インド女性のおしゃれーファッション・アクセサリー
「インドの人って普段何着てるんだろ?」
インドでの就労が決まったものの、日本からだと現地の方が日常どんな服装をしているのか全然想像がつきませんでした。
会社ではスーツ?それとも、みんな職場にもサリーを着てきたりするのかな〜なんてイメージしていましたが、こちらに来ていざ出勤してみると、クルタなどの伝統衣装を着ている人や、他国でもよく見かけるTシャツにパンツなどの今どきファッションの人もいて、多種多様でした。
インドの方はクルタをスーツとも呼び、オフィシャルな場でもクルタを着用します。職場にもクルタを着てくる女性は珍しくありません。(男性用クルタももちろんありますが、女性より着用頻度は低い気がします)
今回はインド女性が身につけている特徴的なファッション、アクセサリーについて紹介します。
普段着・サリー・クルタ
私は今デリー近辺に住んでいるのですが、街行く人々はみんなオシャレで、いつも楽しく観察しています。ファッションの傾向として、日本のようなワンピースやスカートをゆったりと着るというよりは、体のラインが見えるようなピチッとした服装(小さめのTシャツにジーパンみたいな)が流行っている気がします。
そして若い子達は顔が小さくて、背も高くて、非常にスタイルが良くて羨ましい!!
出産後の女性は急に恰幅が良くなり、迫力が出ます笑
サリーなどの伝統服を着る層と頻度についてですが、デリー近辺でも親や祖父母世代はサリー、子供は洋服でお出かけしている家族をよく見かけます。
これが街から出て田舎に行くと一気にサリーを日常的に着る女性が多くなります。
また普段着としてサリーを着るのは、一般的にお手伝いさんや農家の方など所得が低めな人、または年齢が上の方です。しかし、宗教的な祝い事や結婚式などのイベントがある日にはどの年齢、階層の方もサリーを着用します。
サリーやクルタは既製品も売っていますが、マーケット等で布地を買って、仕立て屋さんで採寸してもらい、自分の体にぴったりのものを作るのがインドの醍醐味です!日本だとなかなかオーダーメイドの服って作らないと思いますが、インドではその辺の道端にいるおっちゃんが簡単に服を作れちゃうなんて事があり、カスタムメイドがかなり身近です。
金・ジュエリー
インドの女性は服装だけではなくアクセサリーで着飾るのが好きです。インドで金を含むジュエリーは富の象徴であり、繁栄と幸運を意味するため、男女ともに日常的にジュエリーを身につけています。
また天然石を使ったジュエリーも豊富で、値段も日本に比べるとお得です。インドの方は、Jyotishというインド占星術の結果を元に自分を守ってくれる石を身につける人が多いそうです。
またインドでは資産保有の一つとして、金が人気です。理由は、インフレや高額紙幣廃止などその時の政治体制によって紙幣の価値がいつ無くなるか保証ができないためだそう。ボリウッド映画などでも、金のアクセサリーがたんまりと入った箱を家の財産として隠してあったりするシーンをよく見ます。
メヘンディ(ヘナタトゥー)
メヘンディは、ヘナを使った自然素材のタトゥーです。モールやマーケットなどのヘナ師さんにやってもらうと、高くても1000Rsくらいでできます。
ヘナ師さんは何かをお手本にするわけでもなく、するすると美しいデザインを描いてくれます。しかも早い!
インドではネイルもそうですが、メヘンディを描いてくれる人も男性の方が多く、器用だなあと感心してしまいます。
また結婚式にもメヘンディは必須で、手にビッシリと手足にメヘンディを施します。
トゥーリング
暑い日が続くインドではサンダルを履くことが多く、フットネイルやトゥーリングなど足元のおしゃれも欠かせません。
ファッションとしてつける人もいますが、トゥーリングは既婚者としてのシンボルにもなるそうです。
ノーズピアス
インドではノーズピアスしている人をよく見かけます。
欧米で鼻の穴の内側の皮膚に穴をあけるリングタイプのピアスをしている人をたまに見かけましたが、インドでは片側にプッシュタイプのピアスをする人が多いです。
そして結婚式の時には大きなリングと耳まで繋がったチェーンがついたピアスをつけます。インド結婚式の時の装飾は新郎新婦ともにこれでもか!というほど派手ですよね〜
バングル
ブレスレットのように金具はなく、輪っかの状態から変形しないので拳をキュッと小さくして腕にはめます。サリーに合わせて何重ものバングルをつけた女性をよく見かけます。
ローカルマーケットに行くとものすごい数のバングルやピアスが並んでいます。
バングルもインド婚礼儀式に重要なジュエリーの一つでもあり、またファッション以外の意味があるようです。
ビンディ
インドといえば、この額につける赤い丸をイメージする方が多いのではないでしょうか。
こちらも元々は既婚の女性がつけるものでしたが、最近ではファッション的な意味合いの方が強くなり、赤以外の色、様々な形をしたビンディを見かけます。サリーやクルタなどの伝統衣装に合わせてつける女性が多いですが、普段着に合わせてつけている人も特に違和感はありません。日本人でもこれをつけると一気にインドっぽさがアップします。
(ちなみに、、、、)ネイルケアは良い加減(笑)
インドではネイルサロン店も多く、セルフネイルもポピュラーですが、なぜかみんなネイルが半分くらいはげています。日本人だとここまで剥げていると落とした方がマシ!という剥げ方をしてるのですが、あまり気にならないんでしょうか。
以上、どのアクセサリーや装飾もかわいくて調べていてワクワクしました!
見かけたことはあるものの、その意味合いは今回調べるまで知らず、元々文化的、宗教的な意味合いのあったものがファッションの一部として変化しているのがおもしろいなと思いました。
最近、インドの習慣や文化が奥深すぎて、もっともっと色んなことを知りたい、、、!という知識欲に駆られている自分がいます。
家が買えるほどお金をかけると言われているインドの結婚式にもいつか参加してみたいです!
参考
なぜインド人は熱心に金を買うのか? そこにある歴史の教訓とは
宝石天国のインドは金への執着世界一
インドで女性達がトゥリングを身につける理由
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