⚠️領域展開からの〜重力変化⚠️
「⚠️領域展開からの〜重力変化⚠️」
「空間時間進行速度変化実験」YouTube
『ミキシング』wikipedia
『立体音響』wikipedia
『位置覚』wikipedia
『定位感』wikipedia
まずは実験映像。
これは単にピアノをiPadで撮っただけ。でも前半はピアノの直接音にフォーカスした。そして後半は反射音に。すると録れる音質が変化する。同じ機器、同じ位置で。これは聞こうとする対象の差から、オレの周囲の重力場が起こり、振動伝達率が変化したから。つまり重力が変わる。
じゃあこれどうやっているか?
視覚でも聴覚でも同じなのだけど、聴覚の方がわかりやすいので聴覚で説明します。
この曲聴いてください。
『イーグルス/I can't tell you why.』
ティモシー・B・シュミットの歌とベース、ドン・ヘンリーのバスドラとスネアは素の音で中央前に位置します。ハイハットは若干リバーブをかけ、25°ほど右寄り。
そしてサビや間奏では中央から左右に45°づつ開いたシンセサイザー(ストリングス)と右寄り10°〜60°ほどのオルガン。
こんな風に人の聴覚は位相や定位の違う音を同時に判断できます。
これを空間で反射音を含めた状況で考えてみる。
どこかのホールのステージ中央でトランペットを録音する。プレーヤーの前50cmにオンマイクをセット。ステージ裾プレーヤーから10mにオフマイクをセット。客席中央プレーヤーから30mにステレオエアーマイクをセット。そしてこれらの音をミックス。
上の例 I can't tell you why.でもそれぞれのトラックに様々なマイクの合成音を録音し、それを聴きやすいようミックスしている。つまり各トラックの音には時間差のある情報を録音している。
その時間差情報を定位良く並べるのがミキシングという作業。
そして時間差情報を一度に聴いているのが、ステレオ装置などで音楽を聴くという能動。
脳内ではその時間差情報を解析できるから、気持ち良く聴くことができている。逆説すれば、気持ち良く聴けるようにミックスしている。
この定位や位相を聞き分ける能力は誰にでもある。歌のバックで鳴っているドラムを聴けない人はいない。
でも誰もそれらの音情報の時間進行速度に差は感じていない。同時に正面情報として聞いている。様々な音を脳が自動で補正をしている。誰もそこに自我を置かない。興味を持たない。
興味を持たず、考えないから単一な時間進行速度に順応してしまう。常にグリニッジ標準時に支配される。そうならないためには、反射音を聞いている自分にフォーカスすることから始めればいい。何かの曲のバックトラックに興味を持つことから始まる。
そして聴き分けることが領域展開へ繋がる。