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福丸小糸よ、「ワンダーチャイルド」になれ【シャニマス終活】
正直者が馬鹿ばかり見てる世界を眺め
何かひとつだけでも信じれるか永遠
※福丸小糸関連のコミュのネタバレを含みます。なので、なるべく共通コミュや入手しやすいカードのコミュへの言及を多めにしています。
※文中の敬体・常体は筆者の気分で変わっています。
※筆者の妄想を多分に含みます。
※筆者の浅い解釈に不満を覚える方もいると思いますがご容赦ください。
※福丸小糸コミュの深い読み方を誰か教えてください(文盲)。
■はじめに
俺は福丸小糸が大好きです(大胆な告白)。
シャニマス自体はノクチル実装前からちょこちょこやっており、その当時はユニットとしてのイルミネを興味の中心に据えてコンテンツを追っていたのだが、ノクチル実装直後は小糸、雛菜、樋口に興味を引き付けられた。
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そこから徐々に雛菜(なまじ最初から完結しすぎてて追うモチベが低下)と樋口(ミスター○○とか舞踏会とかワードセンスが合わなくて怖くて逃げた)への興味が薄れていき、もはやまともにコミュを追うのがほぼ福丸とイルミネだけになってしまった(後発で出てきたシーズとコメティックは一応全部読んでいる。特に郁田は小糸の次に好きで、コミュをちゃんと追っている)。
今回は、最近LMEにかこつけてシャニマスのネガキャンをしすぎてしまい(全然しすぎではない、むしろ風化させるな)、少々バランスを見失いつつあったので、たまにはクソ運営に感じているクソな感情や苛立ちをポジティブな方向に昇華しよう(防衛機制)!という試みのもと、俺の偏見に基づく「福丸小糸の良さ」について雑に語っていき、俺の中でのシャニマス終活における営みの一部にしていきたいと思っている。
というか、俺は普通にシャニマスが好きだし、このバカがサ終するまでは付き合うつもりなので、終活ですらない、身辺整理レベルかもしれませんが。
大義成すためのPiece それが死であれば
リリックは遺書の代わり 身辺整理の最中
このLife 特に意味も無いからな
後付で決めた俺は俺だけの生き方
折角なので、なるべく限定とかの手に入りにくいコミュへの言及とか、コミュの文脈の全てを語ることついては努めてしないよう心掛け、割と小糸をまだ良く知らない方が読んだとしても、今後小糸のコミュを楽しめる余地を残すよう頑張るが、どうしても語りたい部分についてはニュルっと出てくる場合もあるので許してほしい。基本的にはネタバレなので、LPとSTEPまでは呼んでもらうことをお勧めする。
対戦よろしくお願いします。
■福丸小糸の「普通」 さ、「リアル」さ
まず、俺の福丸小糸(のコミュ)への雑感を述べると、彼女は語の全き意味で「普通」な女子高生だなぁと感じてるんすよね。普通、というか「納得性の高さ」と言い換えてもいいかもしれない。そしてこの話をするときは、めちゃくちゃ詐欺的な意味で「普通」という形容をされている園田智代子と比較をせずにはおけない。あんな現実味のないメンタル馬鹿しごでき女を「普通だ」とか言われて納得いく奴がどんだけいるんだよ(誉めてます)。飽くまでそう言い張る人がいるとしたら、世の中に出てもっと普通の人間を見た方がいいと思います。普通の女子高生はあんなに強くないし、あれが普通なら全人類の標準偏差値が下がることになるので(ニュアンス伝われ)。
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とはいえ、ここら辺の現実味のなさにはさすがの運営も自覚的というか、「こんなのが『普通』な訳ねぇだろ」とプレイヤーに言わせたい(言わせて気持ちよくなりたい)感がムンムンしてるのでこれ以上深くは追及せず、俺がなぜ福丸小糸にこそ「普通」を感じるのか、その起源を辿っていきたい。
これについて、俺は個人的には大きく2点あると思っている。
1.福丸小糸の生い立ちの中で描かれる「歪な母娘関係」と「中学時代」、そこから生まれるトラウマの発露としてコミュ内で描かれる行動の数々
2.15~16歳という年齢相応の「リアル」な弱さの描写
