新刊「平成コレクター道」
◆「人生は出会い」。あなたには、人生を変えた一冊がありますか。
私の人生を変えた本。それは、仕事帰りに立ち寄った本屋で偶然手にした一冊の写真集。1997年秋のことです。
題名は、「ブリキのおもちゃ博物館」。ブリキのおもちゃに馴染みはなく、「北原照久」という著者の名前も知りませんでした。そんな私がその本を手にした時、表紙を飾っていた2体のピエロのおもちゃが本の色とマッチして、独特の雰囲気を醸し出していました。
本を開くとそこに現れたのは、何とも言えない不思議な世界。一瞬時間が止まったような感じがしました。妖しく光を放つようなブリキ表面の光沢や何か味わいのある絵柄に惹かれました。写真集の世界に思いがけず心が動いた瞬間。一言で言えば、古色と時間が止まったような感覚、古い物が醸し出す独特の空気です。
その後、ブリキのおもちゃの魅力にはまり、コレクターの道を歩むようになりました。一冊の本との出会いが私の人生を変えたと言えるのです。
本書「平成コレクター道」は、まさに私の体験記。200頁以上にわたって、平成時代におけるいちコレクターのリアルな体験を記しています。表紙帯の北原さんの言葉にもあるように「面白い!読んでいて、ワクワクする!」。書いた本人が読み返しても「面白い!」。文章が生きています。
◆新刊『平成コレクター道』
210頁、一気に読める面白さ
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第1章 収集世界へ
① 一冊の写真集との出会い
② 高まる「ブリキ熱」
③ 購入「5万円の復刻鉄腕アトム」
④ 「喪黒福造」のような男
⑤ オリジナル1号
⑥ 新品未使用
⑦ メモ書き「ブラック、ブラック」
⑧ 二度の通販を通じて学んだこと
コラム1 「うぶだし」の状態を楽しむ
⑨ トイショーへ行く
⑩ 「大海原」に酔う
コラム2 「回り道」の未体験ゾーン
⑪ M店との出会い
⑫ 当時物の魅力にはまる
⑬ 「鈍色」の魔力
⑭ 1950年代のロボットを初入手
⑮ 東京出張でM店を訪問
⑯ 横浜トイショー
⑰ 北原さんを目の当たりに
第2章 試行錯誤
① 北原さんと初会話
② 博物館や展示会でノスタルジー
③ 「幻の逸品」を入手
④ 「動かないスージー」に焦る
⑤ 麻痺していく金銭感覚
⑥ お宝倉庫に驚愕
⑦ 聖地で北原さんと会う
⑧ ネットオークションの始まり
⑨ ヤフオクに参加する
⑩ ヤフオクに慣れていく
⑪ 海外オークションに目を向ける
⑫ 代行で初の海外取引
⑬ ブロードバンド導入
⑭ ヤフオクで不用品処分
⑮ ブリキ玩具の処分
⑯ eBayオークションに挑戦
⑰ 取引の相手は著者
⑱ eBayと家族の協力
⑲ コレクション上級化の方程式
⑳ 取引の利便性向上
コラム3 1勝100敗
第3章 充実期
① 赤箱マツダ三輪トラック
② 四輪のメッサーシュミット
③ トヨペットクラウン
④ ウサギのバイオリン弾き
⑤ 名品3点を入手
⑥ ダンとの取引が始まる
⑦ 衝撃の倉庫写真
⑧ Iさんとの直接取引
⑨ 夢のブリキロボット3点を入手
⑩ モデルペットの悔恨
⑪ 久しぶりの連絡
⑫ 夢のビッグXを入手
コラム4 マッチボックスの空き箱
⑬ 思い出の鉄人28号円盤
⑭ 貴重な金彩の汽車
⑮ 幻のお宝を逃す
⑯ 立て続けのラッキー
⑰ ケンと宇宙玩具
⑱ 十年のストーリーに感激
⑲ お宝電動バットマン
⑳ 夢の宇宙玩具3点を入手
㉑ 宇宙玩具充実期
㉒ 上級者の放出品4点を入手
㉓ まんだらけ
㉔ ジムとオキュパイド物
㉕ ムンクさん来日
第4章 分岐点
① 思いがけない接点
② 人生が変わった日
③ 神がかり的ラッキー
④ 自宅で収録体験
⑤ スタジオ収録へ
⑥ いよいよ本番
⑦ 離せない神の手
⑧ 人生の分岐点
第5章 新たなステージ
① 夢を与えてくれた人
② 北原本にチャレンジ
③ 気分は最高潮
④ 暗転と葛藤
⑤ 直前の決意
⑥ 隣で観た夢舞台
⑦ 心配りに感謝
⑧ 打上げパーティー
⑨ 「メディカツ」出演
コラム5 トークショーでの指名
⑩ 意外な初出版と達成感
⑪ 宝石のような一冊
⑫ 初めてのサイン会
⑬ 夢のイメージを拡げる
⑭ 「きのうの続きのつづき」出演
⑮ 新型コロナ禍
⑯ 感激「夢の平積み」
⑰ クラブハウスデビュー
⑱ デジタルブックチャレンジ
⑲ パーバックチャレンジ
⑳ 新たなステージを目指して
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