せっかく会社を辞めて起業したのに、どうして会社生活に戻ってくるのか
ある時引いたこのソードの3のカード。
金の執着をめぐる日々のくだらない茶番劇を終わらすべく戦っているものの
非常に荒んだ心持ちなのがこのカードに出ていました。
痛みを抱えるような出来事を何度も乗り切ったのだろうが
それでもなお痛みを抱える出来事があるのだと。
どんな形で試練があっても結局乗り越えなきゃいけないし、
避けては通れないのでしょう。
「人生楽なことばかりない」んだから。
執着の終着地点
金に関する苦悩をどうしたら終えられるか。
物質社会で等価交換のツールとして貨幣がある以上、
なかなかその束縛から抜けられないでしょう。
人がお金に関する恐怖がなければ会社を辞めているでしょう。
お金さえあれば会社の茶番劇に巻き込まれることもないし
とっくに辞めていられる、と思っている。
それでも辞めてないのは「やっぱり金がなくなるのが怖い」と思っている。
金がなくなると生活が成り立たない、破滅だ、
そうした恐怖が拭えないから、不平不満を抱えても辞めることはない。
「会社にいる」ということで金に対する執着を拭えていない。
いつかは執着はなくなるのかもしれないが、
長年培われてきたことなので時間がかかります。
一旦肩の力を抜くことも必要かもしれません。
時間に限りがある以上、いつまでも会社にいるなんてありえません。
いつかどこかで辞めることになるので、
そのための準備であったり行動計画が必要です。
私のように起業塾に多額投資して全く起業できないケースもあったり、
独立したのにうまくいかず元の会社に戻ってくるケースも
少なくないので焦りは禁物です。
独立してもうまくいかないなぜ
会社なんて辞められるものなら辞めたい、
そう思ってる人も少なくないかもしれません。
起業という行為でうまくいってる人の割合が少ない、
そもそもそんな生き方は学校じゃ教えてくれないのもあって
なかなか推奨されない生き方になっている部分もあります。
私も起業をやるにあたって販促活動など考えましたが、
一人で営業して一人で商品開発して一人で経費計上して、、
そういう労力が発生します。
それぞれの部門でのノウハウを使わないとうまくいかない。
独りでやるとなると、開発だけじゃなくて
営業のノウハウも知らないとなりません。
会社だとそういうのは営業部、開発部と分けられてるから
専門の人に任せられるのですがね。
「独りでやる」というのが想像以上の負担になります。
惜しい話ではあるのですが、私の知っている仲間でも独立したものの
金策尽きたか結局元の会社に戻ったケースも何件か知っています。
起業塾で教わったところで
先生の教えが必ずしも当てはまらないこともあります。
うまくいく人はいくし、いかない人はいかないので
先生の選別で失敗すると
大金が返ってこないだけという結果になります。
終わりに
せっかく「会社辞めたい」「独立したい」という意気込みがあって
独立できたのに戻ってきてしまう
貨幣社会だからある種、資金調達のために元鞘に戻る部分は
致し方ない部分もあります、意気込みがあっただけに
勿体無いと思う部分もありますが。
それでも挑戦した、あるいは挑戦したいと思うのは素晴らしいこと。
起業に挑戦した仲間が何人かいましたがそういった人たちの行動が
「自分も何かしたい」と思いながらも
燻ってる人に勇気を与えたと思います。
「挑戦する」という意志は持ち続けてほしいと思います。