この上記の2点が、小糸のコミュを読む上で、物語の「納得性」を担保していると思っている。なんというか、「あ、リアルな人間だなぁ」ってコミュの描写の端々からマジで感じるんすよね(まぁ普通の女子は「ぴゃあ」とか言わないんですが、俺の中では小糸のファンタジーとリアルそれぞれの要素を天秤にかけたときには、リアル寄りに傾く気がする、くらいのノリ。智代子はその逆)。
ということで、上に挙げた2点の具体例と所感を語っていこうと思う。
1.福丸小糸の「歪な母娘関係」と「中学時代」-傷ついたインナーチャイルド-
俺自身はまったくもって臨床心理学とか通っていない人間なので浅さを許してほしいんだが、世の中にはトラウマを克服する方法としてインナーチャイルドセラピーなるものが存在しているらしい。クソほど雑に説明をすると、幼少期に受けた傷やトラウマ、満たされなかった感情など、内面に存在する子どもの部分(=インナーチャイルド)と向き合うことで、マイナスな感情を克服する治療法なんだそうだ(ゴミクズ以下の要約)。
要は、傷ついたインナーチャイルド=子どもの頃に経験した辛いことによって生じた心の傷痕みたいなもんだと思ってください。で、それを引きずったまま大人になった状態の人をアダルトチルドレンと呼ぶそうだが、そういう人間には以下のような行動や心理が見て取れるそうな。
①完璧主義
失敗を恐れ、常に完璧を求めてしまう。
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②自己否定的な思考
自分に自信が持てず、常に自分を批判してしまう。
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③依存的な行動
他人に頼りすぎたり、自立することを恐れたりしてしまう。
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ちょっとキツいって。
まるでアダルトチルドレンの予備軍(小糸はまだ子どもなので)じゃないか…。
空の心 満たされる事ない子供
強請るほどに何故か遠のいた理想郷
まぁあえてSTEPとかWING敗退コミュとか、時系列で言うと初期のものを持ってきてるんだが、要するに物語のスタート地点の段階でもうめちゃくちゃにインナーチャイルドが傷ついてるっぽいんですよね(慟哭)。
で、既にインナーチャイルドが傷ついてる要因というのもある程度明白なのかなと思っており、
①母親との関係性の中で負った心の傷
および
②孤独の中学時代の経験
の2点かと思われる。
ただ、①はまだしも、②についてはマジで一部のコミュとかシャニソン(鬼丸)とかでちょこちょこと語られてるに過ぎないんだよな…。小糸は運営に愛されてないから今後もそうそう追加されることはないだろうけど。なので①についてはある程度触れますが、②については憶測が多分に含まれる感じになりそう。
まず、①の小糸母との関係性について印象的なシーンをいくつか見ていきましょうか。例えばこれ。
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コミュ名がもう答え合わせじゃん…
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幼馴染の面々がどんどんアイドルになっていく中で、福丸が「自分もオーディションを受けたい」という相談を母親に持ちかけようとする場面なんですが、結局福丸母は娘の言おうとしてることに耳を傾けず、逆に自分の意向を押し付けて娘の可処分時間を奪おうとしてますね。で、それに対して福丸も強く逆らうことができていない。既にやばい匂いがする。
続いてはこれ。
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まぁここは小糸への激励とも取れますが、不器用すぎだろお前。
自信のない振る舞いを三者面談で先生に暴露され、そこを母に叱られる小糸です。娘に「来てくれてありがとう」という言葉をもらった、母の1発目の返事がコレ。小糸の話を聞くより先に、自分が小糸に求めることを厳しく押し付けている印象がありますね。STEPからLPまで時間が流れても、ここは変わっていない様子。コラ。
小糸母の中には、小糸にはしっかり育ってほしい、そのためにはちゃんと勉強して自信にあふれた振る舞いができるようになって…と、ある程度道筋みたいなものが見えていて、そこから小糸が外れることに敏感なように読み取れます。
