諏訪梶の葉紋が玄武と重なる
計画的に配置されてきた神社…王権主導のもと、地域のフラッグシップ的神社として国家レベルの祭祀に引き上げられていた可能性はないだろうか。
北天の星座と北方の守護『玄武』の図を重ねるため、その基準線となる『黄金三角形』が列島を覆う。
上野國一之宮である貫前神社はちょうど『東国』のへそ的な位置となる。そこを中心としてジグザグ稲妻形の蛇の図が得られる。
玄武のもう一方『亀』は東国を覆う巨大な『六角形』で表される。(この亀甲は富士山-立山雄山-日光男体山を結んだ『正三角形』がベースになっている。)
ふたつを合わせて『玄武』とする。奇しくも、日本の屋根、日本アルプスを内包するのも興味深い。蓬莱山を背負う霊亀のようだ。
そして、もうひとつ気になる図像がある。
黄金三角形をベースにすれば五芒星・五角形は得られやすいが、ラインを結んでいくと、どこかで見覚えのある形に見えてくるのである。
諏訪大社の神紋である『梶の葉紋』である。
3つの五角形とひとつの黄金三角形の組み合わせだ。
家紋が流行るのは平安中期頃からといわれるが、諏訪大社の神紋については吾妻鏡にも触れらえれているという。いつ頃できたものであろうか?
諏訪大社の神紋である梶の葉紋と蛇の図が重なる…
神社配置計画がもし天武天皇時代のプロジェクトだとしたら、天武天皇が構想していた『複都制構想・信濃宮造都計画』とも関連はあるのだろうか?
ちなみに貫前神社の神紋は左三つ巴紋であった。