Canopus (カノープス)
偉大な水先案内人
りゅうこつ座α星、りゅうこつ座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。
太陽を除くとシリウスに次いで全天で2番目に明るい恒星。
日本では東北の南部以北では見ることはできない。
また見える地域でも地平に近い星のため、見つけにくい。
古代にはこの星の一群は見知らぬ地に公開することができる船を表していた。
エジプトではこの星を死者を黄泉の国へ運ぶ船の水先案内人と考えていた。
アラブ人は「輝くもの」「賢いもの」と呼んだ。
アメリカ先住民族をはじめとして、この南の星が北の方向に移動するのを見て、
世界が終わりを告げるタイミングとして捉える文化や神話が数多く存在した。
そのためカノープスは時間の概念と結びつけられた。
指導力や支配的な事柄とも関連している。想像したものを破壊できる能力。