ここまで読んでわかるのは、基本的に福丸母ってパターナリズムにガッツリ染まっていて、言葉を選ばず言うと毒親に近い状態だということなんすよね(まぁ小糸母が娘をちゃんと愛しているのはLPまで読めば分かるんだけど、愛の有無ってパターナリズムの悪しき部分とは関係ないし、愛があるから別に何をしてもいいんだという話でもないので…)。
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とはいえ「パターナリズムは悪!毒親!絶対ダメ!」という単純な話ではない。子どもの「必要(※)」に応じてパターナリズムが顔を出す分には問題ないんだが(デブリン・ハート論争?)、ここで「必要」以上の過保護や価値観の押し付けが出てくると、紙一重の向こう側にいる毒親に変貌してしまうという。まぁでも、この辺は結局のところ親のセンスなんだろうな。残酷だけど福丸母には子育てのセンスがなかったということなんだろう、と俺は思っている。
※雑語りというスタンスなのであっさい知識でクソ適当にかみ砕くんですが、世間一般レベルでの「必要」なパターナリズムの有名な例としては「シートベルトの着用義務」ですかね(本来はベルト着用なんて勝手にすればよろしいわけだが、ベルト締めないと最悪お前が死ぬから、義務化して自由を縛るけどお前の為なんだから言うこと聞けよ、ということ)。
この、自分の話は聞いてもらえないのに、母の言うことには強く逆らえないという状態が幼い頃から続いた結果、小糸は「求められてる通りにできないと、自分に居場所がなくなる」という半ば強迫観念めいた呪いに囚われます。これのせいで誰かに意思決定を委ねがちになったり、自分に自信が持てなくなったりしたのかな…。
続いて②の小糸の中学時代。この辺についてはマジで公式の供給が少なく、解釈しづらい部分がある。とはいえ、直近シャニソンで追加された小糸の「迎え討つ強者の雷」で見られるシーンでは、同級生とロクに会話すらできず、あまつさえ掃除当番を押し付けられる小糸の姿があったりと、もう散々です(血涙)。こんな半分いじめと変わらない扱いを受けても断らないのは、それも「求められてる」ことだからなのか…少なくとも同世代の人間と良好な関係を築くことの成功体験はまずなさそう。
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限定カードの引用で申し訳ない。
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その点を踏まえると、小糸の出番があった越境コミュ【線たちの12月】や【ロード・トゥ・ハッピーホリデー!】における、彼女の283アイドルに対する怯えと、残酷なまでのコミュニケーション不全にもより一層の納得性が増す、というものです。
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そりゃそうなるよ。283の面々は優しいし、小糸に「何も求めない(良いことなんだけどね)」から。でもそれが却って小糸側も何を話していいかわからない、みたいな状況になってるっぽいんすよね。そんなん283の面々からしても知らんがなだろうけど…。誰も悪くねぇんだな、これは。
ここで俺が好感を持ったのが、小糸の暗い過去を軽々しく扱わず、現在進行形で引きずっていることを残酷なまでに描写する姿勢ですね。幼少期から中学時代に至るまで、周囲の様々な影響で自分をやりたいことを押し殺し、母や周りの求めに合わせて居場所を創ろうとする…。この苦しみを、アイドルになって(一応)1年目の小糸がケロッと克服してたら納得いきませんもん。どんな魔法使ったんだよ?って。
一部、「小糸がいつまでもコミュ障ムーブしてる」ことにむっとする方もいるでしょうが、この解釈をみて「あ、そういう見方もあるよね」となってくれると嬉しいな。シャニマスはフィクションだけど、虚構の中のリアルも大事にしていきたいよね、やっぱり。
だって小糸は『本当はずっと選びたかった(STEPコミュ名)』のだから(涙目)。
2.年齢相応の「リアル」な弱さ
次は、小糸のコミュの中で描写される、生々しい「弱さ」の部分についてみていきます。
