につながっているのです。太陽はいつもあなたに語り掛けているということを、忘れないで下さい。
アセンダントの示す身体的特徴
よく、アセンダントの身体的特徴について語られることが多いですが、これは本当に人によりけり、という感じがします。
つまり、太陽星座のエネルギーを現時点でどの程度獲得してきているか、によって違いが出てくるように思います。
ただし、ある程度は参考にできるかな?と感じています。
例えば、アセンダントが双子座の人なんかは、割と水星の持つ気質を持っています。水星はどちらかと言うと能動的よりかは受動的な星であるため、非常に好奇心旺盛だったりしますが、自分からアクションを起こすことは実はあまりない。
でも、勇気を出して自らその場に行ってみても、なかなか上手く進展しない場合もある。すると、水星の持つ神経質やイライラな部分が出てきてしまいます。
しかしながら、先程述べた通り、「他者からの目線・視点」を大いに含んでいるために、そのように振る舞う自分を自覚しており、内心非常に傷つきやすかったりします。
周囲の人は、あの人好奇心旺盛そうなのに、何だか一旦ダメになると、打たれ弱いよね・・・と感じるのかもしれません。
まあ、今は一例としてアセンダント双子座を挙げましたが、全部の星座を語り出したらキリがない位にお話できそうだ。
ただし、この人が仮に太陽星座の持つエネルギーを正しく理解しているとしたら、対処方法も随分と違ってくるように思います。
アセンダント-ディセンダント軸について
ディセンダントは、アセンダントの正反対の西の地平線を表しています。
7ハウスの起点となるため、一般的には「対人関係」「結婚相手・パートナーシップ」などを表していると言われます。
このアセンダントーディセンダント軸のアングルを、私は重要視しています。
アセンダントを「周囲から見られている自分」と解釈するのであれば、ディセンダントに対する解釈も自ずと変わります。
単に、「結婚相手のパートナーはこういう人がいいよ!」と考えるのは、ちょっと違うように思うのです。
書き出すと大変長くなりそうなので、今回はやめておきますが笑 特にディセンダントを重要視して生きて行くと人生がガラッと変わる可能性さえ秘めているように感じます。
占星術では、アセンダントについて兎角言われることが多いですが、ディセンダントも検証していくべきですし、どうもこのディセンダントが軽んじられている風潮も気になります。本当に大切なことは、占星術においてもまだまだ隠されているのかな、と思っています。
さて、先程のアセンダント双子座の人は、ディセンダントが射手座になる場合が多いと思います。
ということは、この人の人生のヒントが射手座的エネルギーに隠されているとも言える。それは、決して対人関係だけにとどまらないでしょう。
本当の意味での「若々しさ」「生き生きとした自分」というものを獲得できるヒントがこの軸にはある。
このように考えます。