恒星占星術 表の解説
表の区分の見方について
表の出し方はこちら☆
まず、6つの区分の意味をお伝えしますね。
①Your Heliacal Rising star ヒライアカル・ライジングスター
(あなたの夜明けの星)太陽の上昇とともに昇る星。
どのような意図をもって生まれてきたのか、精神的な領域に焦点をあてたときに見えてくる、魂としての、道・使命・才能・能力・資質などを表す。私たちを見えない世界、宇宙へと繋ぐもの。
①Your Heliacal Setting Star ヒライアカル・セッティングスター
(あなたの日没の星)太陽の上昇と同時に沈む星。
悩み、苦しみ、向き合い続けることで、徐々に気づいていく本質を表す。比較的後から現れる、ゆっくり気付く性質。
②Stars at Natal Horizon or Meridian
出生図のアングル(ASC、MC、DC、IC)に絡む恒星で、こちらも大きな影響を受ける。自分に強く影響している星(無意識)。ある人とない人がいます。
③Stars Rising ("Stars of Your Youth")
幼年期から青年期頃の若い時期に強く影響が出やすい恒星。人生の初期に影響が出るので、大人になって影に隠れても残り続ける性質。持って生まれた資質。
④Stars in Culmination ("Stars of Your Prime")
成人期に強く影響が出やすい恒星。30歳前後から引退する60歳70歳くらいまでに作用しやすい恒星。人生の目的地に達するために必要な恒星とも解釈される。
⑤Stars Setting ("Stars of Your Latter Years")
引退後など人生の晩年期に強く影響が出やすい恒星。社会との関わりにおいて発揮される恒星とも解釈される。
⑥Stars in Lower Culmination ("The Hearthstone of Your Life")
人生の全般を通して、土台となるような影響のある恒星。または死後にその人をイメージづける恒星。無意識の領域。発見しなければ使えないが、一度発見すると強い力を発揮するとも言われる。
「パラン」について
パランとは
それぞれの区分のなかに、
金星 Zuben Eschamali (Rise-Rise, 0o02')
というような表記があると思います。
これは「金星」(惑星)と「Zuben Eschamail」(恒星)が
パランしていることを表しています。
「パラン」とは、共にある、共に上昇する、という意味。
惑星とその恒星が、同時に上昇したり、同時に沈んだり、
天頂を横切ることです。
パランが発生するときは
「地球と惑星と恒星との間に特別な契約が成立するとき」。
恒星のエネルギーは惑星に流れ込み、その惑星を通じて放たれます。
惑星とのパランの意味
月 ― 無意識に翻弄されるもの。上手く扱うことが出来れば資質となる
太陽 ― パランの恒星が表す事柄を目的とする
水星 ― 知能・知性がパランの恒星の影響を受ける
金星 ― 才能を発揮しようとする時に上手く扱うべき要素
火星 ― 積極的に使うべき要素
木星 ― パランの恒星の象意を拡大・増幅する
土星 ― 継続して取り組むことになる(取り組むべき)もの
天王星 ― 変革力を補助するような影響として現れる
天王星の力を引き出したい場合はパランしている恒星を意識すると良い
海王星 ― パランしている恒星を意識することで自分の世界の拡張に繋がる
冥王星 ― 強制的に向き合わされる、逃れられないもの
細かく読んでいくには占星術の知識が必要ですが、
全体として見るには、夜明けの星・日没の星、
アングルに絡む星を確認することと、
複数回出てくる星があれば注目してみてください。
その他、自分自身で気になる星など、
自分の感覚をたどってみてください。
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