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小糸をWINGで初育成した少なくない数のプレイヤーが、恐らく面食らったであろうこの場面。巷では「少女私文書偽造事件」などと言われ、良くも悪くもネタにされがちだが(マダミスイベントの時とかは公式にまでイジられている)、俺はかなりこのシーンを気に入った覚えがある。というのも、シャニマスの登場人物って基本的に聖人が多くて、たまに悪そうに見えるキャラがいても結局良い奴じゃんコイツ、みたいな感じだった。
なので、こういうちゃんと汚くてズルいことをするキャラってマジでいなかったんすよね。中にはこの行動をとらまえて「小糸は不良」だとか、「小糸は真面目なフリしてるだけ」と言っている人がいますが、まぁそうです。それ自体は別に間違いじゃないと思う。ただ一個言いたいのは、あんな環境で生きてきたらこういう人間になるのが普通なのでは?ということ。
前述の通り、小糸は母に対し「求められた通りでいたい」という固い考え方が抜けていません。今回は幼馴染がアイドルになって自分の傍から消えてしまうという恐怖が、母の期待通りでいなければという恐怖を超えた上で、それでも母に怒られたくない、バレたくないという悲しいまでの保身によって引き起こされた行動です。まぁ俺が小糸でもそうしますね。小糸ってマジで(本人目線では)家族と幼馴染以外に居場所がないので、その半分を失う怖さを軽く見積もることはとてもじゃないが無理。
しかも小糸はまだ高校1年生ですよ?そりゃ必死でなにがなんでも両方とも必死に守ろうとするでしょう。自分がやってることの重大さにもどこまで自覚的かわかりません。普通の事務所なら、まぁ即刻クビでしょうね。でもそんなこと小糸にはどうでもいい、そう思えてしまうくらいに追い詰められてたと考えれば、なんかもう俺は許せちゃいましたね。おこがましいかもしれんが、俺はその苦しみを理解しないといけないなと思いましたね。いやお前は何様だって話だが。
なので、ここを引き合いに出してさらに「小糸は異常だ」とか一歩踏み超えたことを言っちゃってる人がいると、まぁ悪いとかじゃないけど、「あぁ、君は恵まれた家庭で育ったからその辺は想像できないよね、しょうがないね」と個人的にはなりますね。俺はだよ?俺はね?(ガード-3F)
あと、シンプルに小糸のコミュを読んでないだけかも。ガシャ回さなくても共通コミュとイベントシナリオで十分察せると思うので、読め!!!!!!
でもこれだけじゃないんです。俺的な小糸の弱さって、アダルトチルドレンの特徴の一つでもある「自己肯定感の低さ」にもあると思ってます。
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自己肯定感の低さが原因の自己嫌悪については、誰しも一度はご経験あるんじゃないかと思います。もちろん小糸も例外なく経験してます。でも、小糸は自己嫌悪しまくりなんですよね。何故か。自己嫌悪って気持ちいいからです(筆者の過剰な解釈を含みます)。
自己嫌悪も1種のドラッグだね
幸せなはずなのに不安の種
小糸ってやはり完璧主義者の側面があるので、なにか失敗があった時、自分の中で足りないものを数えて、「あぁ、自分はダメだなぁ」となってると思うんですよね。で、そうすると勝手に許されたような気になって安心できるんですよ。安心できたその実、何も解決につながっていないのでそこで停滞するんです。自己嫌悪というマイナスから始まった反省は、自分の欠点を伸び代とプラスに捉えて「よし、まだまだ頑張れるぞ!」と改善しようとする際の推進力と比較してあまりにも微弱なんです(筆者は独自の理論を展開しています)。だって自分を痛めつけながらする反省と、自分を肯定しながらする反省が同じ力を持つなんてありえますか?
百万が一、小糸が自分の欠点を伸び代だと認めて頑張ってたら、とっくに中学時代に友達が100人はいるでしょうね。でもそうはなってない。自分の足りないところを伸び代と捉えろ、という言い草、本来マイナスであるものを強い意志でプラスに思い込め!っていう強者の理屈なんですよ。
小糸はそこに至れないので、自分の傷口をぐじぐじといじって、またダメだったな…いつまでダメダメなわたしなんだろう…と停滞を繰り返します。結局のところ、そうやって自分をいじめて、本当の本当に変わるのは無理だと諦めてすらいるのかもしれませんね。本当に弱い。弱くていとおしいですね(豹変)。
ああそうか まただよ また言い訳だ!
