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おはなし会でおはなししたこと(お月さま編)


「星づくりの夢」

星の坊主さまのおはなし会『星から聴いた物語』
お月さまについてのおはなし会は「星づくりの夢」という作品を紐解く会として行いました。

もしお手元に「星づくりの夢」があれば、目を通していただきながら、この記事を読んでいただくと、当時のおはなし会っぽくなる気がします。

ここからは、科学的なことは一切気にせず、感じたとおりにお伝えします。
「こじょうゆうやのファンタジー」として受け取ってくだされば幸いです。


星のつくりかた〜地球が生まれるまで



この広い宇宙には星づくりという存在がいます。星づくり「たち」という言い方が正確かもしれません。単体ではなく、複数いるという感じです。

星づくりは人間ではなく、存在です。
とても高い周波数帯にいる高次の意識を持つ存在で、その美しさはもはや愛と同等といっても過言ではないくらいです。
彼らが、この宇宙にあるすべての星をつくっています。

さて、彼らはどうやって星をつくっているのでしょうか?

よくよく見ていると、ビーカーのような容器の中に入った光り輝く液体のようなものと、スポイトを持って、宇宙のあちこちをうろうろしています。あくまでもイメージとしてそう感じるだけで、実際にビーカーやスポイトを持ってるわけではありません。イメージしやすいように擬人化しておはなししますね。

宇宙にはさまざまな座標があるようです。算数や数学とかで習った記憶がある方もいらっしゃると思います。(x,y,z)みたいな感じです。
星づくりたちは宇宙をうろうろしながら、その座標をチェックしていて、ここだなあというところを見つけたら、ビーカーの中に入った光り輝く液体をスポイトで抜き取って、その座標にポタポタと液体を落とします。

そうやって座標に落ちた液体は、ミルククラウンをつくります。
かつて、はごろもフーズのCMで使われていた映像のイメージです。
(いちおう、Youtubeのリンクを貼りました。動画の最後です笑)

ミルククラウンができると、そこから球体状の光の渦のようなものがしゅるしゅるとできて、様々な色に移り変わって、しゅるしゅるが落ち着いてきたなあと思ったときには、黄色い星ができたり、赤い星ができたり、銀色の星ができたりします。

こんな風にして、星づくりたちは、宇宙のあちこちに、さまざまな個性を持った星をつくっているようです。ビーカーの中に入っているのはおそらく、星の源で(あ、星野源みたいだ)、おそらくそれはぼくたちの魂の源とまったく同じもののように思われます。そしてその源というのは、愛です。輝く愛の液体を、彼らは扱っている、ということになります。

星づくりたちは、むかしむかしのそのまたむかしのはるかむかしに、たくさんの星をつくっていきました。その様子を見るだに、何の使命感もなく、「この座標に星のエッセンスを落としたら、いったいどんな星ができあがるんだろう」という好奇心だけで動いているように見えます。

そんなとき、ある座標に光り輝く愛の液体を落とすことになりました。

その座標は、これまでつくってきたすべての星の軌道とおもしろい交わり方をする、不思議な位置だったようです。
星づくりははじめて、持ち前の好奇心に加えて、はっきりとした意図を放ちました。

「この座標に、今までつくってきたすべての星の個性を凝縮させた星をつくってみたら、いったいその星はどうなるんだろう?」

ぽちゃん(ミルククラウン)。

これまでと同じようにしゅるしゅると光の渦ができて、色が何度も変わって、ピカーッ!となってできたのが、ぼくたちが暮らす地球です。

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