虹のうた
太陽はとっくに隠れてしまい
雨が降り続ける
冷たい嘲笑のように
髪を虚しく濡らす
どこまで歩いてきたのか
何を求めてきたのか
忘れてしまうくらい
色々あり過ぎた
どこで生きているだろうか
誰かに守られているならば
僕の顔など思い出さないだろう
そのまま穏やかでいてほしい
過ぎた時間は戻らないけれど
今まで流した涙の粒さえ
虹にしてしまうような
いつかその時が訪れる
たとえ来なかったとしても
あなたに会えたことが
僕にとっての幸せ
僕にとっての人生
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