いい加減にしろよな
クソみたいな事ばかりしても
そうやって自分はダメだって落ち込めば
全部許されるなんて思うのは辞めろ!
もっとまともになんなきゃダメだ!
色々脇道にそれたが、ノクチル以前のシャニマスって結構、どれだけ大変であっても良くないことはしない、みたいなテイストが強め(そういう役目はモブに押しつけがち)な印象があったけど、ちゃんとヤバめな嘘もつくし、ズルもめっちゃする弱さと子どもらしさを持ったアイドル側のキャラ、明確にシャニマスの文脈の中で描かれる価値のあるキャラだと思っています。ていうかほかのキャラが精神年齢高すぎじゃね?
■徐々に癒されていくインナーチャイルド
さて、ここまでで小糸の傷ついたインナーチャイルドについて語ってきましたが、ここからが俺の好きなところ。ここでみんな大好きシャニPに注目してこう。俺目線だと、小糸とシャニPってかなり相性いいように見えるんですよね(鈴木とか雛菜とシャニPとのマッチアップでは、Pが壊れてたり、不自然な挙動を起こしたりしてて俺のシャニPセンサーには合わなかった)。
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じゃあルカの時も予習せんかい!
なんかシャニPの気遣いが珍しくぶっ刺さってる…。
なんというか、シャニPは小糸のキャラ対策が何故か上手くいってて、それこそオーディションで初めて小糸と対面したとき、一番手で最良の択(小糸の数少ない居場所である幼馴染との関係を肯定する)を取ってるなど、神懸かった嗅覚を見せてるんですよね。なんで一部の相手にはそれができないんだろうね?
で、割とこのシャニPとの出会いこそが、小糸のインナーチャイルドを癒す過程の明確なスタート地点なんじゃないかと思っています。
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まず、ちゃんと小糸の話聞こうとしつるー!!!!
いや、当たり前なんすけどね。
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あ、あれ?
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まぁそういうこともあるよね!
でもいいんです。小糸にとっては、まず自分に求められていることよりも、小糸自身が何がやりたいかを少なくとも聞こうとしてくれる存在が必要でした。例えそれが一時的にすれ違ったとしても、それで小糸の「やりたくない」ことが明確になる。やりたくないことはやらないのも、小糸の「わがまま」を抑えつけてきたインナーチャイルドを解放する一つの契機になるんすよね。
シャニPはアイドルの自主性を重んじるので、時に責任放棄マンと揶揄されることもありますが、小糸と対面してるときのシャニPは、割と自分でも色々考えて小糸のために何かをしようとしている描写があるように見えます。そのあたりも小糸コミュの文脈ではシャニPを嫌いじゃない理由かも。
そして、そんなシャニPとアイドルを続けていく中で、小糸の心境にも変化が現れます。
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バアアア(号泣)
詳しくは重大なネタバレになるのでなるべくぼかしますが、小糸は「本当はずっと選びたかった」んです。そして小糸の選択を尊重し、そばでしっかりと支えてくれる人が欲しかった。そして根源的には、小糸はただ「飴」が欲しかっただけで、そのために起こした行動から小糸のすべては始まりました。
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でも、「飴」を欲したはずのスタートから、小糸は自主性を失い、自信を失い、居場所を失いました。そんな彼女がなりたいと欲したのはみんなの居場所になれる存在だった。
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誰と共にしても My life 愛に幸
まずは自分が持ってこその分かち合い
シャニPの支えで小糸は確実に前に歩き始めています。
小糸がインナーチャイルドに負っていた数々の傷は、シャニPを中心とした周囲の支えを受け、間違いなく少しづつ癒され始めています。
■いつか「ワンダーチャイルド」に
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失った過去 ありがとう
お前無しの俺は居ない
インナーチャイルドセラピーにおいては、子ども時代の自分の傷ついた心が癒された状態を「ワンダーチャイルド」と呼ぶそうです。かつて自分を抑えていた縛りから解放され、本当の自分を見せられるような状態。俺の周囲にも傷ついたインナーチャイルドを抱えて生きている人間が大勢いますが、ワンダーチャイルドと呼べる人間は一人もいません。
おそらく小糸自身も、まだまだそうなるまでに時間を要する気がします。
でも、これまでの小糸コミュだけを見てると、最終的には納得性のある成長を描いてくれる気がしているんですよね。それに、傷ついたインナーチャイルドを抱えていた小糸だからこそ持っている、失った過去を抱える小糸にしかない価値というのが確実にあるような気がしてなりません。
それが天真爛漫なコミュニケーションお化け小糸の爆誕なのか、バカでかい居場所を与えてくれる不器用で慈愛にあふれる小糸なのか、はたまた一歩一歩成長していく過程の小糸なのか。
福丸”ワンダーチャイルド”小糸の晴れ姿。
パラコレを座して待ちたいと思います。
■まとめ
推敲のために読み返してたら、いろいろキモすぎでワロタ。
ですが、俺程度が触れた内容はまだまだ小糸コミュの一部、です。それぞれのカードコミュやユニットコミュなど、小糸はまだまだ味のする子です。
ここまで読んでる人にそんな奴いないと思いますが、まだ小糸を詳しく知らない方がいたら、是非コミュを読んでみてね!
