最序盤に三元牌トイツが3組ある場合の牌の切り順
2巡目に三元牌の3種がトイツになったという話です。配牌11種からの国士狙い並みにワクワクしますね。
この手であれば、大三元テンパイになった場合のあがり率を最大化するように打つのが普通かと思います(もちろん安めの小三元になっても致し方ありません)。
しかし最序盤ともなると、三元牌以外の残り8枚から何をどういう順番で切るかについては、意外と判断が難しいものです。
① 西から切り出して、なるべく河を強くする手順
テンパイ時に待ちを絞られずらいのが最大のメリットです。中張牌を複数切った後に西の手出しを見せることへの影響を重く見ている選択と言えますが、人によってはただの手なりという場合もありそうです。
② マンズのホンイツに向かう手順
最低でもホンイツ小三元になるという打点的なメリットが一つ。あと、ホンイツに見せた方が大三元の可能性が低めと思わせる効果がありますので、読みに心中してくる打ち手からはパオ牌が打ち出されることもあり得ます(特に内カンチャンやリャンメンなどの強めのターツ落としを見せている場合)。
③ 結論は?
染めの手順だと河が弱くなり、このようなテンパイになったときにピンズが全通しとなって、押し返されやすくもなります。
しかし、メリットとデメリットが混在している以上、ホンイツ小三元の保険をかけるに越したことはなく、また大三元をテンパイする場合は大概2副露以上でツモ専の場況になりやすいことを考えると…
一色に断定されない染めの手順(今回のように西より4sをなるべく引っ張る)が一番良いのかなと個人的に思いました。