『Come Blow Your Horn〜ボクの独立宣言』観劇
こんにちは。
人形劇をするチーム、劇団ほしのふねです⭐️
新国立劇場でニールサイモンのCome Blow Your Horn〜ボクの独立宣言を観てきました。
あらすじとしてはバディという真面目な23歳の青年が家出して、プレイボーイの兄の家に転がり込んで、バディがプレイボーイに変身というような内容(超ざっくり)
正直、あらすじだけだと
あーはいはい、ってなるんですけど
今回、観劇して
劇作家の構成力の力を痛感しました、、
本当に終わった後、なんか痛かったです。
胸が。
会話の一つ一つがさりげないコメディに溢れていて、面白いことを(このキャラに)言わせるぞ、って言うのではなく、キャラクター一人一人の性格に合ったようなコメディ要素の含まれる会話。
わざとゆっくり話してるわけじゃないのに
一つ一つ会話の中身が観客に伝わってくるんですよね。
これはもちろん役者さんの技量もあってだとは思うのですが
色んなことを想定した
舞台のための、観客視点の舞台だと
強く強く感じました。
最後のクライマックスシーンは
バディと兄のアラン、そして両親、アランの恋人がいて
もう舞台上はてんやわんやの大騒ぎで
もちろんセリフも飛び交う。
メインの二人が話している間を
縫うように一人が合いの手のように声をかけてくる
この絶妙なタイミングの合いの手が観客を笑わせる。
もう絶対どこで笑いのタイミングがあるか分かって台本作られてますよね?
って言いたくなってしまうほどお見事でした。
作り込まれた台本でこんなに笑いの要素がきちんと丁寧に構成されているなんて、、
何だか天を仰ぎたくなってしまいました。
この作り込まれた台本に
自然体で乗っかる役者陣、改めて凄すぎる
どういう作り込みをしていったのか
ぜひ、聞きたいです🎤
きちんと台本が書かれている分、
キャラクターが自分のものにならないと
ズレが生じて面白さが半減してしまうリスクも大きいお芝居なんじゃないのかなぁって
勝手に思ってて、、
役者陣の演技にも感嘆しました。
ほしのふねは台本をガチガチに固めると
動けなくなってしまう上に
そもそも台本が進まなくなる。
構成も演技も届かない。
当たり前だけど
届かないことを分かっていて
おこがましいけど悔しい気持ちになったり
一歩一歩やれることを詰めながら
ほしのふねも新しいことを
やりたいなと思いました。
観劇はパワーチャージの場
素敵な舞台でした!
大拍手👏
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