で、まぁ俺としては小糸のコミュの感想をガッツリかけていくらか気分がマシになりましたね。皆さんもシャニマス終活、もといシャニマス身辺整理をしてみてはどうでしょう。スッキリするかもしれませんよ!
別にどんな内容でも構いませんしね。ポジだろうがネガだろうが、呪詛だろうが分かり辛かろうが。大丈夫、シャニマスのユーザーは行間を読むことが得意だし、くもりガラスの向こうを見ようとする良い方々ばかりなので、読み辛くたって鳥糞呼ばわりせずきっと付き合ってくれます。え、できない?
皆さまもいろんな方にいっちょ噛みをなさる場合はしっかりと芯をお突きください。
芯をお突きになれない方に限って、そのご意見がお気に召さないないからといってトーンポリシングをされます。
トーンポリシングとかいう生産性皆無なことはしてもそれこそ排泄以上の価値がない可能性が高いです。
■さいごに
今回、さんざん小糸の魅力を俺目線で語りましたが、それはそれとして直近のシャニマスの動きはずっと嫌いです(後味最悪の発言)。
具体的には、
シャニソン(大コケ)→シャニアニ(内輪向けの結果大コケ)→ふゆミーム(意味不明)→小糸のVi限定サポ1枚目をすっ飛ばしてVo限定サポ2枚目リリース(馬鹿?)→小糸のガシャ産pSR未実装(なんで?)→コミュ無しワーキングスナップガシャ(また冬優子か、また樋口か、また浅倉か…)→LME
などなど。時系列がめちゃくちゃや。
シンプルにプロダクトの質が低下してるのと、加速するキャラ格差ですかね…。自分の好きなキャラがたまたま人気だった皆さん、うらやましい。そんな皆さんには運営の供給に見合ったお課金を期待したいところです。俺は福丸や郁田と、ギリでイルミネのためならまだ金を出す心の余裕があるが、そもそもの機会自体が少ないので。
ともあれ、普段の俺の発信内容から「コイツただのシャニマスアンチだろ」と思われるのがなんか癪だったので、「いや、シャニマスが好きなのと、シャニマス運営がクソをしてることに対してキレるのはまったく別だが?」と言いたいのもありきで、今回カケラほど残っていた俺の中のシャニマスへのポジティブを吐き出せてよかったと思う。ただもうストックしてたポジティブが切れたので、俺の中ではシャニ運営は完全に敵になりました。
生きる為に美しくもないものを美しいと騙し
それが生きる理由になるとしたらこの世界そのものが病理
何を信じる?誰か信じれるか? 俺は無理
俺もシャニを信じてた時があったな…。でも「信じる」って「理解しようとする」ことの真逆っすよね。皆さんも信心が行き過ぎて盲目にならないよう、くもりガラスやおはこんばんストロメリア、ユアマイを再読するなどして対策していって下さい。では。
■蛇足
さて、ここまで読んでくださった方はいくら察しの悪い方でもとっくにお気づきだろう。
このnoteで俺が ”NF Zessho” を一生ステマしているという事実に。
NF Zessho
ラップとビートメイクのみならず、ミキシングやマスタリングまで自ら手掛け、随所にこだわりの詰まったサウンドスケープを描き出すNFZesshoは福岡出身のアーティスト。2010年代初頭からフリーのミックステープなどを発表し、インディーでリリースした2作のアルバムを経て 2018年にAru-2や唾奇といったゲストを迎えて制作された『CURE』でシーンから注目される存在になった。自身の作品をコンスタントにリリースするかたわら、近年では自身が所属するコレクティブ「Oll Korrect」としての活動、さらにはRed Bullのサイファー企画「RASEN」への登場も話題となり、尽きることのないクリエイティビティを駆使して新たな作品を生み出し続けている。
