Thuban(トゥバン)

守護する竜、蓄える、守る

りゅう座α星。紀元前2700年頃には、この恒星が天の北極に最も近い位置に見えていた。(紀元前1900年頃にはこぐま座β星が北極星となり、現在はこぐま座α星ポラリスである。)
古代からりゅう座は竜あるいは大蛇とされてきた。りゅう座の星は北極星だったので、りゅう座はあらゆるものの中で最も重要な宝、天の極地点を守るものとされていた。ギリシャ神話のヘスペリデスの園にある黄金の林檎を守った竜であり、またそれはキリスト教のエデンの園のイブと林檎の物語につながる。
ケルト神話では竜のイメージは神聖なものを守るために使われた。アーサー王伝説の時代には金や宝石など物質的な宝を守る守護者として見られるようになった。
トゥバンはこうした象徴的な意味を踏まえて、「宝」を管理することと関連している。財産を守る。重要なものを守る。知恵や情報、物質的なものを蓄える。


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