とある暗黒企業従事者の話10。自分一人の力で「見極め」ができるようになるまで。
前回
https://note.com/starfalcon/n/n7a1d068e4489
この日も朝起きた時にやはり完全に疲れが取れていないこと、
そして腰痛がとても痛いことに気づいた。
うーん、やはり普段身体を動かさなすぎる状態から、
1日外に出て歩いたことで身体が傷んだのだろうか?
この日も朝起きた時にすっきりしない目覚めで、やはり眠かったが
いつも、朝起きるのが早すぎるのだろうか?
そういえばブラック企業にいた時もこんな感じで
朝起きた瞬間に頭痛が襲ってきて
立って歩くことすら辛くなったから会社を休んだ、
6年前の、あの状況がフラッシュバックしたようでもありました。
「本物」と「ニセモノ」
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6年前というとブラック企業にいて、
「何が本質か」ってありとあらゆるところで
本質論争を繰り広げていた時か。
本物の健康になるための知識、
本物のマインドセット、
本物を取り扱っている人を見極める目。
かつて「本物」を見極める力の強い知人が、私にはいた。
当時は何でもかんでも人の言ったことを鵜呑みに信じていた私だったが、
それゆえ詐欺的な被害に遭うことも多々ありました。
どこにいっても「カモ」でしかなかった私に、
知人である彼がまるで私の守護霊、
あるいはコントラクトの代わりとなって、
私を邪な者たちから守ってくれているような、
今思えばそんな感じすら覚えます。
ニセモノの人間関係にすがる私に知人は
「あなたを愛する人間は、あなたの周りには誰もいない」と言いました。
私が認めたくないことを、ハッキリと。
そんな彼と疎遠になって、すでに5年が経ちました。
決別
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5年経った今でも私は彼が「本物」であることは、一ミリも信じて疑っていない。
彼は紛れもなく「本物」だった。
彼は私に関わってくる「ニセモノ」を独自の理論で切って捨てた。
この世界でただ一人私が本物を見極められる、本質で生きている、
そう認めた彼と「決別」して、自分と向き合うようになってから
5年が経ったということ。
あれほど騙されやすい「カモ」だった私が、
彼抜きで、たった一人で私は「本物」を見極めなければならない。
私がニセモノをニセモノと、ハッキリ認めるようになってから
ニセモノの人間関係はことごとく消えていった。
時間はかかりながらも、生まれて初めて、
一人で壁を乗り越えられるという実感が湧いた。
自力でニセモノを消し飛ばすことに成功したが、
私がまたニセモノを掴まされるんじゃないかっていうのはある。
彼抜きで「本物」を見極められるかっていうのはある。
面接でブラック企業をブラック企業と見抜けなかったのに、
自分の目と耳で見極められるのか?
詐欺師らに絡まれ、あれほど騙され、時間も金も失った自分が??
今まで何度も間違ってきただけに、そこは不安がある。
終わりに
時は、現代に戻る。
次のパスを進んでからが正念場になる。
「本物」を見極められるかの正念場。
ここで見極められなかったら本格的に俺は終わる。
やっぱりあの男がいた方が良かったじゃないか、
自分一人では見極め一つ出来ない男で終わるんじゃないか、
という終わり方になるだろう。
そういうプレッシャーはある。
そのプレッシャーとも戦わねばならない。
自分一人の力で生きるって、そういうことだから。