いや別に福丸小糸をダシにして NF Zessho とか Hiphop を広めたいとかじゃないんすよ(俺の中でこのふたつは同格レベルの「好き」です)。でも福丸小糸って明確にHiphopと親和性があると思うんですよね。
福丸ってシャニ全体で見たときに、強弱で言えば弱い側、陰と陽で言えば陰側の人間だと明確に思っていて、そういう負の側面を抱えているキャラクター性だと、Hiphopのイズムをそこに投影しやすい。Hiphopは基本的に自分や社会に存在するリアルなマイナスをリリックにし、ビートに乗せて曲にするアートの一種なので、俺目線では福丸とHiphopは重なる瞬間が多い。
俺は(てか誰しも大なり小なりそうだと思うけど)ラップを聞くとき、アーティストの狙いとかメッセージはある程度意図的に無視して、自分の好きなように変形させて摂取してます。そのうえでシャニマスの節々で出てくるラインとかを、勝手に自分が今まで聞いてきたラップと重ねながらアガったりしてるんですけど、福丸のコミュではキャラのマイナスな部分が取り沙汰されがちなので、それが起きる回数が俺の中で段違いですね。
ちなみに一番回数が少なかったのは小宮果穂で、それ一辺倒じゃないにせよ光が強すぎてワロタ。それゆえに俺の興味の中心になったことがないです。良し悪しじゃなく完全に好みの問題ですが。
そもそも俺はシャニマスの楽曲全般にほんとに興味がない。シャニマスから欲しいメッセージはマジでコミュで事足りてる。試しに何曲か聴いたことはあるけど、コミュと比較してファンタジーの度合いが高く、俺の狭いキャパで許容できる程度を上回っていた。
結果「嘘くせぇ…」となり、シャニの楽曲とはそれまで。
こんなクソみたいなポップソングを聞きてえんだろうなみんな
イカレてる世の中じゃ枯れきったRose
でもクソみたいな曲書いて
嘘みたいなFlowすれば手に入るGold
別にクソみたいなポップソングとまでは思ってないっすけど、俺の舌に合わないだけっすけど。でもシャニじゃなくたって最近のヒットチャート全般、現実離れがすごくて俺にはついていけないです。逃げたって現実はずっと目の前にあるので。
ともあれ、なんかシャニマスの「実在性(笑)」というか、リアリティというか、コミュの納得性の高さみたいなものに惹かれている人には、メジャーに大きく露出していない方面のHiphopを1回でいいから通ってみてほしい。マジで刺さる人いそう(メジャーなHiphopを否定はしないけども)。
気になる人は下にNF Zesshoのおすすめをピックアップしておくのでチェックして欲しい。ちなみに、今ならまだギリギリで通ぶれます。
あとこの人のラップは音としての気持ち良さを重視している部分もあって、発声の感じからリリックを聞き逃すことも多いので、歌詞を見ながら聞くことを推奨する。マジで良いから。
とりあえずコレ
①Wonder Child(feat.唾奇)
俺的に小糸(と地味にノクチル)がめちゃくちゃ重なります。
②Toachbearer
俺は聞いてるとき、シーズが胸に浮かびます。
③Forgiveness feat. NF Zessho, JIVA Nel MONDO, KECHA
歌詞が神です。
地味に3バース目のKECHAってラッパーの歌詞がホントに効く。新薬。
ちょっとディープなやつ
Water flow
Darjeeling
対戦ありがとうございました。