現場ドイツ🇩🇪からワールドカップについてお届けします⚽️
こんにちは!
ドイツの田舎に孤立しているほっしーです!
日本、ドイツに勝ちましたね!!
今回はコレ!!!
”ドイツのワールドカップ事情について”
紹介せねば!!と思い、急遽記事を書きたいと思います。
1、ドイツ人にとってサッカーは、日本の野球みたいな国民的スポーツ
まずドイツ人にとってのサッカーとは、から知らないと今回の事件(?)は伝わらないと思うので、簡単に紹介します。
ドイツ人にとってのサッカーは、日本の野球みたいな国民的なスポーツといえるでしょう。
ビールを飲みながらテレビやスポーツバーとかで試合観戦して楽しむ人も多く、駅とかに試合の日にいると、大声で騒いだり歌ったりしながら練り歩いている人をよくみます。
何も知らずに電車に乗り合わせてしまうと、地獄でした。
ビール24本入りのボックス(こちらの人はケース買い)を電車にドーン!と置いて、おじさんたちはドンちゃん騒ぎ!!笑
サッカーのチームは日本のメジャーリーグ?みたいに大きな都市に”FCバイエルン”や、◯◯フランクフルト、◯◯ドルトムント、、のようなサッカーチームがあって試合をしていますが、
もっと小さな都市や、もとい村とかにまで、サッカーチームがあったりします。感じ的には日本でいう草野球チームみたいなノリです。
そしてそのあまり大きくない街のチームや2軍、3軍まである程度サッカー選手にはチームから報酬が支払われます。
香川選手、長谷部選手など日本からもたくさんサッカー選手がドイツでプレーしているのはご存知かと思いますが、全然日本ではサッカー選手じゃないような人まで、ドイツのチームからお金がもらえるからと実はたくさん日本からサッカー青年?たちが来ています!
2、前々回のワールドカップは優勝、前回は予選リーグ敗退。
そんなドイツのサッカー事情からワールドカップに目をむけると、前々回のワールドカップはドイツ、優勝したそうですね!(あまり知らない)
そして優勝候補として迎えた前回のワールドカップ、、
予選敗退でした!😂
そのときのドイツ国内での批評は、
「今回のドイツチームは、代表チームじゃなくて村のサッカーチームみたいなプレーだった!」
と言われていました。
本当に小さな小さな村にまでサッカーチームがあるというドイツ事情を知らないと分からない酷評ですよね。😂
3、そして迎えた今年のワールドカップ!!口を塞ぐ写真の謎。
そんな背景を抱えて、やってきました今年のワールドカップ!!
ちなみにわたしは全くサッカーに詳しくなくて、ワールドカップのことも当日まで全然知りませんでした!
しかも初戦が日本対ドイツ!!!
大して期待もせずにうちのドイツ人に「今日ワールドカップらしいね〜」と言うと、
なぞにカタールの、どんなに人権によくないか!みたいな話をするんですよね。彼はそんなにサッカーに興味ないから視点が変なのかな〜と思ってたのですが…。
そこでサムネの写真です。
次の日の新聞の一面にも載ってました。
日本との試合の後、ドイツではどういう風にみんな思ってるのかなと思って、Twitterとかをたくさんみていたら、この写真がたくさんありました。
こちら、Twitterでたくさん見かけた写真たちです。
どうやら。。
カタールでは同性愛とかLGTBについての人権が認められておらず、
それに抗議してこの虹色のワッペンをつけて試合に出たいとドイツチームは考えていたようなのですが、それを禁止されたと。
「ワッペンを禁止するってことは、わたしたちの口をふさぐということだ、、!」
ということで試合前のこの口をふさいだ写真につながったようなのですが、
写真からも見てわかるように。
”日本はサッカーのことを考えていたけど、ドイツはレインボーのことを考えていた”
とか、
"選手にサッカー以外のことで問題を与えすぎだ”
とか、
この活動のことを”1 love”というらしいんですが、
関係者の女の人がこっそり上着の中にこの腕章をしのばせて、試合中に上着を脱いで見てたらしいんですよね。
でその腕の1をドイツの点数にして、隣に−2🇯🇵って書いたり。
とか。。
言わんとすることは分かりますよね。
ジャーマンジョークが効いてますよね〜〜
4、”優等生”なドイツ人。 頑固。 的がずれている。
ドイツに住んでてドイツ人と日常を送っていると、↑こういう気持ちになることが多いので、今回のサッカーの試合はわたしも思うところがたくさんあります。。
まずね、”優等生”なんですよね。
たしかにね、LGTBの人の人権がないのはよくないことかもしれない。
でも…。。
と思うことはたくさんありますよね。割愛しますけど。
そして頑固。ゆずらない。
さらにそれが、「そこ?!!!」ていうような、日本人の感覚からしたら的外れなことだったり大いにするわけですよ。
例えばうちのオーマ(義理母)とか。
「家電をネットで買うと段ボールのゴミが増えるから、お店で買う方がいい!!」って言うのですが、
家電量販店で買っても、段ボールに入ってるよ?!!
段ボールに入ってない商品も、元はメーカーから販売してる時点で箱で出荷してるからね?!!
と、思うわけです。
あとはドイツの”ファンド制度”。
ペットボトルや瓶にはファンドがついていて、
買うときにデポジットをいくらか払って、買ったお店に返すとそのファンドが戻ってくる、というシステム。
オーマはミルクをパックで買うとゴミになるけど、瓶だとまた使えるから。っていっていつも瓶のミルクを買うのね。
とはいってもパックのミルクの箱もリサイクルゴミだし、瓶を回収してまた再利用するのもエネルギー使うから、本当にエコなのかはドイツの中でも意見が割れているそう。
この件は前にも他のことで”おお?!”と思うことがあったのだけれど、
うちの一歳時が日本で野菜ジュースが大好きになって、持って帰ってきたパックの野菜ジュースを鬼飲みしてるのを見て、
「ドイツにもおいしい野菜の入ったジュースあるよー」って与えてくれるかな?と思ってたら、オーマのコメントは、
「それならグラスのリンコジュースの方がゴミにならなくていいじゃない」
だった。
いやほんと想像のななめ上からやってくるぜ。。思いもしない。
5、日本に負けた怒りでテレビを壊したらモニターに虹色が!!
おまけですが、Twitterで見つけて一番おもしろかったのが、
日本に負けて怒りでテレビを壊してしまったというポスト。
コメントを見たら、
「あなたが壊したモニターには虹色が見える。それはドイツチームの選手がほしかったものだ」
とか色々書いてあって、ジャーマンジョークが過ぎてて笑ってしまいました。
まとめ
そんな感じで、今回の日本勝利のワールドカップの日独の試合は、個人的にちょっと違うおもしろさがありました。
次の試合でもレインボー推し続けるんですかね…。
それでスペインにもし負けたら、、。次の展開が気になって眠れない…。。
チームの人だって、本気でレインボー推しであれやってる人わけじゃないと思うし、もしレインボー推してたとしても国内の批評があるからそう思うわけですよね。
だってカタールが人権どうしようもない国家なのは事実として、日本では全然そういう報道はされてないようなので、誰もそんなこと思ってないみたいだし。
個人的には、もっと人権にヤバいことしてる国はあるし、その国とは仲良くしてるでしょ!ドイツ人!!
…とか思うんですけど、彼らには関係ないんだろうな。↑のような感じだし。
というわけで、今後もこのワールドカップをドイツ国内目線から追っていきたいと思います!