∀ガンダム10話感想

 冒頭、ホワイトドールでソシエを送るロラン。ムーンレイスの件を擦ってくる。まあ、そんな直ぐ割り切れる物でもないでしょうしね。

 グエンとキエルが会話。ムーンレイスも一枚岩ではないと。そこへ、ミラン(ディアナの側近のおっさん)が。キエルを借りたいと言ってくる。

 ミリシャの居留地へ着くロランとソシエ。そこでシドらと技術関連の会話。コンピュータに興味がある様子。PCとネットが有るか無いかじゃ、作業効率が全然別ですからね。

 ディアナに招かれるキエルとグエン。その頃ランとソシエは使用人から電話を受け、ハイム婦人が寂しがってるから一旦帰ってきてくれと。痴ほうみたいなもんでしょうからね、使用人達もキツイわな。

 ディアナは将兵全員が地球帰還に浮かれていて、命令が行き届かないと言う。まあ、現代でも兵士の諸々は問題になりますからねえ。

 飛行船での被害視察にディアナも同行する事に。準備の間、女同士のお茶の時間に。キエルの鏡になる遊びをするディアナ様。お茶目だ・・・。

 キースはMSを売り払い金を手に入れる。パン屋になる決意を固めた様です。最初は逃げようと言ってたのがなあ。おやっさんがケガして、立場が人を育てる部分が有るんだなあ。

 お着換えするキエルとディアナ様。お互いの服を入れ替えてしまいます。キエルさんも楽しそうで何よりです。

 そこへ、ミランが。二人は入れ替わったまま視察に行く事に。側近でも分からないレベルって事は、二人の年齢って近いんですかね。

 グエンにロランとソシエが会いに。報告書を渡す。丁度いいから飛行船に乗りなさいと。後半へ。

 キエルとディアナ様は飛行船へ。そこでロランとソシエと合流。

 バレない様にフォローしながら不安定な会話をする二人。ターンエーは、こういうギャグちょこちょこ挟んでくる。

 そして戦火を見ます。こんな綺麗な地球を焼くような事は有ってはならないと。

 変装ディアナ様はグエンに連れられ、ロランとソシエの元へ。ソシエは月の奴らが来たせいで、父は死に、母は心を病んだと言う。ロランやグエンがそれを慰める。それを見たディアナ様は何とも言えない表情。

 今までざっくり被害とかは見てきたでしょうが、こういう直接の被害者とは初対面でしょうし、色々と思う所が有るんでしょう。

 ビシニティに付いた一行。前にロランがハンマーを見つけた所は、地盤が沈んで塞がってしまった様です。

 ディアナ様は、戦場が田舎にまで広まっている事に思う所が有る様子。

 ハイム婦人の見舞いに行く一行。客観的に自分や、病んだ母の様子を見るって中々しんどいシチュエーションだ。

 ディアナ様も、こんな普通の人に戦争を仕掛けたのだと自覚した。何か全方位でお辛くなってきました。

 ハイム氏の墓に駆け寄って跪き詫びる変装ディアナ様。それを見たキエルは、それが貴女のお心なのですかと涙するのであった。10話終わり。

 凄い湿っぽい回でした。やっぱりターンエーは、アップダウンがあるなあと思う。

 序盤はディアナ様とキエルが楽しそうにわちゃわちゃして、後半は湿度が高い展開で関わる人皆お辛い事になった。

 そんな中、一人逞しくパン屋の拡大に勤しむキースは清涼剤だなあと思う。

 しかし、10話まで来て人死にが起きるようなMS戦が無いのは、やはり異色なガンダムだと思う。全体の5分の1が終わって残り40話。話はどこへ向かって行くのか、続きに期待。

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