自由とは何か。束縛を受けるにつれ奪われていった自由を取り戻そう
自由とは何か、について今一度掘り下げることが大事。
本当は誰もが自由である。
会社にいる間でも自由である、と気づけることが
閉塞した世界から抜け出せるカギである。
確かに会社の勤務時間という枠組み、
あるいは納期といったことで「〜しなければならない」
という束縛に囚われてしまうが、本来は選択肢がたくさんあって
それらのどれかを選んで良い自由があるはずだ。
それに気づいて認識することが大事になる。
「自分は自由でない」と認識するきっかけ
会社に入って新人の頃から、
「社会の常識だ」と礼儀作法を上司や先輩から厳しく叩き込まれ。
会社の酒席においての上座や下座だとか、序列がどうだとか。
上の役員が楽になれるように
下の者がたくさん動いて取り計らわねばならない、とか。
そうした教えを受けるうちにどんどん会社という組織に従順な駒になり。
そのことが自分の中に枠組みや制限を設けてしまっていた。
知らず知らずのうちに「自分は自由でない」という思考に追い込まれてしまった。
「自由でない」と感じる中、一緒に働きたくない同僚と
やりたくない仕事をイヤイヤ我慢してやってやっている、
という感覚が抜けきれず長年過ごした若年期。
「僕は本当はこういうことがやりたい」と会社で言っても
「現実を見ろ」とか「今の仕事の方が断然楽だよ」とか
そういうことばかりを言われて先に進めなかった。
「望んでいない仕事」と「望んでいない人間関係」で長年仕事をし続けた結果
やがて僕は思考停止するモードに入っていった。
そこで自分の「自由」が失われた。
長い間、会社の従順な飼い犬を演じ続けることとなった。
後に躾けのなっていない犬となったが。
コンパチキャラを好む者たち
「自分に似ている」人ってそんなにいないよな。
コンパチキャラがいないのが人間というものなのだが。
そういう意味で「ソウルメイトって一体なんなんだろな」と思う。
学校や会社は従順に仕事をやってくれる、
という意味でコンパチキャラを好み、コンパチキャラを育成する。
コンパチを好む反面、自分の自由意志を持って勝手な行動をする者を嫌う。
支配する側にとっては、支配される者が
モブキャラでいた方が圧倒的に扱いやすいからである。
「自由は土日祝日しかない」という認識を植え込み、
「会社辞めたら食ってけない」という恐怖をも植え込み、人生を諦めさせる。
そういうストーリーというのは支配する側が最も好むものなのである。
こうして満員電車に乗る人々から「自由」というものが失われる。
本来は選択肢がいくつもあって、どれを選ぶのも自由なはず。
「本当は自由になれる」
なのにわざわざ自分の首を絞める方向に向かう。
終わりに
今の時代はリモートワークも流行り、働き方の柔軟性が増えた。
それによって自由になれるチャンスも増えている。
仕事が忙しい時間でいつも潰れるわけじゃない、
そういう時こそ好きなことをやる時間があるだろうに
わざわざ縛られる方向に行くことはない。
自由とは選択肢を狭めることなく、どれでも好きな選択肢を選べること。
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