マンデン占星術所感。同じパターンの星配列は存在しない。慣例を崩すために必要なマレフィックの力



マンデン占星術をやってみて思ったのは、
各ハウスや各惑星の解釈が難しいかなと思うこと。

星座が意味することも紐解いて
時代背景や起きた出来事について見切る。

同じ事件を解釈するにしても、
これができている占星術師がすごいと思います。

大災害は必ずしも同じパターンで星が配列されない


大災害だと4ハウスの土地、8ハウスの死亡率といったところにフォーカスしたくなります。
土地に対して、またその当時の死亡率がどれだけ致命的か
マレフィックから伺えるので。

必ずしも4、8ハウスに惑星がいないこともあります。

ケースによっては3ハウスに天王星や冥王星がいることもありました。

しかし結局はその解釈にしても、
交通インフラがズタズタにされる震災が想起できる、
とかそういう解釈もできたりします。

改めてちゃんとした教科書や文献というか、そこから引っ張り出して
解釈するべきだなとは思いました。

あとはカルミネートしてる天体で、その時の星の性格が出てきますね。

天王星なら革命のパワーが、冥王星なら破壊と再生のパワーが強い。

ライジングプラネットがいれば、その存在もかなり影響が強いです。

災害が起きるか見るべきポイントが、
星ごとによって違うんだなと思い知らされます。

凶星(マレフィック)が必ずしも災いを意味するとは限らない


大災害について絡んでくるのがマレフィックの存在。
ここがハードアスペクトを組んでいると、
おおよそが大事件、大災害のケースになったりします。

しかしマレフィックのどれもが、災いをもたらすものではないのもまた事実。

火星にしてみても、何かことを起こすにはやる気が必要だし、
土星のルールがなければ好き放題やってしまうし、
天王星の奇抜なアイデアがあってこそ人類は発達してきた、
海王星の想像力が人々を和ませるユニークなものを作り、
冥王星の破壊と再生力があって、古い時代に引導を渡せる。

これらの力がないと進化成長ってあり得ないんですよね。
吉星(ベネフィック)だけだと、ラッキーかもしれないけど
どんどん肥太る一方で「捨てる」という選択肢がなくなるので。
奇抜さもなければ破壊もない。ただただ無難なだけ。

新たな時代を作っていくには奇抜さも唐突さも、破壊や再生も必要。

マレフィックは取り扱いの難しい星、という感じではありますが
新たな時代を作るのに邪魔な困難を打ち破るためにも
またそのマレフィックの力が必要ということでもあります。

総括


様々な災害を見てきたが、当たり前ですが毎回同じようなパターンにならないですね。

ならないが、よくよく見ると爪痕を大きく残したような、
そんな形跡が星から見えたりもします。

占星術には様々な観点があるので、沼にハマってしまう。
小惑星やサビアンシンボルなども人によっては見るでしょう。

私にしてみると全部観点込みだとキリがなくなるので
細かい観点は必要に応じてみていく、という感じのスタンスでありますが。

私の占星術師の先生は「占星術をやり過ぎると研究者になってしまうから
研究ばかりせず、他者の星を見ることが大事だ」とよくいっていました。

研究も大事ではありますが、知恵ばかり詰め込んで吐き出すところがないと
意味ないので、本当にその通りと思います。

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