シーサーの竹富島と思いきや竹富島は○○の島だった〜八重山諸島ツアーその5
3日目。
明け方何度か強い雨が降った西表島でしたが、7時過ぎには雲も散らばり、朝陽が差してきました。
お天気は晴れ、気温は23度。
西表島は最低気温が14度、最高気温も28度と安定した気候のようです。
本日石垣ー上原航路は通常運行。
9:35上原港発の船でいったん石垣島へ戻ります。
また来るのかな、西表島。
イリオモテヤマネコにも会ってないしね。
行きの大原港の航路と違い外海という感じで、風もないのに大きな波がうねって、ちょっとしたアトラクションですね。
風が強ければ確かに欠航になるでしょう。
10:30石垣島に到着。
11:00発の竹富島行きに乗り15分で到着です。
ホテルに荷物を置いてレンタサイクルで島内を回ります。
自転車をこぎだすとポケモン自転車のBGMが流れます。
ー流れます、って、歌うってことなんですけどね^^。
うちの子たちはポケモン金銀世代。
♪ランララランララランランランラン
ルールールールールルルルルーーー〜〜♪
まずは島内にある御嶽(オン)を探して走ります。
走るのですが、地面が砂地のところはかなりタイヤの足が取られるので
転ばないように、慎重に。
初めて訪れた御嶽は真知御嶽。
ああ、これが。
なんかすごい、、、という感じ。
ここでこの島に入ったことのご挨拶を申し上げます。
御嶽のエネルギーはこんな感じなんだなと思いながら、次の御嶽へ。
しかし入口がわからない;
3回ほどぐるぐるそのあたりを回ってやっと見つけた玻座間御嶽。
それから世持御嶽へ向かいながら、瓦屋根の上のシーサーたちも見つけて回ります。
気温は26度。
青い空がキレイで赤瓦が映えますね。
竹富島の街中の風景。この冬は暖かくもうデイゴの花も咲いたようです。
竹富島の島内を回る水牛車。
しかし屋根の上のシーサー探しが超楽しい!
お店の塀にもたくさんのシーサーが。
そしてまた屋根の上。
カエンカズラの花が満開です。
お昼は八重山そばとジューシー(炊き込みご飯)のセットをいただきました。
お店の前の待合所。
街の中心にあるなごみの塔あたりからの街並みです。
赤瓦が落ち着くのはなぜでしょうね。
この後訪れた清明御嶽は大きくてとても神聖な場所でした。
御嶽のお隣の竹富小中学校前では生徒たちが道路まで掃除中。
皆大きな声で挨拶を交わしてくれます。
学校の前には幸本御嶽がありました。
サンゴ礁の石垣添いに走ります。
ここは珍しく2頭のシーサーが屋根にいました。
シーサーは「獅子」のことで、元々は災除けとして単独で屋根に設置していたものが、本土の獅子・狛犬の影響を受けて「阿・吽」の2頭で設置されるものが増えて来たそうです。
正面から見て右側の口を開けているのがオスの「阿」で、魔物や災いに対する威嚇、火を吐いて悪霊を退けるというような意味があり、また口を閉じている方は「吽」で幸せを呼び込みしっかり掴んで離さないメス、招福シーサーとされているようです。
どの方向に飾ろうが1頭でも2頭でも左右が逆でも決まりきったルールはないということで、やはり南の島は自由でいいですね。
なんでも人が決めた「ルール」があるものは真実からどんどん遠ざかるものですから。
途中フラッと立ち寄ったお店で夜光貝に関する興味深い説明を受けました。
夜光貝はインドー太平洋に分布し、日本では屋久島、種子島以南の地域に生息する巻き貝の一種。
「この夜光貝が螺鈿細工として中尊寺の金色堂にも使われているんですよ」
というお店の方からの説明にビックリ。
1月に訪れたばかりの中尊寺金色堂と繋がるなんて!→奥州平泉へ
こちらのお店では作者の方がかなりの工程をかけて夜光貝を磨き、この素敵な色を出しておられるようでした。
ここで数珠玉とベネチアングラスが編み込んである、虹色に輝く夜光貝のブレスレットを買いました。
この数珠玉も本当に懐かしい。
「祈り」「恩恵」「願いが叶う」という意味があるそうです。
英名はJob's tears。旧約聖書「ヨブ記」のヨブの涙です。
あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか
オリオンの鎖を解くことができるか 〜ヨブ記第38章31節
バナナがなっていたので、家の住民のおじさんに許可をとって写真を撮らせていただきました。
これよりカイジ浜へ向かいます。
外の空気は昆虫の匂い、水の匂い、葉っぱの匂い、雨の匂いがする。。
と、途中に猫ちゃんが。
島で初めて見る猫ちゃんです。
ここが星砂があるというカイジ浜。
早速星砂を探して見ます。
探し方は手のひらをグッと砂に押し付けて、星の砂なら手に刺さってくっついてきますが、やはり西表島の星砂の浜に比べるとかなり少ないようです。
この砂浜を北の方に歩いて行けばコンドイビーチまで行けますが
私たちはポケモンBGMと共に自転車で向かいます。
途中にポケモン出現!
▷たたかう
にげる
いや、白サギのようです。
舐められているのか私たちが近づいても逃げません。
たたかう
▷にげる
コンドイビーチの下見をしてから西の桟橋へ。
本日の夕陽スポットです。
黒っぽくなっているところは珊瑚礁。
それからホテルに戻りチェックイン。
コンドイビーチは遊泳禁止でないか、シュノーケルの貸し出しをしてくれるところがないかお訊きした後、島内には貸し出すところはない(石垣島からの日帰りシュノーケリングツアーならあるようです)ということで、とりあえず水着に着替えてコンドイビーチへ。
泳いでいる人はいませんでしたが海に入ります。
入ってみると海の中の方が温かい。
100メートルほど沖合に白い砂地があります!
まるで昨年ケアンズからシュノーケリングをしに行ったグレートバリアリーフの外のミコマス・ケイのよう。
もしかしたら泳いで行けそうな気が。。
すると欧米人の男性がその砂州に泳いで行かれるではないですか!
そこで私たちも彼について行ってみました。
そして三日月型の砂州に上陸!
サンゴのかけらで足の裏が痛い;
この後外国人の男性に英語で「あなたは勇気あるファーストペンギンね。」と話しかけると
「YES!」
私たちはセカンドペンギンか。
(上陸記念に娘が描いたシーサーのようなもの)
この3匹のペンギンたちを浜から見ていた人が海の中を私たちに近づいて来られながら
「そこまで泳いで行けるの?」
「泳がなくても足がたちますよ。」
「えっ?ほんま?」
とこの後お二人がビデオを手に、歩いて砂州まで渡って来られました。
いやあ、海の中はあったかい。
魚も見られたし。
今度はシュノーケリングしに来よう。
夜光貝のような太陽の光。
そしてもうすぐスコールがやってきます
海を堪能して帰ろうとすると、ビーチには猫ちゃんが。
よく見るとベンチが大変なことになっていました。
竹富島は猫の島でした。。。
Mary