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木が未来への鍵となる

住友林業が火災時でも1時間は燃えずに頑張る新しい木質建材を開発
そんなニュースを目にしました



勝手なイメージ

木=燃える
コンクリート・鉄骨=燃えない
そんなイメージがあります
実際のところはコンクリート・鉄骨は燃えないけれど
高熱に長時間さらされることで急激にその強度を失い崩落してしまう危険がある
木は燃えやすいけれども厚みを持った木材は、表面は燃えてしまっても芯まで燃えるのには時間がかかる
ちょっとイメージとは違っている部分があるようです


木材の有効活用

海外の建築物は石やレンガが多かったと思いますが、近年では健康という観点からも木造建築に注目が集まっているようです
ノルウェーではほっこりする木の建築物が注目されているそうです
日本でも現在建築において木材の利用が促されています
以前にも少し触れましたが万博の木製リングもそのひとつです

今は完全木造の高層ビルの建設も進められているようですが、角型の鋼管柱を木の板で囲む木被覆(もくひふく)という部分的に木造化する方式にも注目が集まっているようです
ここで問題になるのが木の耐火性ですが、ここからが住友林業さんのすごいところです
これまでは木に石膏ボードを組み合わせることが普通だったのに、燃え方の違うカラマツ材とスギ材の二層構造にすることで、木材だけで燃え止まりの効果を高めることに成功したというのです
2041年に、350mの木造超高層建築を目指す研究技術開発構想を発表されたことといい、すごいな、さすがだなと感心しきりです


ここからです

さて、この話題のどこにスターエムとの関連が出てくるのか?
いや正確には、関連が出てきて欲しい、願望です
この木被覆を現場で取付ける「被覆留付仕様」という方法
L字型になった木被覆を取付ける際にどうやら「ビス」や「木栓」を使用するようなのです
スターエムはビスを打つ際に木割れを防ぐための下穴をあけるドリルをつくることができます
下穴と木栓を埋め込むための穴あけを一度の加工で行う皿取錐をつくることができます
ビスの頭を隠す木栓をつくる埋木錐をつくることができます
わたしたちのこの技術が何か少しでもお役に立てることはないでしょうか
こういう取組みに自分たちの技術が活かされる日がきたら・・・

もし、今ある規格製品でないのなら
その加工をするためのドリルをつくることに「挑戦」したい
それが木工ドリルメーカーとしての役割だと思うのです
中小企業だけれど、国内にもこんなメーカーがあるということを知ってもらいたい
中小企業だからこそできることがあるはず

日本はいま木の良さを再認識し
木に戻ろうとしています
未来のために木が活躍してくれます
これからどう木を活かしていくのか
その取組みはもうはじまっている
木工ドリルメーカーとして
木に関わるメーカーとして
何か役にたちたい


今回書くにあたり、下記サイトより引用させていただきました