三木市のシンボル
幻の鳥
三木金物が世界へ羽ばたけるように
その想いに80を超える金物メーカーが賛同し
1952年、第一回三木金物見本市(現在の金物まつり)にて初代金物鷲が誕生しました
現在、金物鷲は4代目となりますが、従来より安全面から展示日数はわずか数日と限られていたため、幻の鳥と言われていました
約3300点の三木金物を使用する金物鷲は完成形で保管しているのではなく
展示の都度、組み立て・解体が行われますが、それには多くの熟練メンバーが必要となります
しかし時代の流れと共に当初は80を超えていた賛同事業所も、次第に減少していき近年では展示ができる回数も減少せざるを得ない、本当に幻の鳥となってしまうかもしれないという状況にありました
(参考:道の駅みき 常設金物鷲展示場パネル)
もったいない
金物鷲を見た人から
「こんなに素晴らしいものを常設しないのはもったいない」
「三木金物の素晴らしさを伝えているのになぜ常設していないのか」というお声をいただいたことから、2,020年に「いつでも見られる金物鷲」プロジェクトがはじまりました
2023年3月10日
構想から5年、プロジェクトチーム結成から3年
ついにみなさんにお披露目の日がやってきました
先日「常設金物鷲完成式典」が執り行われた会場には多くの人々がその瞬間を見ようと集まっていました
設置場所は、道の駅みき
地元の方、近隣市町村から、日本全国からお客様が訪れる場所です
多くの方に三木金物でつくられた「金物鷲」をいつでもご覧いただけるようになりました
常設金物鷲には、約6,000点の三木金物が使用されています
幻の鳥といわれていた金物鷲が三木市のシンボルとなりました
デザインも4台目と同じではなくオリジナルデザインとなっています
大きく翼を広げた雄大な姿
辛く苦しい出来事が続いている世の中
その中でも大地をしっかりと踏みしめ力強く飛び立とうとする姿に
見た人が勇気と希望を持てますように
そして職人たちの想いのこもった三木金物が
世界へと広がっていきますように
そんな願いが込められた金物鷲がここにいます
ギムネ(木工ドリル)はどこ?
さて、金物鷲のどの部分にギムネは使われているのか?
ギムネは金物鷲の脚部分に使われています
2種類のラセン状の錐が見えますが下側の部分です
よーく見ると先ネジが見えると思いますが
インパクトビットロングが使用されています
三木市にお立ち寄りの際は
ぜひ、R175沿いの「道の駅みき」に足をお運びください
一人でも多くの方にこの金物鷲をご覧いただけると嬉しいです